口臭の治療法として、標準的なものは下記に挙げたものになります。
また、口臭治療薬というものもあり、口臭外来で処方してもらえるほか、
薬局などでも市販されています。
- 虫歯、歯周病の処置をします。
- 舌ブラシなどを用いて、自分で舌苔を除去します。
- 全身的な疾患によるものはその治療を受けます。
- 唾液が十分に分泌されていると、細菌の活動を抑制し、
歯肉も炎症が起こりにくくなります。食事はゆっくり時間をかけてよく噛むことです。
夜間睡眠中は唾液の分泌が極端に減少しますから、口臭原因物質が口にたまりやすくなります。
したがって、朝方の口臭は歯磨きや食事後に少なくなります。 - 入れ歯の清掃が不十分になると、口臭の原因になりますから、毎食後によく清掃して下さい。
義歯の洗浄剤の使用も有効です。 - ていねいに歯磨きをするとともに、グルコン酸ヘキシジンを主成分とした薬用洗口剤
(サンスター社のガム・CHX洗口液、ウェルテック社のコンクールFなど)で
1日2~3回よくうがいをします。 - 歯石をとってもらいます。
- 歯科医師による口臭の評価が正常といわれても、なお自分では口臭が気になる場合には、
口臭恐怖症あるいは自臭症というの可能性があります。
この場合はなかなか本人が治療の効果を認めなかったり、満足しないことが多く、
歯科心身症の専門医か心療内科などを受診することになります。
また、原因疾患の治療とともに、口腔内の清掃消毒を口内炎の処置に準じて行います。
もし常用している薬剤がある場合は、その薬剤の使用停止、または変更を行う必要も考えられ、
その場合には医師との相談が大切です。 - ドライマウス
生活指導や対症療法が中心。
口の中の粘膜保護が必要なことから、保湿力の高い洗口液、保湿ジェル、スプレーによる噴霧、夜間の乾燥を防ぐ保湿用マウスピース(モイスチャーとトレー)、夜間義歯などを症状に応じて処方、投与されます。
ドライマウス対応病院