設定/【ベアラー】

Last-modified: 2023-12-11 (月) 20:31:06

FF16

クリスタルなしで魔法が使える特殊な人間。
ヴァリスゼアにおける奴隷階級であり、条約でその扱いが決まっている。
なぜこのような人間が生まれるかは不明であり、普通の人間が突然ベアラーになったりもするし、普通の人間の両親からベアラーが生まれてくる事もあれば逆もありえる。

  • クライヴはフェニックスから力を分けられたため魔法の使える存在であり、正確にはベアラーではないのだが、ザンブレクからすれば大して変わりないためかベアラー扱いされていた。

魔法は肉体に負担をかけているようで使いすぎると体が石になっていく石化現象を発症する。
石化には激痛を伴い、最後には完全に石となり粉々となり遺体も残らない。
顕現できないことを除けばほぼドミナントと同様の存在である。


ベアラーはベアラーと判明した時に左頬に二本矢のような刻印を刻まれる。
これは飛竜草の毒で作られているため無理に取ろうとすると死ぬ。
刻印がなければ区別がつかないため、魔法が使えることを隠して普通の人間として暮らしているベアラーもいる。

  • 物語中盤から刻印を取る手術ができるようになるが、これは失敗すると命に関わるらしい。
    それでも活動がしやすいため、クライヴや石の剣など外で活躍する者は刻印を取っている。
    一方で、一般人は取れるわけがないと思ってるのか左頬に傷があっても普通に人として接してくる。

基本的には現代人のイメージする扱いの悪い奴隷のそれ。
持ち主の許可なしに出歩いたり、他者に話しかけることもできない。
その多くは使い捨てであり、最後は過労死か石化することが多い。
一方で魔法が使えるクリスタルが枯渇し始めると徴収されたり、奴隷商人がいたりと商品的な価値もある。


今作の黒い面を象徴する存在。
サブクエストなども含めれば現代人からすれば胸糞が悪くなってくるような展開が彼らには頻繁に起こる。
シドや彼の協力者たちはこの扱いに憤り保護活動を陰ながら行っている。
しかし、長年モノ扱いされてきたため普通の人間として扱われることに戸惑うベアラーも多い。


その扱いは各国で差があり、かつてのロザリアではエルウィンの政治もあり、下位の身分くらいの扱い。
クライヴジルがベアラーに偏見がないのもこのため。
一方でザンブレク皇国ではかなり風当たりが厳しい。
アナベラが属領ロザリアの総督になると、黒騎士?なる部隊を編成してベアラー粛清を始めるなど、次々と悲惨な目に遭う。

  • 商品としての価値もあるベアラーを手あたり次第殺すのは、アナベラにとっては穢れを祓うのが目的だから。
    彼女にとって商人やベアラーの商品価値などどうでも良く、実際商品を殺されて商人たちは迷惑している。
  • 外大陸ではいくらか対応がいいらしい。
    赤の商隊サブクエストにて、エルイーズのライバル商隊がベアラーの取引を横取り(実際に割って入ったのはエルイーズらしいが、まとまりかけた商談を掻っ攫った)した際、外大陸の取引相手から食事をきちんと摂らせて身なりも小綺麗にさせるよう言われたことで愚痴をこぼしていた。

ベアラーが奴隷扱いとなった原因は終盤のとあるサブクエストで明かされる。
本編の約950年前に幸せを運ぶものという意味で「ベアラー」と名付けられた魔法を使える人々が聖人と崇められ宗教化したため、権力者に弾圧されたのが始まり。
その後、大陸歴が始まった頃に再度の蜂起を恐れた国家によって国際協定が決められたのだった。


裏設定的にはアルテマから原初の人間に与えられたエーテル媒介因子が交配の果てに強く出てきた人間のこと。
この血がさらに濃くなったのがドミナントであり、その頂点がミュトスなのである。


「ベアラー」を含む項目