キャラクター/【ヴェイン・カルダス・ソリドール】

Last-modified: 2023-11-15 (水) 16:13:39

FF12

アルケイディア帝国11代皇帝グラミスの3男で、現在の帝位継承権第1位。27歳。
ラーサーの兄。すぐ下の弟だが年齢差は15。
CVは飛田展男


帝国の執政官であり、物語冒頭でダルマスカに派遣される。
本来は、2年前の襲撃で城を制圧する予定であったが
元老院に王家の血筋を断絶させたと物言いされ、内政に専念することになる。
夜に行われた祝宴は、警戒を緩めて行われたが、実は反乱軍をおびき寄せる罠であり
これによって、反乱軍は大打撃を受け、さらに巻き込まれてナルビナ送りになった者もいる。

  • 就任時の演説やミゲロに対する態度から結構いいやつと思ったプレイヤーも多いだろう。
  • その実上記の演説や地元民へのアピールも全て善意からではなく打算の上でのこと。その裏では反乱軍が自らを倒しにかかることを見越し、晩餐会の警備を敢えて手薄にして融和のイメージアップを図りつつ、反乱軍をおびき寄せて一網打尽にする計画を立てていた。イフリート級戦艦による宮殿中庭のピンポイント爆撃も辞さず行い、規模として脆弱なダルマスカ反乱軍を壊滅同然に追い込む戦果に加え、同軍の旗印たるアーシェを拘束することに成功する。恐らくは取るに足らない規模の反乱軍の殲滅よりも、彼女を捕らえることが計画の本命だったのだろう。
  • それ以前のダルマスカ侵攻に際しても、和平調印式に臨んだラミナス国王を暗殺。さらにガブラスと敵国の将バッシュが双子であることを利用してその場に居合わせた一般兵であるヴァンの兄、レックスを国王暗殺の目撃者に仕立て上げた。ただ、劇中バッシュの言うとおり、和平とは言うものの実質的には無条件降伏であり、国を併呑するだけならこの暗殺劇は不要だし、降伏という結末も変わりない。
    ではなぜこんな回りくどいことをしたのかというと、ここでシドと破魔石の存在が浮かび上がる。
    往古レイスウォール王が神授の破魔石を用いて大陸を統一したことは事実であり、その断片である夜光の砕片をナブラディアから接収していたシドは推測にせよ伝承に基づいたにせよ、ダルマスカ国内にも同様の破魔石が存在すると睨んでいた。
    ダルマスカ降伏後に捜索するつもりだったのだろうが、その時、形ばかりとはいえ主権を残した王族がいると何かと厄介である。捜し物が王宮の中にある国の秘宝ともなれば尚更だろう。
    だからこそダルマスカの主権を骨抜きにし、帝国の完全統治下におく必要があった。その上でアーシェを生かしておいたのは秘宝の在処を知っているであろう王族を残しておくためであり、さらに反乱軍の焚き付けとして釘付けにして逃げ出さないように仕向けた。上記の王宮での一件は2年前のその時から仕組まれていたのだろう。
    そしてアーシェ王女の虚偽の自殺をオンドール侯爵から発表させることで反乱分子を分断し(王女の退路を断つためでもあった)、王族を抹殺した誹りをバッシュの仕業となるように見せかけることで国民の士気を挫き、外患を完全に絶つことに成功したのである。
    しかし同時にヴェイン憎しで動く元老院に難癖をつける理由を与えることとなってしまい、破魔石の捜索は2年の間お預けとなることになった。ヴェインの対外政策とシドの思惑が合致していたとはいえ、無理難題をさらりと解決し先々を見据えた一手を講じていたあたり、ヴェインの非凡な才能が読み取れる一幕といえよう。

シドヴェーネスとは種族、年齢、位などを超えた友情で結ばれており、
ぶっちゃけ実の息子よりシドを理解している人。


本編のラスボス
空中要塞バハムートでヴァンたちと戦い敗れるも、
バハムートのミストとヴェーネスを己に取り込んで、「不滅なるもの」として最後の戦いに挑む。
変身するラスボスたちのなかでは一番原形をとどめているかもしれない。

  • のFF的に見ると噛ませとしてポックリ殺されそうなポジションだが、この人はラスボスを勤める事に成功している。ただ、プレイ中は、「お、オキューリアぶっ潰しに行くんだな?」と言う先入観などが影響し、「え、この人ラスボスなの?」と思ったプレイヤーも多い模様(一応、ヴェーネスも融合してるっぽいので半分オキューリアでもあるが)。
    • 外界に関与する為に必要な天陽の繭ももう無い。
      それでもオキューリアをヴェインの後に倒すべき存在と思い込む人が多かったのは下手に大物ぶった登場をしてしまった故にだろうか、プロットを執筆した人の過去作故か。

弟のラーサーには殊更に目をかけている。「ブラコン兄貴」などと呼ばれたりするほど。
元々この兄弟はお互いを信頼しており、後継者争いで敵対しあうような関係ではない。
ヴェインは弟のために汚れ仕事を担い、最終的には弟に帝位を譲る考えだった様子。
しかしラーサーは兄を尊敬していたため、非道な行いも辞さない兄の行動にショックを受ける。
ヴェインはたとえ弟から嫌われても、それが弟のためだと信じて敵対組織の排除に努めた。

  • 過去に父グラミスの命令で反乱容疑の兄二人を処刑しており、弟への愛情はこれの影響もあるだろう。
    ヴェイン自身は愚痴一つ言わないが、あまりに不憫な境遇なので下記のようにスタッフも悩ませた。
  • ブラコンというよりファザコンな気もするが、帝国のために親子ではなく皇帝と臣下として接し続けていたようなので、その呼び方だとヴェインとグラミスに失礼かな。

第一形態は人間形態である。
武器と魔法は一切使わず己の身体のみで攻撃を繰り出す。
使用する技は、
単体技で「ラッシュ」「体当たり」「蹴り」、
範囲技で「マッハウェイヴ」「嶄然震撼」を使用する。
魔法も武器も使わず、素手で殴ったり足で蹴ったりするラスボスは多分こいつしかいない。
倒すと、第二形態+セフィラ×5との戦闘に移る。

  • ラーサーがゲストキャラとして参戦。余り狙ってくれないのだが、操作キャラ(他を控えに回して一人にすると良い)をエスケープモードにし、ラーサーの背後に常駐していると、弟をボコる非情な兄の姿が見れる。当然戦闘不能にもする。
  • もはや意味はないのだが、獣王の皮獣王の角ベヒーモステーキを盗むことができる。エクスポーション10個と引き換えられるコレがレア枠とは、高級士官用の上級食なのだろうか?

一応本人は敵対勢力を全て潰すことが平和への道だと思っていたらしい。
またアルケイディスの繁栄をみる限り、父と共に決して無能ではない。
政治にも強く国の事を考えて行動する、指導者としては理想的な人物かもしれない。
非情すぎる点を除けば、だが。

  • 彼の最終目的は全てを終わらせた後ラーサーに王位を譲ることだと思われるが、
    敵対勢力を全て潰すことが平和への道だとはいえ
    何故ラーサーが嫌がる行動ばかりをしていたのか疑問。
    最終決戦でいよいよそのラーサーに見限られた(違)時の顔が何かおもしろかった。
    何か捨てられた子犬みたいで。彼にとってラーサーは唯一の良心だったんだろうな。
    • ヴェインの目的は「すべてはソリドールのために」というセリフに集約されている。
      要するにヴェインとしては、平和などが目的ではなく、ソリドール家が栄えればそれでいいのだ。
      そしてソリドール家の将来を託されたのがラーサーなのだが、グラミスとヴェインが危ぶんでいたのは「ラーサーは為政者としてはか弱すぎる」ということ。
      例えば元老院の件だと「ラーサー殿が自分たちの思い通りにならんと知れば、元老院は掌を返して潰しにかかる(ガブラス談)」というのが衆目の一致する所で、グラミスとヴェインは「ラーサーが潰される前に元老院を潰す」狙いで元老院の粛清を行った。
      つまりたとえそれがラーサーに嫌われる行為であったとしても、ヴェインとしてはラーサーのために実行するしかなかったというわけである。
      スタッフが表に出すのを避けたヴェインの苦悩についての話というのが、この辺の話のことである。
      • とはいえ、下記にある通り「ソリドールの男子は人々の安寧のために尽くせ」という教えもあるので、
        厳密に言うならば「ソリドール家の信念に則った世の平定と安寧」が目的と言えよう。
      • シドと組んでいることから、神々に挑む反逆者という印象も強いが、実際彼が常に考えているのは「ソリドールを如何にして盤石なものとするか」この一点のみである。オキューリアの横槍によってソリドールが傾く危険性を考えていることから「神々のいない新たな時代の覇王」というシドとヴェーネスの構想に乗っかってはいるものの、シドに比べ「神々に挑む」というモチベーションはそこまで高くはない。ヴェインにとってみれば、オキューリアも「いずれ倒すべき不穏分子」の一つくらいの感覚であり、本編では人間同士での戦いに注力している。

キャラデザの吉田氏いわく、髪型はメタラーをイメージしたもの。
そして北斗の拳の光帝バランにそっくり。

  • だがその戦闘スタイルは間違いなくアミバ
  • 「破魔石の力で更に強靭になった体!」
    • 中の人的には「こんな事もあろうかと!鍛え続けたこの体!!」
      (機動武闘伝Gガンダムより、ウルベ・イシカワ(CV:飛田展男)のセリフ)
  • パワーアップ含む見た目の第一印象は、素直にブロリー。
  • これさえなければ考察厨の人気がもう少しあった気がする。
    いや悲しい異形化なのはわかるんだけどね?パッと見肉体派キャラじゃないからずっと無理してきたんだろうなあって思うし。北斗の拳のトキ的な...

見る人によって捉え方が180度変わる人物の一人。
周囲から常に貧乏くじを引かされながらも、不満を表に出すことなく毅然と仕事をこなす。
ラーサーが清廉潔白でいられるのも、彼がラーサーの分まで汚れ仕事を処理しているからに他ならない
 
しかしラスボスとして倒される立場にある人物なので「その苦悩を描いて共感させてしまうと
最後に倒した時に寂しい気持ちになってカタルシスが出ないのでは」と懸念したスタッフにより、
キャラクター性を立たせすぎないように描かれている。
結果的に「非情な策謀家」という印象が強まり、ラーサーが憧れるほどの非凡な政治手腕は
彼が新執政官として赴任したラバナスタのNPC達の話など、地味な部分でしか知ることができない。
もしもグラミスから兄二人の処刑を命じられていなければ、全く違った人生を歩んでいただろう。

  • というか「非情な策謀家」の印象が強くなりすぎて、グラミスを暗殺した真犯人だと思い込んでる人が多数。
    実際は両者合意の上でグラミスが服毒自殺し、ヴェインがそれを元老院による皇帝暗殺と偽り元老院を粛清しただけなのだが……
     
    ヴェーネスとの最期の会話は彼の苦悩を前面に描いた唯一のシーンであるが、
    「非情な策謀家」という印象を植え付けられたプレイヤー間では大きな混乱が生じた。
    2ch本スレでも当該シーンは長いあいだ物議を醸し、決着は付かずじまい。
    スタッフは「遊ぶ人の人生観で印象が変わる」「各自が自分なりの解釈をしてほしい」と発言しており、
    答えを議論するよりも、各自が感じたとおりに解釈するほうが健全だろう。
  • 「名誉の戦死を遂げられた」ことにされたラスボスも珍しい。世界を破滅させるとか人類滅亡が目的じゃなく、周辺国の覇権を争ったに過ぎない。むしろ世界と人類を守ろうとして戦っていた。
  • 自由と義務というFF12のキーワードの、義務を象徴するキャラクター。
    自らに課せられた義務に殉じる。
    血を流す義務というのは、ラスボスだからか松野キャラだからか。
  • 松野キャラ」で「が尊敬する非凡な兄」だった一方で「清廉潔白な弟の代わりに手を汚し続ける冷徹な策謀家」であり、
    「目的がの繁栄」であり、「毒死に関与」し、「その所業を知った弟達には失望されて敵対」し、
    「最期は人ならざる者融合する」。
    ……と彼の経歴を簡単にまとめると某ベオルブ家長男になる。
    リファインキャラだったりするのかもしれない。
    • とはいえ、こちらの場合は国内の情勢ゆえの仕方なさや巨大な敵国ロザリアや歴史を裏で操る神々の脅威に対抗するためであるということを隠したりしていないので、ヴェインのほうが共感できる要素がある。
  • FFTのキャラクターに当て嵌めるなら、役割的にも性格的にも同じく三男のラムザ+アルマだろう。
    • 三男で、16歳で兄二人と敵対。ヴェインはラムザとは違い逃げ出さずに兄を処刑(して謀反を止め、父親を助けることに成功しているが)、ラムザも後に兄を殺している。
    • シスコンとかブラコンとか言われるレベルで末っ子を必死に守る。ヴェインの場合は、家の繁栄自体が目的ではなく、国の存続のために自分はわざと汚れ続け、命懸けで弟を守らなければなかっただけなので、ブラコンという訳ではないが。
    • ラムザは生まれが全てというあの世界の常識に疑問を持ち始めていたし、ヴェインはそもそも身分が固定制じゃない(あの世界で唯一)民主主義的な国の出身。弟だけは生き残るよう必死に画策してたのも生まれや身分が理由ではない。
    • 神/聖天使/聖人/覇王等と呼ばれる善扱いの存在に疑問を持ち、歴史の裏側にいる存在を知り、その(ゾディアックの)力は使う者次第だとも気づく、が、
      ラムザは正史では、ヴェインは主人公側(=プレイヤー)&そっち側と組んだ弟目線では、異常者として殺されている。FFTは、ラムザの友人だったシドの義理の息子(立場が逆だがシドとヴェーネスの子弟関係にちょっと似てる)が真実として書き残しただけの異端書がもとの話。
    • ヴェインが異形化したのは人ならざる者に利用されたからではなく、人外の親友がヴェインを選んで、最期をともにするため、自ら融合してきた(≒アルマ)からである...etc.

「XIIのラスボス」というポジションだが、DFFでは部下に枠を取られてしまった。
EXモードにピッタリな第二形態もあるのに。

  • 「神々の手から歴史を取り返す」ために戦った男がお祭り作品でとはいえ
    神同士の戦いの尖兵になっていたら12ファンはそっぽ向くと思うが。
    • 神と戦ったのは、それが自分の仕事だから。
      必要ならばどういう使命も背負うのがヴェインという男。
  • 格闘家枠はDDFFでティファやプリッシュが登場してしまったが
    カオス側でも肉体のみで戦う数少ないタイプなので是非とも参戦して欲しかったところ。
  • DFF世界ではそもそも戦う理由がない。ソリドール家がないのだから。
    人間を巻き込まないなら「神同士の戦い? 勝手にやっとけ」と云ったところ。
  • ラーサー曰く「人々の安寧に尽くせ」とソリドール家の男子は言われて育つそうだから、明らかに(戦士たちにとって)無駄な神々の戦いを止めようとはするのではなかろうか?
  • 非情さを内包しながらも高い理想を持ち、且つその為なら自己犠牲を厭わないと言う性格の男ではあるが、まずDFF世界でどこに未来を見出すのか、また、何を切り捨てるのか、そして何の為にそれを行うのか、と言う三つを抑えなくてはならない。カオス側としても皇帝やら、アルティミシア、ケフカなどのライバルがおり彼の居場所を確保出来るのか、野望をと言うより理想に向かうヴェインは何らかの形で対立しそうだ。またコスモス側であっても非情さを持つヴェインの思想が合うとも思えず、結局どちらの陣営に属することも難しそうである。原作的な感じで二柱の神に抗う第三勢力となるんだろうか。ゴルべーザや、ジェクトの様な、愛情による甘さは殆ど持たない為、二人のようなアドバイザーとしても機能しないだろう。が、策士犇くDFF世界で、上記の曲者揃いのメンバーと謀略の読み合いは中々面白い事になりそうである。
    • 個人的にはカオス側で参戦希望。いやラスボスだからじゃなくて、コスモス側があまりにも似合わない……以前にコスモス側で参戦したらコスモスに召喚された戦士は全員ヴェインの下につきそうでヴェインを先頭にカオス陣営を片っ端から片付けていきそうである
      あくまでもイメージだが、そうなったら物語成立しない。
      • それはコスモス側と言うよりヴェイン側になってしまっているようなw ただ、思想的に光の戦士とか雷光とはぶつかりそうなので、恐らくどうあっても全員が彼の下に付くことは無いと思われる(ドレイスの時みたいに普通に切り捨てそうだし)。個人的なイメージとしてはカオス側でガブラスなどと共に神々の闘いを研究した上で何らかの叛逆を企てそうだと考えている。世界の破壊やら、支配を求めたり、私欲を満たす為に動く連中やら、息子や弟思いの連中とも違い(ラーサーが出れば話は別かも?)理想の為に手段を選ばず動くと言うキャラクターである為、そもそもカオス軍の中でも結構浮く。良くも悪くも人間である彼はそもそも神々の戦いと言うイマジナリーな戦場より人間同士の闘いと言うリアルな戦場の方が向いているのかもしれない。
      • コスモス側に召喚されたとしても(表面的にはともかく)絶対コスモスに忠誠など誓わないだろうからなwwwそれと個人的にヴェインはいくつもの勢力が入り乱れてる状況を利用するのに長けてる印象があるから勢力が2つに単純化されてるDFFの世界はやりにくいかもしれない……が、カオス側は各々勝手に動いていて内部分裂が著しいのでカオス側に召喚されたらその手腕を発揮してコスモス側を苦しめそうである。対抗馬がいるとすればやはり皇帝やアルティミシアかな?ただ必要とあれば悪として振る舞うことに微塵の躊躇いもない奴だから表面上協力関係にありそうな気もする。
    • さすがにコスモス側全員ヴェインの下につくとは思わないが、ライトニングとかクラウドとかのような職業軍人な主人公なら感情的な好悪はあるにしても合理的なヴェインの指示に従いそう。逆にバッツやジタンのような自由人は反発しそうだ。
      • アルシドからは戦争の天才、と称されており、もし彼が策士として活動すれば皇帝にも劣らぬ優れた戦略を企てる事は想像に難くない。ただ、方向性が真逆のキャラクター同士なので途中から謀略合戦になりそうだ。それはそれでちょっと見てみたい。

友のシドの願いであったオキューリアからの人類への干渉を退くことができ、手を汚して邪魔者を排除してからラーサーに帝国の後を託すという当初から思い描いていた目論見を、皇帝に託すにふさわしいほどに成長したラーサーから剣を向けられる事で無事に達成できた。
主人公に敗北して野望が潰えたと思われがちだが、実はヴェインの思い描いてた通りに事が進んだだけであり、全て計画通りだったりする。

ラーサーに剣を向けられたときに「頼もしいな」と強がりともみえる発言をしていたが、実は本心で頼もしく成長したなと喜んでいたのかもしれない。

  • 成長が見られて喜ぶと同時に安心したんじゃないかな。甘くか弱い弟が皇帝として独り立ちする第一歩が見られて、心置きなく戦える(自分に何があっても大丈夫)と。
  • 心置きなく戦えるというか、ラーサーを生き残らせるためには自分が死ぬか、あの場にいるラーサー以外を全員殺して、ラーサーが(皇帝が死んだ今、次期皇帝である)自分を暗殺しようとした事実を闇に葬るしかなかった。
    • ラーサーが自分で判断したからこその「頼もしいな」というセリフにつながっている。そもそも、ヴェインが冷酷とされていたのは、不穏分子であるなら、肉親であろうと内部の人間(ジャッジマスター、元老院など)であろうと徹底して粛清する事から。さらに、あの状況では、ヴェインは戦艦バハムートで殲滅に赴き攻撃したことで実際に戦闘ではなく、戦争が始まってしまっている。戦争を止めるにはヴェインが死ぬほかにない状況だったし、ヴェインも実際死ぬまで戦争をやめるつもりはなかった。戦争を止めるには、ヴェインを倒しラーサーが皇帝になる以外に方法がなく、ラーサーはそれを飲んでヴェインに剣を向けた。実際、戦艦バハムートではヴェインの説得に回ったり、倒れたヴェインを気遣うなど、兄と対決することは本人にとっては苦渋の決断であったことはうかがえる。

DFFAC

type:HEAVY
・コンボの3段目にLで吹き飛ばす方向を操作できる
[専用EXスキル:親征の檄]
自身の周囲に、複数のバフを付与する空間を発生させる
溜め時間に応じてバフの数が増加


「力の差は歴然だ」
「無策ではあるまいな?」
「偽りの歴史を終わらせよう」
「覚悟して挑みたまえ」
「我が覇道を示そう」
「加減するつもりはないぞ」


異名は「統率者」。
地味にこれも三文字。

概要

15人目の追加キャラクター。5人目の完全新規キャラクターであり11人目のヴィラン勢。
Ver1.4802018/03/14※DFFNTは2018/04/26適用)にて参戦。
本キャラクターより神々の闘争での先行開放が廃止された。


シンボルチャットでは敵役らしい上から目線さを残しながらも表向きはいいやつ、と言った感じがある。
例えば挨拶は「力になろう」、感謝は「感謝しよう」、謝罪は「すまないな」、別れは「失礼する」であり、同じ王である皇帝とは天と地ほどの差があるし、他のスピリタスサイドに比べてもだいたい協力的。
原作やらオペラオムニアはこうやって人の心を掌握したのだろう。

  • それ以降のものもその会話の仕方は変わらず、カオス勢では伝わりにくい援護要請も「支援を頼みたい」とどちらかといえば伝わりやすい方。
    口調は上からでも意味は素直、っていうのがヴェインのシンボルチャットってか会話の特徴かもしれん。

スキンセットはセフィラの剣(つっても普段は見えず、技の一部やら勝利の時に見えてくる感じ)。
デフォルト以外はすべてオリジナルのもので固められてる。
2ndフォームはヴェイン=ノウスの姿(ズボンは履いてるみたいだけど)。

  • 原作のヴェイン=ノウスは布が全て弾け飛んでいるという設定がある。
    そのため2ndフォームは開発段階だと美尻を拝めたのだが、絵面的な都合で鯨岡Dに却下された。
    FF12TZAのスタッフから条件付きで承諾を得た上で、ズボンを穿かせた経緯があったそうな。
    ちなみに野村は原作重視という事で、報告が早ければズボン着用に反対してたらしい。
    • ヴェインのヴェインもとい彼自身が生まれつきぶら下げてるセフィラが問題視された。

生放送にて鯨岡Dが参戦をうっかりバラしてしまった経緯をもつ。

戦闘

戦闘スタイルは原作同様、徒手空拳に特化した格闘キャラになっている。
その技性能ゆえに、ジェクトにも匹敵する近接特化型だが、使いやすい牽制技もある。
コア割りが不得手なのも似ている。


ニュートラルブレイブ攻撃は任意で激突方向変更可、突進技は単発であるせいか、単体火力はやや控えめ。
それでもtype:SPEEDやtype:UNIQUEよりも低い訳ではない。


喰いつきのいいNブレイブと吹き飛ばし方向の操作により、タイプHEAVY特有の強烈な吹き飛ばし力を最大限に活かせるため、シンプルに強い。
特に次元の狭間ラストフロアやアレクサンドリア城下町などの狭いステージ―いわゆる「閉所」―での強さは圧倒的。
上下にも対応する空中ブレイブや使いやすいHP攻撃もあるため決定力が高く、ソロ出撃では特に活躍しやすい。

  • 高ランクなどで味方との連携も重要になると、途中止めも得意なクラウドや、バランス良いFF1組にやや劣る。

【視聴覚室】

調整

Ver1.5002018/05/17※DFFNTは2018/06/21適用)
ロックオン中断技の全体調整で、セフィラの大樹へ放たれた技が前進しなくなる現象が是正された。


Ver1.5102018/06/14※DFFNTは2018/08/16適用)
予告通り、親征の檄のリジェネ回復量が下方修正されている。


Ver1.5202018/07/12※DFFNTは2018/08/16適用)
地勁撃と天勁撃における未ヒット時のキャンセル可能タイミングが改善された。
味方の技でコンボを奪われたり崖に引っ掛かったり等の事故で、
本来は繋がる筈の攻撃が途切れてしまうケースを防ぐための処置らしく、
ガードやステップでキャンセルできるタイミングは従来のままで据え置き。
HPリジェネ系EXスキル共通の不具合修正では、親征の檄が対象になっている。

DFFNT

アーケード版に登場したので、NTにもヴィランサイドのキャラとして登場する。


追加ストーリーではスピリタスの戦士として登場。
ウォーリア・オブ・ライト、セシル、ノクティスのパーティとポルタ・デクマーナで邂逅する。
一行にマーテリアを信仰しているのか訪ね、仕方なく戦っているというノクティスの答えに理解を示すあたり話の通じる人物。
ノクティスの答えが気に入ったのか続けて元の世界の目的も聞き出した後、「神に抗うつもりが無いのならば義務を果たすべき」とWoLに諭され刃を交える事になる。
目的を達した一行は旅を続けるが、それを見送るヴェインの目はどこか穏やかな雰囲気を感じさせる。

  • ノクティスとヴェインはどちらも国を率いる立場の人間であり、自らを犠牲にしても義務を果たすという点で少なくない共通点がある。
    彼がノクティスに興味を持ったのは直感的に共感する部分を感じたからなのかもしれない。
  • 時系列ではこの3人の旅の道中であるようだが、ヴェインは最終決戦には現れない。結局この世界での義務は果たさなかった様だが、或いは先に元の世界へと帰っていったのだろうか。

DFFOO

第1部10章にて初登場。
「神々の手から歴史を取り返す」ために戦った人間が神の駒として召喚される皮肉な境遇での登場となった。神からみても有能だから選ばれるのは仕方がない。

  • 不具合で失声症に陥っていた彼だったが、後に解消され無事に声がついた。CVは飛田展男氏。

2018年10月12日開始の期間イベント「覇者の義務」でプレイヤーサイドキャラとして参戦。
ライバルサイド11人目の参戦である。
武器カテゴリ大剣クリスタル覚醒は青。
大剣は直接は振るわず、後方に4本浮遊させていて、攻撃は相変わらず素手。
やはり、同行はせず「次元の座標」での加入である。
初期アビリティに「マッハウェイヴ」、クリスタル覚醒20で「嶄然震撼」を習得し、EX武器もしくは専用パッシブを装備することでEXアビリティ「セフィラの大樹」を使用可能になる。

  • 武器カテゴリが大剣の為、こんな剣あんな剣こんな刀が彼の後ろで待機する微笑ましい光景も見ることが出来る。剣は添えるだけ
    逆も然りで、ヴェインが使役するセフィラを振るうクラウドやサイファー…なんてことも。

近距離BRV攻撃「マッハウェイヴ」と、強制ブレイク解除後に再攻撃を行う強力な効果を持つ「嶄然震撼」で畳み掛けるように攻めるジェクトのような分かりやすいパワーアタッカー。
彼の真価はEXアビリティ習得後、もしくはエクステンド習得後に発揮される。
スタック型専用強化効果「覇者の力」を3段階まで溜めることにより、マッハウェイヴ、嶄然震撼、蹴り、ラッシュの行動負荷が0になり即再行動が可能になる上、経過ACTION数が変化しない追加効果が発生するようになる。

  • 「覇者の力」は最大2ACTION間効果がある。3段階目に達すると効果が切れるまで追加付与を行う事が出来ないが、エーコ等で効果時間を伸ばす事は可能。
    女神の騎士の様な強化効果による追加行動でなく、行動負荷を完全に0にする効果のためEXゲージ・召喚ゲージの増加ボーナスは通常通り適用される上ACTION数が増加しないため高スコアを狙うのにも一役買う。
    ただし、バフの効果時間は行動毎に減少していくためその点は注意が必要。
  • また、ヴェイン一人だけ行動回数が増えるので気が付いたらアビリティの残り使用回数が0…といった事もあるので長期戦になる場合は蹴りやラッシュで妥協する事も必要。「セフィラの大樹」が使えるのであればこの限りではないが。
  • 覇者の力3段階付与→エーコで効果時間延長→ヴェインで3連続行動→最後の行動でセフィラの大樹→エーコで効果時間延長…と動けば執政官の独壇場、敵に行動させる隙も与えず一方的に蹂躙できる。

異世界に召喚された事で「ソリドール家」「帝国」といった元の世界での存在理由を失ってしまう。
そこで世界の知識を得て生きる目的を見出すため、モーグリ一行と一時的に同行する。

  • ちなみにヴェインが召喚されてから、最初に世界のことを教えたのは皇帝(FF2)だという。
    彼の言い分に納得せず、どうすればいいか迷っていたのだという。
  • 同じ境遇でもあるシーモアとの絡みが見たかった

ヴァンには最初から反感を持たれてしまうものの、同行中は人心掌握術を活かしてエドガーらと腹の探り合いを行う。
10章ラストでは暗躍するモーグリに対して反旗を翻し、自らを神の駒という呪縛から解放するために動き出す。


原作において様々な悪事を行った理由がおのれに課せられた義務のためであったためか、義務に縛られていない今作では国益を重要視する冷徹怜悧な公人としての姿は(今のところ)あまり見られない。
そのためラーサーが尊敬していた温厚で優しい兄という私人の面が強くでているようで、ラムザの身分の高い者が弱者を虐げる現実に対する怒りにも一定の共感を示し、それにフリオニールが力任せな皇帝よりずっとまともと困惑まじりに賞賛している。

  • あの優しさは策なんだがな。敵を作るよりは味方につけて、できるだけ利用した方がいいという合理的な判断である。武闘派なのが皇帝なのに対し、頭脳派がヴェインで、本質的にはどちらも変わっていない。どちらも目的のためなら手段を選ばない悪だし
  • FF2の皇帝も武闘派というよりは権謀術数を駆使する頭脳派である。おのれの支配欲を満たすためだけに恐怖政治を敷く皇帝と異なり、ヴェインの目的はただ自国の繁栄と平穏であって皇帝のような支配欲や名誉欲とは無縁であるため、両者の本質はかなり異なる。
    少なくとも皇帝の帝国は恐怖で怯える民衆しかいないのでまごうことなき悪であるが、ヴェインの方は他国からはともかくアルケイディアの民から尊敬され信頼される存在であり、ラスボスとして倒された後も「名誉ある戦死」として処理しなければならないくらい正義の人である。
    そのため、原作では神々の支配を跳ね除けて戦乱の世を終わらせ、平穏の世がおとずれると武断的な自分は無用の長物であり、一族の理想的にも優しい弟こそ君主にふさわしいと考えている節があった。
    • アルケイディアの民から尊敬され信頼される存在と言っても、それは選挙権のある新民だけだが
  • 新章でもラムザからは「利害関係さえ対立しなければ対話が成立しそうな印象」と評され、パンネロもそ自分の家系とイヴァリースにしか興味がないから」と同意していた。しかしヴェインは「社会を形成してこそ人は人間らしくあれるのに、この世界にはそれがなくて不健全」という趣旨を述べており、どちらかというと今まで祖国と社会秩序のために全人生を捧げてきたのに、それがない世界に放り出されて戸惑っている印象を受ける。
  • 皇帝とは本質的に変わらない巨悪だが
    ここでもやられてる通り目的の違い、ブレない皇帝に対し矛盾の多いヴェインと対比が面白い
    • 皇帝は純粋なまでの征服欲の発露であるのに対し、ヴェインは国家理性的な思考の産物だからな
    • 完璧な悪役というには私欲がなさすぎる。カリスマ性のある銀英伝のオーベルシュタインみたいな存在だからなぁ
  • 別にヴェインは矛盾の多い人物というわけではなく、むしろ皇帝なみの意志の強さとブレなさの持ち主である。ただその源泉にあるものが私的な支配欲ではなく、公人としての使命感・義務感といったものであるだけで。
  • ヴェインはFF12はフツーの冒険物語だと思って購入した人には「ただの巨悪」にしか見えないのだろうが、公式に悪ではないキャラクターとして描かれている。ただし、そのせいでヴァン、ヴェインどちらの思いに共感したとしても不満が残るストーリーになってしまったと言える。よく言えば深いとかリアリティのある設定なのだが...
  • 善か悪かで聞かれたら間違いなく悪だろう。義務とはいえ謀略でレックスや王様を殺し、バッシュも不名誉な罪を着せられたしね。こういった悪役ムーブをするからこそ魅力的と言える。

敵として戦う際は、物理耐性の地上形態と魔法耐性の浮遊形態を切り替えながら戦う。
「マッハウェイヴ」「セフィラの大樹」「戒律」など原作の第1第2形態での技を中心に使用する。


インタールードでは本格的にスピリタスの戦士として動く。
スピリタスやケット・シーを通してクリスタルコアの存在を知り、これを壊そうとする。
しかし彼の目的はコアを壊して自分たちを神様の呪縛から解放することであり、均衡が崩された時に世界を消し去る戦士や世界を無に還そうとする戦士、とにかく破壊できりゃなんでもいい戦士、私欲のために力を得ようとする戦士などなどとは利害が一致せず彼らを化け物と評した。
……しかしながら、この世界そのものが自分の祖国アルケイディアのみならず、イヴァリース世界全体に対する脅威になりうるという判断の下、この世界そのものを破壊しようという結論に達したようで、目的はともかく行動面においてはその破壊者とさして変わるところがない皮肉が発生した。大人の事情とはいえまたもや可哀想状況に。

  • また配下の戦士たちが自分勝手に振舞っていることを容認する自分を召喚した神を支配者としての立場から糾弾し、この世界で行われている戦争の意味がほとんど無いに等しいものであると知ると「私たちには帰るべき祖国があるのだ!」と激昂するなど、立場が違えば主人公張れるようなことをスピリタスに恐れず言ってのけた。
  • 「あの少年も~」と言っているあたり、ヴァンのことを気にかけている様子。
    ……純粋に心配しているのか、弟の味方だから心配しているのか。どちらもありそうで悩む。

ケット・シーとの相性はそれほど悪くはないらしく(同じ政治家だからだろうか?)情報交換にしてはかなり突っ込んだ話題をしており、いかなる世界であっても歴史は人間が紡ぐものという信念を披瀝した。
そして神の気まぐれで呼び出された人間しかおらず、社会を形成してこそ人は人間らしく生きられるのに、国家や社会がないこの世界は実に不健全という、いかにもヴェインらしい感慨を漏らしていた。


光のクリスタルコアを壊してもこの世界が変わらないことに疑問を抱いたヴェインはあくまで国を守るため、モーグリ一行に加担することを決めた。
だがヴァンもアーシェも話を聞かないうちにヴェインに武器を構える。
そこで彼らが利用するに値する力を持っているか見極めるため一行と戦った。
結果、良いものだったらしくヴェインはモグに「次元の座標」を送った。
これは君たちから世界の行くところを知るためのいわば諜報活動だ、私は敵でも味方でもないが手を組む利点はあるだろう、と目的や立場を明かした上で戦力を提供すると言う利用して利用される関係となった。
当然ヴァンなどからは非難されるが、バルフレアやケット・シーは監視、牽制のチャンスにできる、と彼らに話している。

  • その際、憎まれたり疑われたりするなど覚悟の上で自分がそうなる程度で祖国を守れるのなら安いものと言い切り、ケット・シーから凄い愛国心と評された。
  • 凄い愛国心の割にはインタールードの奪還の戦いでは自分の国の名前を間違っている(我が「アルケイディス帝国」と言っている。正解は「アルケイディア帝国」。アルケイディスはアルケイディア帝国の首都の名前。)
    • たぶん誤字なのだろうが、一応、アルケイディスが国名だった時代もある。もっとも、その頃は帝国ではなく共和国だったが。
  • 第1部10章の終盤ではモグを黒幕と睨んで攻撃、現れた次元のひずみに「そこにすべてがあるのか…」と言いながら入っていった…が特に得るものはなかった様子。インタールードではケフカたちを「化け物」と嫌悪しつつ、状況を打破するために光のクリスタルコア破壊に加担した…が大きな変化は確認できず。いろいろ考えて行動しているがいい結果は出ていなかった。与しにくいスピリタス側から距離を置き、マーテリアの戦士の側に近づいておきたいと考えるのもやむなしか。
  • 断章ではさらに詳しい描写がなされ、記憶についてのことと共闘のワンシーンについてが描写される。
    前者では呼んでもないのに突然一行の前に姿を見せ、ライトニングとセラには記憶の食い違いがあると聞いたと話し、ユウナやワッカには記憶のもやはないのか?と尋ねた。
    ライトニングには何を企んでいるのか?と尋ねられたので、せめて自分が世界で何をしたか、国がどうなったかなどを思い出したい、さらには元の世界の対立は国家の利害ゆえなのですぐには信じられないかもしれないが手を取り合いたいと語った。
    後者では、しぶとい魔物を相手取って交戦するバッツ、ライオンらをウォーリアが庇いピンチになったところを突然助けに入りしぶとい魔物を倒した。
    しかし戦闘終了後彼は何も言わずに去ってしまった。
    ウォーリアはヴェインを義務を果たすのに一途な禍々しい光だ、ライオンはこれが政治家の人身掌握ってやつなのかもしれないと評しバッツはそれを踏まえた上で味方してくれるならそれでいいが、もしヴァンたちを傷つけようとするなら戦うと話す。
  • 自分の祖国と己が成した行動の果てについて知りたがっているが、ある意味その答えにかなり近い時代の者たちがこの世界にはいる。無論、彼らがそれを知っているわけでは無いが、彼らの時代に伝わる伝説を知ればヴェインならば答えに辿り着きそうである。

2部7章ではアルティミシア、カイアスに次いで暴走したスピリタスの戦士を止めるヴィランの戦士の役回りとなる。
共闘の契約は結んでいる、「次元の座標」で呼ぶがいい、などの発言から座標を渡した後の時間軸である。
神殺しと神に成り代わろうとしているセフィロスに世界を乗っ取られては困るらしく、彼を止めようと世界に来たばかりのイグニスに密談をけしかけ上記の旨を警告。
そして、記憶を取り戻したザックスをはじめとした一行と会い、ノクティス殿下は記憶が無いのに王としての自覚や覚悟があるのか?と彼らを試すが如く、彼らと激突。
負けたのちは君のように人材に恵まれたかった、と本音を漏らしたがのちにバルフレアやイグニスは元の世界に戻れば王位継承の争いがあるので仲間に恵まれていないのでは?と推測をされた。

  • 良くも悪くも「ソリドール家の義務」に忠実なだけなのに、能力と実績のせいでまわりから冷徹非情の野心家と「誤解」されていて、ヴェインの本心を理解していたのはシドやヴェーネスくらいだったからな……

FF15の世界のクリスタルが人間の権利を無視して「王」を選定する仕組みについて、民主的に指導者を選ぶことができず選ばれる側も超自然的な存在に運命を定められると評し、そんな神話に縛られることに憤りを感じたことはないのかとイグニスに問いかけた。

  • これといい、良くも悪くも政治家視点だが、本作のヴェインは全体的にツッコミ役を担っている気がしてならない。

2部10章では明確に味方として登場する。
新たにスピリタスに呼び出しを受けていたガブラスに対し、「アーデン・イズニア」「アーデン・ルシス・チェラム」という名の人物が闇のクリスタルを暴走させていることを告げた。
この「アーデン」という敵についていろいろ嗅ぎ回ってたようで、闇のクリスタルの元にスピリタスの戦士たちが集結しまくっているところ、そして皇帝やアルティミシアが闇のクリスタルに封じられている異形の力が「アーデン」に取られることを恐れ「アーデン」を倒そうとしてたり、破滅を望むシーモアやケフカなどが「アーデン」の味方をしようとしてたりすることを知った。
そしてマーテリア一行に「アーデン」を倒そうと持ちかけ、戦いに協力する。
また記憶についてもヴァンから聞き全てを取り戻し、「アーデン」を倒しマーテリアとスピリタスを神の座から下ろし、すべての生者を安息の大地から解放し、死人はすべて消滅させることを望むことを話した。

  • 「死者は死すべし」「死んだ人間は消え去るべきだ」という理屈は正論かもしれない。また「たとえ味方や善人であったとしても、死者の復活は摂理にそむく」という言葉もイヴァリースだと死者の復活を実験すればだいたいアンデッドになって人類の脅威になるという前例を思えば、ごくまっとうな論理であるとさえいるかもしれない。しかしとうのヴェインが死人であり、「死ぬべき時に退場するのは死者の義務」と自らも消滅する気満々であるあたり、そうとうな覚悟を感じさせる。

PFF

2016/01/01に実装されたFF12のカオスメモリア。
モーグリセレクションに出ていないと入手しない。

すべてはソリドールのために

武器は格闘。専用は「人造破魔石」。
魔法補正なし。

HPと力がとても高い。そのほかのステータスも平均以上。
パズルの回答速度で強化が変わるという変わったスキルを持っている。ちなみに最低評価(Nice!)だと強化は付かない。状態異常でパズル評価が下がりやすいのも難点。
ただ素の力が強く、対空のマイナス補正も気にせず殴れる爽快感がある。

PFFNE

エリア25-EXで手に入る。
格闘装備、専用は「人造破魔石?」。氷・闇属性。
アビリティはなし、スキルは「カオスエフェクト【XII】?」、プレミアムスキルは「ギガフレアソード」。

FFRK

FF12出身のキャラクターとして登場。ジョブは「ラバナスタ執政官」。


初期必殺技は「ラッシュ」。
覇者の軽鎧【XII】を装備することで超必殺技「マッハウェイヴ
ヴェインのグローブ【XII】を装備することでバースト超必殺技「嶄然震撼
黒の仮面【XII】を装備することで★6閃技「黒き覇道?
ハイパーリスト【XII】を装備することで★6閃技「ソリドールの闇?
エンシェントソード【XII】を装備することで★6閃技「黒き震撼?
セフィラ・闇【XII】を装備することでオーバーフロー超必殺技「ディバインソード
デスブリンガー【XII】を装備することで超絶必殺技「セフィラの大樹
ヴェインのアームガード【XII】?を装備することで超絶必殺技(ブレイブアビリティ付き)「不撓邁進
アダマン帽【XII】を装備することでリミットチェイン超必殺技「チェインオブダーク?
冥天の小手【XII】を装備することでリミットチェイン超必殺技「黒き深淵?
ダイヤアーマー【XII】を装備することでオーバーフロー奥義「不壊衝天
クリフォト【XII】を装備することで覚醒奥義「親征の檄
ミュートセイバー【XII】を装備することで覚醒奥義「黒ノ波動?
ヴィシュヌベスト【XII】を装備することで覚醒奥義「骨砕拳?
カルマ【XII】を装備することでシンクロ奥義「セフィラの葉叢
エニグマ【XII】を装備することでリミットブレイク・オーバーフロー「断罪
帝国の執政官【XII】を装備することで真奥義「戒律
セフィラ【XII】を装備することでデュアル覚醒奥義「覚醒不撓邁進
ソウルセイバー【XII】を装備することで究極神技「究極落鳳脈?
を使用できる。
また、ヴェイン=ノウスモデル【XII】?にレジェンドマテリア「血塗られた剣」、ミスリルアーマー【XII】に★6レジェンドマテリア「昇華【ヴェイン】」がついている。

FFBE

FF12コラボイベント「エンサ大砂海」に合わせて、2017/7/1に追加された。
トラストマスター報酬は「非常なる策謀家?」。
リミットバーストは「マッハウェイヴ」。