概要
ディシディアシリーズ初のiOS / Android用RPG。略称はDFFOO。
アーケード版ディシディアと世界観を共有しつつ、アクションではなくコマンドバトル形式で物語が進んでいく。
開発はアーケード版同様、コーエーテクモゲームスの「Team NINJA」が担当。
2017年2月1日配信。
世界観はアーケード版に準ずるもので、ブレイブやHP攻撃が存在。
追撃などPSP版に見られたバトルシステムも採用されている。
『FFRK』同様、ガチャでは武器などの装備品が手に入り、キャラクターはメインクエストやイベントをクリアすることで解放されるシステム。
ちなみにメインクエストはスタミナ制ではないため好きなだけ進めることができるが、素材収集型のイベント等では所持キャラクター数に応じたスタミナ制度が採用されている。
FFのソーシャルゲームでは珍しくマルチプレイが実装されている。各々1人ずつキャラを持ち寄りスタンプやチャットでコミュニケーションを取りつつ強敵を倒すクエストとなっており、主にキャラ追加のイベントの度に高難度のクエストとして用意されている。
「オペラオムニア(opera omnia)」とは、ラテン語で「全集」という意味。
各FF作品から様々なキャラクターが登場する本作であるがゆえのタイトルだろう。
対応端末はiOS 対応端末からは以下の通り
iOS8.0以上
・iPad・・・第3世代以降
・iPad mini・・・iPad mini2以降
・iPhone・・・iPhone5以降
・iPod Touch・・・第6世代以降
Android端末はAndroid4.4以上になる。比較的最近のバージョンじゃないと動かないようで、事前登録しても端末が対応してないためできないなんてことがレビューを見る限り多い。
これを機に新しく機種変更をするか、パソコンのAndroidエミュレーターを使う手もある。気軽に実行できそうなのは後者だが、信頼性に欠けるため自己責任で。
2024年2月29日をもってサービスを終了。
なおコンテンツの保存はメインストーリーや断章のシナリオデモ動画をYouTubeチャンネル上にて公開する形式で行われ、アプリのオフライン化の予定はないとのこと。
登場キャラクター
登場キャラクター一覧はこちら。
キャラクターの実装形態については、当初は実装とともに恒常化されるストーリークエスト参入キャラと、期間限定イベントでの実装後一定スパンをおいて断章として恒常化されるイベント参入キャラの2通りであったが、後者については2022年8月の「火のルビカンテ」より参入イベントと断章が一本化され、イベントと同時に恒常化される仕様となる。
登場キャラクターは過去のディシディアシリーズ出演組はもちろん、『VIII』のサイファーや『XIII』のホープ、『零式』のレムなどディシディア初プレイアブルとなるキャラ多数。
全てボイス付きで、『IX』のスタイナーなど本作で初めて声がつくキャラクターも。
- 配信開始時には5章までのストーリーと、25体のキャラクターが実装。
加えて配信後以降に追加されるキャラや、未判明だが参戦が確定しているキャラの人数を含めると50体以上に。
スタッフ曰く、今後も開発が進むごとにどんどんキャラクターを追加していくとのことで,目標はシリーズ全キャラクター。 - FF10ではメインキャラのうちリュックだけが2023年5月現在未実装。中の人のブレイクでボイス収録の目途が立たなくなってしまったのか。
- FFTはサービス開始から6年以上経っても未だ参戦しているのがラムザとアグリアスの2人だけという扱いが異様に悪い。その後、公式から23年9月以降からTのキャラを順次追加していく事が発表された。
- 潜入レポートのプロデューサーレター曰くTの扱いについて原作サイドとの協議があったことから何かしらの制約があるのが推察される。
- 前述するように運営サービスの終了により、Tキャラクターの追加実装は果たされないまま終わることとなる模様。
- 潜入レポートに書かれたものをそのまま載せます
FFタクティクス登場キャラクターについて
長らくシナリオの登場や新武器
新キャラクターの追加が滞っておりましたが
まずは夏の終わりごろに既存キャラクターのシナリオへの登場
そして秋には新武器の追加という流れで
社内での監修、確認の再開を受け徐々に企画が進行しております。
大変お待たせいたしましたがどうぞ楽しみにお待ちくださいね。- 社内での監修、確認の再開とあるが、シアトリズムファイナルバーラインの間Pがフランスで開催されたイベントのインタビューでオペラオムニアにおけるリュック、レッドXIII、タクティクス、XIVのキャラクターについて質問された際に責任者の確認、監修が必要であること、タクティクスにおいてはその監修するスタッフが多忙であると答えている
- 世界観を共有しているAC版参戦キャラクターのうち、唯一FF14のゼノスのみが未実装となった。
物語
ストーリーは大きく分けて4部構成。(2023年時点)
- 第1部(全11+1章)
安息の大地を脅かす次元の歪みとの戦い。 - 第2部(全11+1章)
英雄たちの失われた記憶と、闇のクリスタルコアをめぐる物語。 - 第3部(全11章前編/後編)
オニオンナイトを新たなリーダーとして、散り散りとなった英雄たちが再び集結する物語。 - 第4部(全9章前編/後編)※予定
神々の手を離れ、新生した世界で紡がれる新たな物語。
更に、キャラクター加入イベントでもショートストーリー(断章)が展開される。
第3部からはキャラクターの掘り下げや本編の補完が行われる「交錯する意思」が登場
- 第3部からの始まったのでラムザ、アグリアスは全く登場しない、二人が合流した第4部7章後に登場した最後の交錯する意志でも出番はなかった、またそのイベントの内容というのが今までの物語を再現してスフィアに記録するというものなのだが、出来上がったスフィアをラムザとアグリアスに見せるかと思いきやマーテリアとスピリタスに見せたいと言いこんなところでものけ者にされていた、最終章でもラムザが第4部での出来事を聞いてそんなことがあったのかと言ったことから見せてもらっていないようだった
登場キャラクターはいずれもマーテリア、スピリタスのいずれか(第三部からはどちらでもない「クリスタルの意思」に呼ばれた戦士も登場)によって原作終了後の世界(場合によっては既に死亡していることも)からこの世界に召喚された。
マーテリア側の戦士は一部の記憶を失っており、当初は呼ばれた時期によるものと思われていたが後にマーテリア(もしくは自身の意思)によって記憶を封印されていたことが明らかになる。「辛い思い出は必ずしも不要なものではない」という戦士たちの抗議もあって、第二部からはマーテリア側であっても原作終了時の記憶を持ったまま参戦するケースが増えた。
一方、スピリタス側の戦士は好き勝手に行動する傾向が強く、特にヴィラン勢は「次元の座標」によって戦闘時のみ力を借りているという設定。
- 第三部ではキャラクターが離れ離れになっており再び合流する流れになる。
- が、ラムザとアグリアスのみ未だ消息不明で、四部に突入した現在でも合流を果たせていない。
- リメイク版が未完である関係かFF7組はマーテリア側で唯一第4部時点でも記憶を取り戻していない状態にあり、こういった部分はソシャゲらしい大人の事情が垣間見える。
メインコンセプトは「原作本編終了後のキャラクター達の新たなる物語と活躍」「原作本編中で志半ばで退場してしまったキャラクターの気持ちに寄り添う」事とした。当初は制作部内でも「ハードルが高すぎる」と賛否が分かれたが、ヴェインが初登場し、且つ重要な立ち位置となった第1部10章のエピソードが大きな反響を呼び、ディレクターの井上氏は「あの辺で本当の意味での手応えと方向性を掴み取れた」と振り返っている。
コラボ
事前登録人数が3万人に達した際に、DFFACで使用できる称号「幻想の大地で紡がれる異説(オペラオムニア)」が特典として配布される予定。
ちなみに発表時に野村氏から「オペラオムニアはそういう意味じゃない」とツッコミが入った。本来の意味は前述通り。
本作にてコラボレーションと呼べるのは現時点では上記のAC版との連動特典のみであり、他社作品はおろか他スクエニ製アプリゲームとのコラボ(イベント・キャラクター実装)も一切行われていない。どのタイトルも何らかのコラボイベントが行われているスクエニ製アプリの中にあって本作の「本編一本勝負」ぶりは極めて異例と言える。
- 井上ディレクターによると他作品コラボは原則行わない方針とのこと。ただし、実現こそしなかったがとある大型タイトルとのコラボ案が持ち上がった事もあったという。
スタッフ
主要スタッフは以下のとおり。
プロデューサー:藤原仁
ディレクター:井上大輔
シナリオ:斎藤なな子、蔦町未明
キャラクターデザイン:川上奈津子
クリエイティブプロデューサー、キャラクターデザイン監修:野村哲也