概要
MKb 42(H)はドイツ・ヘーネル社のヒューゴ・シュマイザーが開発したアサルトライフル。のちのStg-44であり1942年後半ZF-41スコープを装備して試験的に東部戦線に投入された。
BR・Tier
項目 | 数値 |
---|---|
Tier | 5 |
BR | V |
モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード |
〇 | - | - | - | 〇 |
距離毎ダメージ減衰率
距離によるダメージ減衰 (改修前⇒改修後) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 | 300 | 400 | 1000 | 1500 |
打撃力 | 8.0⇒9.6 | 6.2⇒7.5 | 5.0⇒6.0 | 4.0⇒4.8 | 3.2⇒3.8 | 0.7⇒0.9 | 0.3⇒0.4 |
貫徹力(mm) | 1.0⇒1.0 | 0.1⇒0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 7.92 |
---|---|
打撃力*1 | 8.0 ⇒ 9.6 |
銃口初速(m/秒) | 680 ⇒ 680 |
発射速度(発/分) | 650 ⇒ 710 |
リロード時間 (秒) | 2.4 ⇒ 2.4 |
垂直反動 | 45 ⇒ 38 |
水平反動 | 11 ⇒ 10 |
供給システム*2 | 30発弾倉 |
重量(kg) | 4.5 |
弾倉質量(g) | 16.8 |
射撃方法 | セミオート/オート |
銃剣 | - |
解説
特徴
安定したレートと高火力で、MP40よりレートは劣るが火力においては勝っているため中距離ではかなり強い。
【火力】
特徴の通りである。
【適正距離】
中距離から遠距離をこなせる。フルオートとセミオートの切り替えができるので、遠距離ではセミオート、中距離ではフルオートを推奨する。
【命中精度】
悪くないが、反動が大きいため慣れる必要がある。
他のMkb42と違い、スコープが付いている為反動が強く感じてしまう。
垂直軽減パークを付けた兵士を育てよう。
【総論】
MP40の上位互換的な武器で、遠中距離で真価を発揮する。
スコープが付いている為、遠距離の兵士にも対抗することが出来る。
遠距離を狙うならセミオート切り替えか、タップ撃ちを心がけよう。
史実
概要
MKb 42(H)はStg-44開発初期段階の生産品である。以降の生産品と異なり着剣装置が省略されておらず銃剣を取り付けることができる*3のが特徴。
19世紀以前の戦場では織田信長の長篠の戦いに代表されるように横隊を組んでの一斉射が基本の用兵であり、射程の長さは最も重視される性能であった。そのため19世紀末(一部20世紀初頭)に登場したライフルはどれも非常に長い射程を持つよう設計され、20世紀に入ってもそれらは配備が続けられた。ところが実際に20世紀の戦場─第一次世界大戦を経験した各国は長射程がこれからの戦場では不要であることに気づいた。19世紀末に各国が開発した開発したライフルはどれも高い連射性能と命中精度を誇っており横隊は的でしかなく、19世紀末に想定されていたような遠距離戦など発生しなかったのである。そのため、戦間期の各国では中~近距離での戦闘で有利に立てるよう従来の小銃を切り詰めたり、自動小銃の開発が試みられることになった。
開発経緯
ドイツではそうした流れの中1930年代に陸軍兵器局(HWA)にて従来のライフル弾よりも近距離での交戦を想定した中間弾薬とそれを使用する自動銃(マシーネンカラビナ、MKb)の研究を行った。しかし、研究の結果生まれた7.75×39mm弾は既存の生産ラインを流用できずコストが非常に高くなるという問題があった。そこで1942年に既存の弾薬と同一口径でより短い弾頭と薬莢を持つ「短小弾」である7.92×33mm弾が開発され、ヘーネル社とワルサー社にこれを使用する銃の設計要求が出された。その内、ヘーネル社が提出したのがこのMKb 42(H)なのである。
設計
短機関銃の開発を行っていたヒューゴ・シュマイザーの開発らしく全体的なデザインは従来の小銃よりも短機関銃に近い。銃身上部に設けられたガスピストンによって動作し、オープンボルトから撃発する構造となっている。
小ネタ
ーー加筆求むーー