FF16
ザンブレク皇国の暗殺部隊隊長。
ベアラー兵士であり、青年期開始時点でのクライヴの上官。
CV:山路和弘
- シルヴェストルとは兼役。
名前はクライヴのワイバーンと同様に偽名で本名は不明。
アクティブタイムロアによると貴族の落とし胤であると噂されているらしい。
ドミナント暗殺のため部隊を率いてニサ峡谷に送り込まれる。
クライヴともそこまで仲は悪くなかったようだが、クライヴが鉄王国のドミナントであるジル・ワーリックを殺すことを拒否したため、激怒。
代わりにジルを殺そうとしたためクライヴに返り討ちに遭い死亡した。
- 戦闘中はクライヴに散々罵倒されている。
仕方なかったとはいえ、彼も生きるために必死だっただけに少し可哀想な印象を受けてしまう。 - 作中に出てくる、隠れ家に関係ないベアラーの中ではダントツで生存意欲が高い。
これが他国ならば武勲や功績による特別措置があるのかと思えるが、彼の所属は商人がドン引きするベアラー粛正国のザンブレク皇国である。
腕の立つクライヴに目を掛けてた辺りいずれは離反する算段があったのかもしれないが、後々の世界情勢を見るにあの時2人と逃げるのが最後のチャンスだっただろう
ただ、クライヴがティアマットを殺害した件は(客観的に見れば)クライヴや本作に疑問を抱かせる部分の一つでもある。
元々、クライヴはザンブレクに忠誠を誓っておらず、ティアマット殺害に関してはジルを守るためにやった事でありクライヴがティアマットを殺害した件は同情の余地はある。
しかし、ティアマットの件は少し後のクライヴとシドとの会話の後には一切描写される事はなくクライヴがティアマットを殺害した事に何を思っているかの描写は一切描かれない。
理由はどうあれクライヴのやった事は命令違反の上に裏切り行為である。ティアマットがジルを殺そうとしたのもジルの暗殺に失敗すれば処刑される身であり自身が生き残るためにやった事であり決して「悪役(敵役)だから死んで当然」「ジルを殺そうとしたから殺されて当然」「自業自得だから死んで当然」とは言えない。そもそもクライヴがジルを助けたのはジルだと気づいたからでありジルだと気づく前は殺そうとしていた。
にもかかわらずクライヴとの戦いの中で上記のように散々罵倒される事やその殺され方などから本作からはただの悪役(敵役)として殺されるような扱いをされている。
クライヴがティアマット殺害に関して罪悪感を感じたり向き合ったりする描写は一切無い上にクライヴとシドとの会話の後は一切ティアマットの話は出てこない。悪く言えば本作はティアマットやその死を序盤で殺されるだけ程度の事として扱ったのである。
ティアマットが可哀想なのは理不尽に殺されただけでなく本作に命を軽んじられて扱われた事である。
戦闘中は剣で攻めつつ、「ルイン」で牽制しつつ、「魔法剣ルイン」を狙う。
ジルからの連戦であるため、回復のペースには注意。