セリフ/【未来は力ずくで奪い取るものですわ!】

Last-modified: 2018-01-10 (水) 23:01:45

DFF

一応隠しキャラであるシャントットのストーリーモード唯一のセリフにしてコスモスの背中を押すことになったと思しき言葉。

ガブラス傍観者に未来はない 何者も守れはしない」
シャントット「ええ 未来は力ずくで奪い取るものですわ!」

DFFにおいては、この対話(むしろ糾弾か)は13回目の戦いでコスモスが文字通り「力ずく」で世界に用意されていた筋書きを書き換えにいく、その直前の回想で描かれる。
当時はDistant GloryXI、XIIでのそれぞれのセリフから、12回目の輪廻最後付近のものと推測されていた。


あまりにもアグレッシブな言い回しだったせいか、直後のコスモスの憂い顔をシャントットを召喚した後悔ゆえと解釈する者が続出したという……。


DFFだけで見ると己の力を信じて疑わないシャントットの傲慢さゆえのセリフ、ともとれるが、FF11本編での彼女を考慮に加えると少し意味合いが変わってくる。
FF11本編で彼女の所属するウィンダス連邦は、ほぼ確定していた滅亡を一人の男の生命を賭した行動により「力ずく」で回避し「未来を奪い取った」経緯をもつ。(この男はシャントットと同期の友人であり、彼の遺志はシャントットの愛弟子に継がれることになった。)
たとえ「存在しないはずの未来」でも手段を選ばなければ「力ずくで奪い取る」チャンスがあることを知っているシャントットだからこそ、ストーリーモード唯一の出番にこのセリフが与えられた……のかもしれない。

  • ちなみに未来を奪い取るためにコスモスがとった手段は、偶然にも彼女の友人がとった手段と同じもの。
    もし13回目にシャントットがまだ存在していたなら、この大博打にどんな評価を下していたのか気になるところ。

「未来を自分の手で切り開く」というのは主人公ズに共通する資質(悪役は悪役でそーゆーことしてるけど)。シャントットはこの点で、絶望のカタマリのようなガブラスよりもコスモスに召喚されるにふさわしいだろう。・・・「力ずく」「奪い取る」など言い回しはどう見ても悪役だが。


つまりはこういうこと。>>セリフ/【Shape the Future!】
DFFのストーリーを端的に現した台詞、といえなくもない。

DDFF

新たに追加された12回目の戦いとの整合性を取るためか、輪廻初期の出来事(具体的にはウォーリア・オブ・ライトが初めて投入された回)であったということに設定された。
これにより、物思いにふけるコスモスのシーンから回想シーンがカットされている。
この対話自体は前後のやり取りも付け足されて「レポート」へと移された。


DDFFでつけたされた前後は壮絶な皮肉の応酬となっており、セリフ自体のもつ意味合いも変わって重みがなくなってしまった。
ガブラス・シャントットとも、数少ないストーリーに絡むセリフなのだが……少々残念なところ。