【ゲームと映画の融合】

Last-modified: 2021-05-16 (日) 07:21:38

スタッフの目指すFFの最高目標。
だが、映画版ファイナルファンタジーはあまり芳しいとは言えない結果に終わったため、「ただのスタッフの自己満足」にしか聞こえないという意見もある。
ただ近年公開された映画版バイオハザードは好評を博した。


補足:映画の損失は歴代1位。軽く100億を越している。


映画FFの売り上げは20億円。制作費は160億円w
 
一応、スクエニを弁護すると、FF7の世界をモデルに作成したFF7AC(DVD作品)は
定価4800円で100万枚超を出荷している。


始めっからゲームのアニメ化的な路線でCG映画作ればよかったんだろうなぁ。
その路線の良し悪しは別として、興行的には。


いや・・FF映画が大コケしたのは、まるでゲームのような眠いストーリー展開だったからだそ?
あとFF7ACがコケずにすんだのはただの映像作品として、FF7ファン向けに店頭販売したから。
もしACが劇場公開のみだったら100%失敗してた。

  • 米国では劇場公開されている。
  • ゲームの原作スピンオフストーリーを劇場公開した作品は他にテイルズオブヴェスペリアやCG映画版鉄拳がある。100%失敗するって事もないだろうしこれらを店頭販売限定にしたら今よりもっと高い収益を得たとは思えん。

そもそもゲームファンと映画ファンの層って一致してない気が…
キャラを育てるとかを本分としているプレイヤーにとって
長い過剰演出のイベントシーンは退屈でしかないし、
イベント重視のプレイヤーにとって
キャラ育成なんて面倒以外の何物でもないし…
両方のファンってむしろ少数派ではないか?

  • ↑私はその少数派なのだよ(笑)
  • 俺は映画もX-2も好きなんだよなあ…。
  • キャラを育てるのも、過剰イベントを見るのも大好きだ。映画は嫌いだけどw
  • サウンドノベルみたいにファン層の一致しない小説とゲームを融合させようとする作品もあるけどね。

この辺りの理屈は問答無用でゲーム性信者とかの良い叩きのネタにされているのが現状である。
理想の方向自体は有りだと思うんだがねぇ。


監修にとどまってハリウッドに丸投げか(バイオはそうだろ?)、
LoTRのような中世色を主体にすれば何とかなったかもしれない。

  • 餅は餅屋ということだろう。

FF3でのインタビュー漫画で
「今後SFCが発売されるとグラフィックの美しい映画的なゲームが沢山出てくると思うんですが、
映画的な面白さは本物の映画には絶対に勝てません。ゲームならではの面白さを追求していきたいと
思っています。」
ヒゲはどこで道を間違えたのだろうか?

  • ↑むしろ、その発言自体が「本当は映画的な面白さ」を追求したいというヒゲの本音のように聞こえるのは俺だけか。

FFの映画(Spirits within)が失敗したのは、「FFであってFFでない」という感じではないでしょうか。
具体的に言いますと、確かにタイトルはファイナルファンタジー、シドというキャラクターも出てきます。
だが、それ以外は?チョコボは?モーグリは?これがあってFFではないでしょうか。
また、FFシリーズのストーリーのかなめとなるクリスタルの存在、風、水、土、炎の四大元素、
もしくは四大元素に闇と光を加えた六大元素云々…そのようなしっかりとした設定もなく、
ただ単に意味不明な地球外生命体と戦うというぼやけたストーリーです。
ハインというキャラクターが出ていますが、ゲームでは魔道師という設定が多かったのに、
こちらでは将軍ですw。
また、基本的に舞台設定も良くなかったのかなと思います。
FFは普通異世界が舞台なのに、この映画では遠い未来のアメリカ(?)らしき国が舞台となっております。
そこがACや5のOVAとまったく異なる点です。
一番疑問に感じたのは何で英語なの?でした。
普通に日本人の声優を使い、日本語で話せばよかったと思います。
これだったら、ファイナルファンタジーというタイトルではなくてもよかったのではないかと思います。

  • 「どの客層に売りたいのか」を絞りきれなかったのが変な世界観の原因だと思います。
    日本のゲームファンに見て欲しいのか、アメリカのハリウッド映画を見てる層に見て欲しいのか、
    小学生が親子連れで来る映画にしたいのか、高校生が仲間と連れだって来る映画にしたいのか。
    ゲームファンに絞るつもりが無いなら
    「ファイナル・ファンタジー」というタイトルはもはや足かせにしかなりません。
    一般の映画ファンの足は遠のくから。
    ハリウッドのような映画を作りたいなら、いっそCGに強みを持つ新しい映画会社を立ち上げるつもりで
    アメリカで人気があるコンテンツのCG映画化とかから始めて、
    ある程度映画界での評価と知名度が出てからオリジナル映画を作ればよかったのでしょう。
    逆にゲームファン向けなら↑の言うように「ファイナル・ファンタジーらしさ」を盛り込んだ上で
    もう少しデフォルメしたキャラで対象年齢的にももう少し低年齢向けにした方がよかったでしょう。
  • そもそも少年漫画や朝方や夕方に放送される地上波アニメの様な演出とラノベレベルのシナリオしか作れない(寺田除く)癖に、変に厨二気取って洋画みたいな映画なんかを作るからこうなる。
    (少年漫画や地上波アニメやラノベが悪いものとは言っていない)

ちなみに「実写映画化されたゲーム」にはバイオハザードのほかに、
 
ストリートファイター、ときめきメモリアル、モータルコンバット(続編アリ)、デッドオアアライブ、サイレントヒル、アローン・イン・ザ・ダーク、ダブルドラゴン
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド、ヒットマン、DOOM(続編アリ)、ポスタル、トゥームレイダー、お姉チャンバラ
スーパーマリオブラザーズ、モンスターハンター、サイレン、プリンス・オブ・ペルシャ
 
などがある。
ネタ切れが叫ばれて久しいハリウッドでは近年爆発的に増えた感がある。
完全な主観ではあるが自分が観たなかではモーコンとサイレントヒルが面白かった。

  • FFに限らず原作がゲームや漫画というのは得てして成功例が少ない部類に入る。
    原作に思い入れのあるファンからの反発だけでなくスポンサーやプロダクションの要望や介入、予算や期間の都合、ライターの原作の知識不足など様々な要因が絡んでいる。
    参考:もうやめて! 漫画のライフはゼロよ!
  • 上記の中で好評だったのはバイオハザードとサイレントヒルのホラー。
    ホラーは演出においてはゲーム、映画に共通部分が多いのがその理由か。
    • でも同じホラーにあたるハウスオブザデッドやSIRENの評価はあまり良くない。
  • 更にハリウッドが絡んでくると原作レイプで済まなくなってくる。全くの別物と考えた方がいいだろう。
    昔でいうとストリートファイターII。リュウとケンの改悪はひどいという範疇を超えている。
    最近の事例で言うとドラゴンボールが該当する。
    • 「ハリウッドで映画化」という響きに騙されて、C級作品しか作ってないような連中に
      ホイホイと映画化の権利を売ってしまっている時点でアウトなんだけどね。
      アメコミの映画化が成功しているのは、マーヴェルやDCがキチッと管理して口も出しているから。
    • 場合によっては映画の出来が悪いだけにとどまらず権利関係で長きにわたってグダグダになることも。
      まあこれは映画に限ったことではないが…

RPGは本来はキャラクターを動かすことに意義のあるゲームであり、映画の方向性とは逆の気がする。
(Role Playing=役割を演じる。さすがにTRPGまでさかのぼる気はないが)
ゲーム中のムービーやFF7の映像作品が受け入れられるのは
操作して感情移入したキャラが手のひらの延長線上、自分のキャラ理解の範疇内で動いているからなのでは。

  • ヴァルキリープロファイルは売れはしたがこの点がダメだったため、公式HPでスタッフ自ら反省会をしていた。

まあ映画FFも映画バイオも『ゲームを原作にした映画』であって『ゲームと映画の融合された作品』ではないけどね。
そもそもスタッフの言う映画が何を差してるか分からない。映像演出の事なのか、それとももっと抽象的な物か。よくみかける映画批評で「これは映画では無い。長いテレビドラマのような物をただスクリーンで映してるだけ」というような内容があるが、この場合の映画は映像媒体を示す言葉ではなく“映画”という抽象的な使われ方がある。
例えば手塚治虫の漫画『新宝島』を始めて読んだ藤子不二雄Aは「これは映画だ。紙に書かれた映画だ」と思ったとか。