概要
三八式騎銃は大日本帝国で開発されたボルトアクションライフル。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 改修前⇒改修後 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 19.6⇒22.5 | 15.3⇒17.6 | 12.3⇒14.2 | 9.8⇒11.3 | 7.8⇒9.0 | 1.8⇒2.0 | 0.8⇒0.9 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒** | 0.1⇒** |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 6.50 |
---|---|
打撃力*1 | 19.6⇒22.5 |
銃口初速(m/秒) | 735 ⇒ 735 |
発射速度(発/分) | 54 ⇒ 62 |
リロード時間 (秒) | 3.0 ⇒3.0 |
垂直反動 | 46⇒46 |
水平反動 | 31⇒31 |
供給システム*2 | 5発弾倉 |
重量(kg) | 4.0kg |
弾倉質量(g) | 21.8g |
射撃方法 | マニュアル |
解説
特徴
6.5㎜弾を使用する小銃であり、日本軍初期装備である。
また、ソ連の課金工兵分隊の所持しているライフルでもあり、これは最初から最大改造済みである。
火力
カービンなので他のボルトアクションライフルの中では威力は低め。ただ100m以内なら胴撃ち一撃で即死させれる。連射能力は比較的高い。
只、連射性が高いとは言ってもガーランドなどには負けるため障害物をうまく利用しながら立ち回らなければ痛い目を見る事には注意だ。
適正距離
一応100mまでなら瀕死にすることができるがそれ以上になるとヘッドショットを狙う必要がある。
1~100m
近距離ならどこに当たっても即死、100mでも大体の敵は一撃で黙らせる事が出来る。
ただし、いくら精度もよく反動も少ないからと言ってもスコープも無しで遠距離を抜くのは無理があるし、撃ちまくって弾切れをするくらいなら大人しくスコープを付けた狙撃銃に切り替えた方が良い。
命中精度
集弾性は普通だがADS時の視界があまりよくない。
特にKarなどに慣れているプレイヤーにとっては凹凸が少なく非常に見づらく感じるだろう。(もっとも慣れでカバーは出来る)
総論
日本軍の初期装備であるが、やはり性能は残念な部類に入る。なにより三八式小銃はこれの上位互換の為、基本的に三八式小銃を優先して交換するべきだろう。
史実
三八式歩兵銃は、1905年(明治38年)に日本陸軍で採用されたボルトアクション方式小銃である。三十年式歩兵銃を改良して開発された。
ロシアにおける日本製小銃(アリサカ)に関して
WW1に際してロシア帝国は大量の兵器輸入を行っており、日本も三井物産と国策兵器輸出企業である泰平組合を介して火砲や小銃、火薬類及びその原材料を輸出した。特に開戦初年度は戦線後退によって多数の小銃を喪失したことと、日本以外の国が輸出に応じなかったため特に小銃が輸出された。具体的には三井物産からは当初メキシコに輸出予定だったメキシカン・アリサカ(7×57mm弾を使用する三八式小銃)が計35,400丁(弾薬25,000,000発を同梱)、太平組合からは三十年式小銃300,000丁である。当初ロシアに輸出されたのは旧式の三十年式だったが、1916年以降イギリス海軍の保有していた128,000丁の三八式の大半がロシアに供与されており、初年度の代金を使って生産設備を拡張し緊急増産した三八式歩兵銃/騎銃も輸出された。
革命によってシベリアに政権が移転するまでに約820,000丁が調達され、ロシアの軍事評論家の中には当時のロシア軍兵士の10人に1人が日本のライフルで武装していたと評価するものもいる。基本的に配備は前線を避けてバルト三国やフィンランドを中心に行われ、戦後もソビエト連邦やフィンランド、エストニアなどにそのまま継続して配備された。
ソビエト連邦においては1924年に使用弾薬の一本化が決定されたため1930年代の初めまでに運用を終え倉庫に保管されたものと考えられる。その後は中国などへの支援に回されたらしく、国民政府には1926年には上海の軍学校に4000丁の三八大蓋(三八式歩兵銃)が送り付けられたという記録が残っている。八路軍や後に北朝鮮を作ることになる中国東北部の共産パルチザン達にも相応の数が供与されていたことだろう。
小ネタ
関連
史実解説欄ではロシアにおけるアリサカに注目したがほかにも世界史上の様々な事件でアリサカは活躍しており、たとえばWW1中のトルコにおけるアラブ人反乱(いわゆるアラビアのロレンス)でも反乱軍に対する支援物資としてライフルパターン1900(三十年式小銃)が送られた事をT.E.ロレンスが自伝・Seven Pillars of Wisdomにて示唆している。
出典/参考文献
インターネット上より
露国政府ヘ兵器譲与ニ関スル約款ノ件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%85%AB%E5%BC%8F%E6%AD%A9%E5%85%B5%E9%8A%83#%E4%B8%89%E5%85%AB%E5%BC%8F%E9%A8%8E%E9%8A%83
https://en.topwar.ru/68226-arisaka-russkogo-soldata.html
https://hamada.u-shimane.ac.jp/research/organization/near/41kenkyu/kenkyu21.data/21-02_baryshev.pdf
書籍
Kangzhan: Guide to Chinese Ground Forces 1937–45 by Leland Ness, Bin Shih