概要
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 5 |
BR | V |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||
---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 150 | 200 | 300 |
打撃力 | 5.5⇒6.6 | 2.8⇒3.3 | 2.6⇒3.1 | 2.4⇒2.9 | 2.3⇒2.8 |
貫徹力 (改修前⇒改修後) | ||
---|---|---|
距離(m) | 10 | 1500 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.62 |
---|---|
打撃力*1 | 5.5⇒6.6 |
銃口初速(m/s) | 450⇒450 |
発射速度(発/分) | 900⇒1040 |
リロード時間 (秒) | 3.8⇒3.4 |
垂直反動 | 22⇒20 |
水平反動 | 12⇒11 |
供給システム*2 | 71発マガジン |
重量(kg) | 4.0 |
スプリント係数(%) | 100 |
カートリッジの質量(g) | 10.0 |
射撃方法 | オート,セミオート |
銃剣 | - |
解説
特徴
突撃兵、衛生兵、戦車兵、パイロットが使用できる短機関銃。
PPD-34の改良型でありPPD-40ではリロード速度などが改善されている。
【火力】
ドラムマガジンの使用により1マガジンが71発となったことでボックスマガジンを使用する短機関銃よりも長時間弾幕を張ることができるようになった。それによって拠点の制圧/防衛、といった近距離戦は勿論のこと遠距離戦においても地面や遮蔽物にマウント武器した疑似機関銃としての役割を果たす事もし易くなっている。
しかし携帯できるマガジン数が1つ(合計2マガジン142発)しかないため今までのボックスマガジンの使用感覚でこまめにリロードしたりすると中途半端に弾が残ったマガジンを使い回すことになり、早い連射速度も相まっていざという時に弾切れを起こすことがあるため、常に残弾数を意識したり工兵による弾薬箱の設置や、弾薬ポーチや補助武器スロットに同じマガジンを使用していない武器を装備したりして対策をしておいた方が戦い易いだろう。
【適正距離】
10mで6.6、150mで3.1ダメージと距離減衰が激しいためなるべく近距離で使用することが望ましい。
【命中精度】
近距離であれば腰だめであっても高い命中率を誇る(主に弾幕によるもの)。
しかし中距離、遠距離では高い発射速度からくる反動がかなり酷く、タップ撃ちやセミオートに切り替えるか姿勢を変更したりするといったような反動を制御する対策が必要である。
【総論】
戦場においても高い発射速度と71発のドラムマガジンによる近距離での弾幕を形成した地点制圧・防衛に秀でた武器といえる。
しかし携帯できる弾薬の少なさや、取り回しの悪さ、高い反動、若干劣る連射速度など枢軸軍の短機関銃と比較して近距離戦が少し苦手な面もあるので、部屋に突撃する際にはクリアリングを心掛けたり、拠点を襲撃する時は味方を待ったりするなど、少し慎重な立ち回りをした方が戦場では輝けるだろう。
史実
概要
当時赤軍に正式配備された代表的な短機関銃としてPPD-34が挙げられる。PPD-34はドイツのMP 18を参考に開発が進められ、1935年に登場した短機関銃である。 後に起こった冬戦争でフィンランド軍が使用していたスオミM1931のドラム式弾倉が注目され、PPD-34にこれを使用出来るよう改良し、内部構造を簡略化させたPPD-38が1938年に開発された。しかし箱形弾倉用に開発されていたPPD-34に無理やりドラム式弾倉を装着させた為、給弾時には不具合が続出したとされる…この説明は不正確である可能性がある。PPDには正式採用前の初期生産からドラムマガジンが用意されておりPPD-34採用時に25発箱型マガジンが追加され、PPD-34/38採用時に再びドラムマガジンが標準に復帰したという経緯であるうえ冬戦争は39年開戦である。PPD-34/38以前のドラム型弾倉はMP 18のスネイルマガジンほど極端でないにしろ円形から長方形に形状が変化するため弾薬の流れが直角になる箇所があり、必要なバネの力が大きくなってしまうのが給弾不良の原因。強力すぎるバネのせいで装填中に指を切断する事故も多かったという。
PPD-34に比べ内部構造を簡略化させたとはいえ、それでも大量生産には不向きな構造であり、さらに生産コストも高かった。このためソ連軍はさらに安価で大量生産に向く短機関銃の開発を進め、1940年にPPD-40が開発された。
設計
設計はPPD-38に引き続きソ連の銃器設計家であるデグチャレフが担当し、外見はPPD-38と比べてあまり変化は無い。主な特徴としてPPD-38で発生したドラム式弾倉の給弾不良が改善され、ドラム式弾倉専用に変更されたほか、銃身の内部にメンテナンス性と銃身の耐久率向上の目的からクロムメッキが施されている。
その後
ただし上記に記した通りドラム式弾倉の給弾不良を修正した結果、内部の構造はPPD-38に比べて余計に複雑化し、当初軍部が目指していた「構造簡略化」という目標からは完全に逸脱した設計となり、大量生産には不向きな構造となった。ただしソ連軍ではその後もPPD-40を使用し続け、後にソ連軍の代表的な短機関銃となるPPSh-41が登場すると、PPD-40は段階的に廃止され、その後生産されることは無かったとされる。
小ネタ
豆知識
最終強化状態のPPD40の連射速度は940-1040/mとドイツ軍のMG機関銃の発射速度を超えるため近距離戦では取り回し、リロード速度、発射速度等多くの部分においてあちら側を凌駕する。
7/16現在敵の武器を鹵獲すると銃に残っている弾薬+1~2マガジンを拾うため、本銃を一発も撃ってない状態で鹵獲すると残弾数71/71という状態で拾われる。
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