概要
航空機銃として開発されたMG-15を地上用に転用したものである。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 5 |
BR | V |
モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード | 太平洋戦争 |
- | - | 〇 | - | - | - |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 300 | 400 | 600 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 12⇒13.2 | 10.8⇒11.9 | 9.6⇒10.6 | 8.4⇒9.2 | 3.6⇒4.0 | 1.2⇒1.3 | 0.1⇒0.1 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒** | 0.1⇒** |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.92 |
---|---|
打撃力*1 | 12 ⇒ 13.2 |
銃口初速(m/秒) | 750 ⇒ △△ |
発射速度(発/分) | 1200 ⇒ 1320 |
リロード時間 (秒) | 6.7 ⇒ 5.7 |
垂直反動 | 23 ⇒ 23 |
水平反動 | 15 ⇒ 15 |
供給システム*2 | 75発弾倉 |
重量(kg) | 13.0 |
弾倉質量(g) | 26.2 |
射撃方法 | オート |
銃剣 | - |
解説
特徴
航空機関銃を転用したため、発射速度が過剰なまでに早い。
【火力】
その瞬間火力は絶大である。
いざ殴り合いが始まれば本銃に撃ち勝てる銃は無い。上手くはまれば敵一分隊を瞬殺することさえできよう。
(ただし、本銃はADS速度やリロード速度といった取り回しが劣悪でありスキだらけである。実戦では殴り合いが始まるまえに倒されていることが多いだろう。)
また、弾の消費量は甚大であり継戦力は低い。大型弾薬ポーチや補給箱をフル活用せねばまともな運用は難しい。
【適正距離】
中距離前後
リロード時間が未改造では6.7秒、改造時でも5.7秒と長く、覗き込みにかかる時間もMG-34,MG-42と比較して長くなっている。MG-34のような感覚で扱っていると相手の反撃を食らいやすい。
しかし発射速度が高すぎるため、依託射撃をしても遠距離は難しい。
敵とつかず離れずの距離感を保ち立ち回るのが良いだろう。
【命中精度】
水平方向の反動(ブレ)がMG-42よりも小さい15なのは良いのだが、発射速度の高さのためにそれを感じさせないレベルで照準が左右にブレる。
特に垂直反動は25と高くなっており制御が困難なので、なるべく障害物を利用したり伏せたりして依託射撃を心がけよう。
対空サイトを採用しており、サイトの視認性は良い。
ただ対空サイトを採用している銃は少ないので当初は困惑するかもしれない。
【総論】
BR5に相応しく高性能...とは素直にいえない銃である。
その瞬間火力の高さは紛うことなき本物であるが、対人用途に限ってみればオーバースペックであり持て余し気味。むしろ取り回しの悪さの方が気になるだろう。
残念ながら、実戦の使い勝手では前任のPT-34マガジン付きMG-34?に劣るフシさえ見受けられる。
なお、その出自から本銃は対空射撃に適正がある。対人では持て余し気味の瞬間火力も対空なら存分に発揮できる。
油断している敵パイロットがいれば仕掛けてみると良いだろう。
史実
MG 15 機関銃(MG 15 きかんじゅう、ドイツ語: )は、1930年代初頭に航空機の自衛用旋回式として開発された航空機関銃である。
第二次世界大戦の初期には旧式化・威力不足になっており、1941年までに多くが新型機関銃に更新され、余剰となった物は地上部隊に転用された。同系列の固定式機関銃としてMG 17があった。
小ネタ
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