概要
PPSh-41はソビエト連邦で開発された短機関銃。
使用可能キャンペーン
モスクワの戦い | ノルマンディー侵攻 | ベルリンの戦い | チュニジアの戦い | スターリングラード |
〇 | - | 〇 | - | 〇 |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | 5.5⇒6.6 | 2.8⇒3.3 | 2.6⇒3.1 | 2.4⇒2.9 | 2.3⇒2.8 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 300 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.62 |
---|---|
打撃力 | 5.5 ⇒ 6.6 |
銃口初速(距離/秒) | 450 ⇒ 450 |
発射速度(発射数/分) | 1000 ⇒ 1150 |
リロード時間 (秒) | 3.8 ⇒ 3.4 |
垂直反動 | 22 ⇒ 20 |
水平反動 | 10 ⇒ 9 |
供給システム*1 | 71発弾倉 |
重量(kg) | 5.3 |
弾倉質量(g) | 10.0 |
射撃方法 | セミオート/オート |
解説
特徴
ソ連軍で使用可能となるサブマシンガン。
連射速度、弾数、反動を加味するとゲーム内でも最強格のサブマシンガンと言える一品。
【火力】
他のソ連SMG同様、単発の打撃力は素で5.5とドイツなどと比べて控えめ。しかし分間1000発近い連射速度は打撃力を補って余りある火力を提供してくれる。
これに71発ドラムマガジンが組み合わさることで継戦能力も非常に高く、拠点制圧などで乱射してもリロードに入りにくいのが嬉しいポイント。ただし予備マガジンを通常一つしか保持できないため、セカンド武器スロットで弾倉を共有していない武器を持っていくか、弾薬ポーチを持ち運ぶようにすることをオススメする。
【適正距離】
打撃力の低さや距離減衰、高い連射速度の代償である連射時の反動を加味すると他のSMG同様に至近距離での運用が適切である。
上手くリコイル制御しながらバースト射撃すれば、時間はかかるが多少離れた敵にも有効ではある。
【命中精度】
単発の反動は少ないが連射速度のせいで撃ち続けると照準がどんどんぶれてしまう。
反動を考えずとも距離が離れると銃弾がばらける仕様になっているため、距離が離れるほど精度は期待できなくなる。
【総論】
高い連射速度と継戦能力により、近距離戦闘では無類の強さを誇る。
特に敵である枢軸側にこれに匹敵するSMGは無いと言っても過言ではないだろう。ドイツ兵がMG担いで乱射してきた?それは運が悪かったということで。
ソ連軍最上位SMGなので、チケットを使った装備更新の価値はあると言える。
史実
概要
ソ連の銃器設計技師ゲオルギー・シュパーギンがPPDをもとに徹底的な簡略化を行った短機関銃。
ソ連軍は冬戦争での戦訓から短機関銃の重要性を認識したが、1941年のバルバロッサ作戦によってレニングラードは孤立し、同都市に存在していたPPD-40生産ラインからのソ連本軍に対する短機関銃の供給は停止してしまった。またそもそもPPD短機関銃は削り出し加工による部品が多く量産性が悪かったため、今まで短機関銃を生産したことのない工場でもすぐに生産でき戦局を覆せる新型短機関銃が求められると考えたシュパーギンにより本銃が開発・軍に採用されることとなった。
特徴
セミ/フルの切り替え機能や銃身のクロムメッキなどはPPDから維持されているが、レシーバーを中心に各部の形状が単純化されプレス加工による構造となり量産性が向上。また放熱筒の先端が斜めになり跳ね上がりを抑えるマズルブレーキとして作用する設計となっている。また後期の生産からはドラムマガジンとの適合が省略され箱型マガジン専用となった。
その後
コブロフ銃器工場やトゥーラ造兵廠といったバルバロッサ作戦の被害を逃れた大規模銃器工場はもちろん、自動車の修理工場やブリキ工房のような中小の工場でも生産することができた本銃は終戦までに500万丁が生産され、分隊員すべてが本銃を装備する編成も存在したほど広範に配備された。レニングラード解放後アレクセイ・ズダエフのPPS-43*2がPPSh-41に代わり正式な短機関銃となったが、すでに多数が配備されていたため1950年代にAK-47に代替されるまで運用され続けた。