口臭の治療法

Last-modified: 2010-12-10 (金) 16:37:39

口臭の治療法として、標準的なものは下記に挙げたものになります。
また、口臭治療薬というものもあり、口臭外来で処方してもらえるほか、
薬局などでも市販されています。

 
  1. 虫歯歯周病の処置をします。
  2. 舌ブラシなどを用いて、自分で舌苔を除去します。
  3. 全身的な疾患によるものはその治療を受けます。
  4. 唾液が十分に分泌されていると、細菌の活動を抑制し、
    歯肉も炎症が起こりにくくなります。食事はゆっくり時間をかけてよく噛むことです。
    夜間睡眠中は唾液の分泌が極端に減少しますから、口臭原因物質が口にたまりやすくなります。
    したがって、朝方の口臭は歯磨きや食事後に少なくなります。
  5. 入れ歯の清掃が不十分になると、口臭の原因になりますから、毎食後によく清掃して下さい。
    義歯の洗浄剤の使用も有効です。
  6. ていねいに歯磨きをするとともに、グルコン酸ヘキシジンを主成分とした薬用洗口剤
    (サンスター社のガム・CHX洗口液、ウェルテック社のコンクールFなど)で
    1日2~3回よくうがいをします。
  7. 歯石をとってもらいます。
  8. 歯科医師による口臭の評価が正常といわれても、なお自分では口臭が気になる場合には、
    口臭恐怖症あるいは自臭症というの可能性があります。
    この場合はなかなか本人が治療の効果を認めなかったり、満足しないことが多く、
    歯科心身症の専門医か心療内科などを受診することになります。
     
    口臭の一番の治療法は、生活習慣を改善 することです。
    また、原因疾患の治療とともに、口腔内の清掃消毒を口内炎の処置に準じて行います。
    もし常用している薬剤がある場合は、その薬剤の使用停止、または変更を行う必要も考えられ、
    その場合には医師との相談が大切です。
  9. ドライマウス
    生活指導や対症療法が中心。
    口の中の粘膜保護が必要なことから、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース(モイスチャーとトレー)、夜間義歯などを症状に応じて処方、投与されます。
    ドライマウス対応病院