概要
浜田式自動拳銃(はまだしきじどうけんじゅう)は、太平洋戦争中に日本で開発された自動拳銃。
本銃の発明者、濱田文治が昭和16年11月に本銃に置ける6つの新機構の特許を出願したためハマダ式拳銃と言われる。
本銃は将校向けの市販拳銃としてだけではなく、日本軍最後の制式拳銃としても知られる。
使用可能キャンペーン
モスクワ | ノルマンディー | ベルリン | チュニジア | スターリングラード | 太平洋戦争 |
- | - | - | - | - | ◯ |
距離毎ダメージ減衰率
項目 | 改修前⇒改修後 | ||
---|---|---|---|
距離(m) | 10 | 100 | 200 |
打撃力 | 5.3 | 2.7 | 1.9 |
距離(m) | 300 | 1500 | |
貫徹力(mm) | 1.0 | 0.1 |
性能
項目 | 初期値⇒最大値 |
口径(mm) | 8.00 |
---|---|
打撃力*1 | 5.3 |
銃口初速(m/秒) | 310 |
発射速度(発/分) | 360 |
リロード時間 (秒) | 2.7 |
垂直反動 | 31 |
水平反動 | 13 |
供給システム*2 | 6発弾倉 |
重量(kg) | 800.0 |
弾倉質量(g) | 11.2 |
射撃方法 | セミオート |
銃剣 | - |
解説
特徴
8㎜弾を使用する拳銃で、将校向けの市販拳銃として知られる。
8㎜弾を使用する代わりに装弾数が6発に減少している。
【火力】
威力は94式とさほど差はないが、本銃の方が低反動である。
【適正距離】
15m程度が適正である。
【命中精度】
拳銃としては並。至近距離で撃つ分には困らないだろう。
【総論】
あくまでメイン武器が弾切れした時の護身用、室内戦用で使うと良いだろう。
史実
1942年(昭和17年)から進められた拳銃弾の統合計画(南部式自動拳銃や九四式拳銃で使用されている8mm南部拳銃弾に統合する計画であった)に合わせて.32口径の一式拳銃から8mm口径に改良された浜田式自動拳銃が二式拳銃である。軍の肝いりで始まった計画のため制式拳銃であった浜田式拳銃に対しては陸軍第一技研小型銃器担当官であった谷戸賢二少佐が改良の指導にあたったと言われている。グリップからトリガー周辺にかけてのレイアウトは一式拳銃と似通っているが、全体的な外観は大きく変更されており、コルトM1903やブローニング・ハイパワーを彷彿とさせる、銃口側に重量をかけるデザインとなった。これは8mm南部弾の威力に合わせた改良で、銃口の跳ね上がりは抑えられたと思われる。また遊底も大型化された。1943年昭和18年に完成した二式拳銃は開発中の秘匿名を「ハケ式」と呼んだ(ハは浜田式、ケは拳銃)が戦局は悪化しており、製造数はごくわずかであると言われている。一説には1500丁ほどの生産があったという説もあるが戦災あるいは武装解除の折に失われたのか、現存しているものは製造番号が二桁台にとどまっており、ブルーイングなどの表面処理もなされておらず)、幻の拳銃とされる。複座による自動式で、ストライカー式による撃発を採用している。昭和18年10月12日、仮制式を飛ばし、いきなり陸軍制式として採用された。
小ネタ
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