概要
八九式重擲弾筒は、1920年代から30年代初期にかけて開発・採用された大日本帝国陸軍の小隊用軽迫撃砲・擲弾発射器。
手榴弾又は専用の榴弾を使用し、連合軍からは『ニーモーター』の名で知られる擲弾筒。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | △△ |
BR | △△ |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 50mm |
---|---|
銃口初速(距離/秒) | △△ ⇒ △△ |
発射速度(発射数/分) | △△ ⇒ △△ |
垂直反動 | △△ ⇒ △△ |
水平反動 | △△ ⇒ △△ |
供給システム*1 | 1発 |
重量(kg) | △△ |
射撃方法 | マニュアル |
解説
特徴
日本軍の軽迫撃砲。使い方が独特であるものの、榴弾と発煙弾を遠距離まで飛ばせるため、慣れれば敵歩兵の殲滅から味方の援護まで幅広く活用できる武器である。
【火力】
榴弾は当たれば基本的にワンパンできると思ってよい。至近弾でも周辺の分隊員ごと壊滅させることも珍しくない。ただし爆発から距離が離れるとダメージが減少するため、カスった程度では倒しきれない事もある。
発煙弾も大したダメージでは無いが一応当たり判定があるため、キルが取れることもある。
弾は少なく、両方とも10発ずつ程度である。
一応弾薬箱から補給できるが、箱をまるまる1つ使用するため注意が必要である。
【適正距離】
50mから250m程度まで飛ばせる。
弾道は放物線を描いて飛ぶが、遠距離では弾着まで時間がかかるため、正確に狙う時はそれなりに偏差が必要となる。
【命中精度】
恐らく2インチ迫撃砲と並んで迫撃砲系統の中では最も悪い。
演習で試してみたところ、連射速度に限らず着弾誤差はランダムで、特に約20パーセントの確率ですっぽ抜けたような弾道を描く。
射距離50mでも酷い場合は中心から半径約30mの着弾誤差が生まれ、とても精密な射撃ができるようなものではない。
よって銃座や対戦車砲などを狙撃するようなものではなく、逆に低い精度を利用して拠点などを攻撃すれば広い範囲を攻撃できる。
【総論】
これまでの銃とは少々異なる武器であり、戸惑うかもしれないが
、上手く活用すれば通信兵分隊よりも高頻度で爆発の嵐を巻き起こし味方を勝利に導ける武器である。
武器の特性上、倉庫内などの屋内ではあまり役に立たないが、開けたマップではその真価を発揮することだろう。
迫撃砲は慣れれば当たる為十分に練習してほしい。
史実
八九式重擲弾筒は、1920年代から30年代初期にかけて開発・採用された大日本帝国陸軍の小隊用軽迫撃砲・擲弾発射器。
小ネタ
このゲームでは迫撃砲に分類されるこの八九式重擲弾筒だが、実物は”引き金を使って撃ち出す”という迫撃砲とは違った作動方式を持っていた。そのため、「装填されていると知らずにもう一発装填してしまい・・・」という二重装填事故も発生することになった。が、その気になれば水平撃ちをすることも可能であったとされ、初期のグレネードランチャーにも思える。更に当時他国で運用されていた50~60mmクラスの迫撃砲と遜色ない性能を示しつつ、より軽量で、1人で運用可能という利点を持っていた。このゲームでそれらの利点は特に活かせないが、自動火器が不足するという不利をひっくり返すことはできる・・・はずだ。
・膝撃ち迫撃砲?
この八九式、実は米軍では”ニー・モーター”と名付けられていた。なんとこの武器、榴弾での攻撃以外でも敵に損害を与えたことがある。これを鹵獲した米兵が、89式の土台の部分が丸みを帯びていることから「膝に乗せて撃つのでは?」と考えてしまったことが原因である。(これの影響か、稀にこの兵器が登場する抗日ドラマでも膝で撃つ描写があったりする)当然これは地面に据えつけて撃つ物なので膝に乗せて撃った者は膝を壊してしまった。
ーー加筆求むーー