エリザヴェータ＝グリゴリエヴナ＝ラスプーチナ

PNo.99 エリザヴェータ＝グリゴリエヴナ＝ラスプーチナ

「予言の時来たれり。父様、私はここにいるわ。」

紹介

剣の世界出身の旅の魔女。
異世界人と父親と現地人の母親を持つ半異世界人である。
異世界の神の奇跡と剣の世界の魔術を組み合わせた魔法陣術式を独自の術式といて開発しており、
非常にバリエーションに富んだ様々な魔法を発動する。
預言と遺言に基づいて学園に入学したため、明確な目的を持たない。
強いて言うなら『人生において最も大きな役目を遂げる時』に備え、鍛錬するくらいか。

使い魔として『ジルニトラ』と呼ばれる全身が青白く角と翼を持った女性を引き連れている。
本人曰く『ドラゴンを名乗る不審者』。
ひょうきんな性格で悪戯好きである。だがとある事情で表情が全く変わらない。
よく茶々を入れてはエリザに魔法陣で送還されている。
こちらは事実上のエリザのセコム(接触が悪い)だが、
人の笑顔も好きなのでもしかしたらどこそこで見かけるかもしれない。

そんな二人組である。

プロフィール

好み

弱み

詳細

経歴

北方の寒村にて、不妊症を患ってしまい村八分にされていた母親と
神秘のある世界から異世界転生を果たしたとある怪僧を父親に持つ。

異世界転生後、巡礼者となった父親はある時その村を訪れる。
そこで冷遇される女性を見て不憫におもったその原因である不妊症を治した。
だが、村の女性陣は(自分にも降りかかりかねない不妊症の恐怖もあって)優しくなった一方
男性陣は未だに彼女に冷たくあたっていた現状を見て、彼女を守るために結婚を決意。
(一節によれば彼女は転生前の妻に似ていたとも)
二人の間に生まれたのは世にも珍しい銀髪赤目の娘。
保守的な男性陣はこの娘に恐怖をいだき、女性陣も薄々恐怖を覚えていたようだ。
村からの冷遇はそんなことが原因で続いていき、とうとう母親は心労で倒れ、死亡。
そして娘も迫害させるわけには行かないと父親は当時６歳になるエリザを連れて村を出た。
以降父親とともに旅人、巡礼者となる。

父親との旅の日々はやや奇妙なものであった。
父親は異世界から来たとエリザにのみ話し、剣の世界のものではない神の奇跡を使用した。
その現能は、「治癒」「預言」「千里眼」……これにより各地の人々を救っていた。
だが巡礼者でありながらその神の布教は一切行わず、逆にエリザには『ストリボーグ』という風神と契約させる。
さらに不慣れながら剣の世界の魔術を共に学ぶ形で学習させていった。
後述の「父親について」の欄の通り、これには父親の思惑が絡んでいるのだが、そこは割愛。
こうして２年程立ったときにはエリザは独自の術式を操る幼き魔法使いとして成長。父親と共に人を救う様になっていく。
……そしてこの時には父親が金に執着しない悪癖を持っていたため生活費を確保するよう奮闘するようになる。
この他にも父親にはいくつかの悪癖があったためエリザは苦労するようになるが、
それでも教え導き、人を率先して助けようとし、度が過ぎてはいるが争いを好まぬ父親の姿勢には好感を抱いていたようだ。

そうして世界を巡り巡ってエリザ１４歳を５日後に控えた１２月１７日、いきなり父親から預言を託される。
「役目を終えた塔が再び人を集めし時、
　人生において最も大きな役目を遂げる時がくる」
そうしてストリボーグとさらなる契約を結び化身であるジルニトラを使い魔として賜る。
――その後、父親から抱きしめられ「すまない」と告げられる。
突然の行動に全く意味がわからないまま、「その時」を迎えることになった。
……父親が旅先の宿で飲んだ茶には毒が盛られており、
突如現れた暗殺者たちから銃弾を数発浴び、血を吹き出しながら斃れる。
倒れた父親は数度殴打され、銃弾も打ち込まれ、
最後は凍った冬の川に、沈められ殺されてしまった。
これらの行動はすべてエリザの前で行われており、彼女もまた銃殺される所であった。
だが、物質界に降りた直後で動きに支障をきたしていたジルニトラがようやく行動を開始、
エリザを救って逃亡に成功する。
このことはエリザにとっては強烈なトラウマとして残っており、
拳銃を見ると無条件で恐怖を感じるようになってしまう他、
毒、凍った川にも若干の苦手意識を持っている。

以降はジルニトラと共に各地を巡っていた。
当初こそ起動が遅かったせいで父親を喪ったと感じていたエリザは冷たくしていたが、
笑顔を是とするひょうきんな性格と、身を挺して自分を守ろうとする献身さに絆され、
最終的には新たな家族にして親友といった立ち位置に収まる。
また彼女との６年間は移動手段に箒による高速飛行を入れることが可能になったこともあって
この短い期間で(人の手で開拓が進んだ範囲だけではあるが)ほぼすべての地域を巡ることに成功している。

そして、父親最期の予言の時がやってくる。
「役目を終えた塔が再び人を集めし時、
　人生において最も大きな役目を遂げる時がくる」
――かつて、何でも願いを叶える秘宝があると言われた塔「SecondSword」
役目を終えたはずのその塔が、なぜか魔法学園として人を集め始めたのだ。
まさしく、預言そのままであった。
預言に従う必要性は、必ずしもない。
だが、これは預言であると同時に、父親の遺言なのだ。
父親に深い親愛の情を抱いていたエリザに、この言葉を無視する選択肢はなかった。

そうして、彼女は魔法学園の戸を叩くのだった。

外見

小学生中学年程度の低い身長と軽い体重。
それに見合った平坦で細身な体型。
幼さが残る顔など、見た目は完全に少女。
髪色は銀色で、くせっ毛気味。肩口までのセミロングヘアーを好む。
瞳は暗い赤色であり、ジト目気味。故に表情の変化量は乏しいが、
後述の通り表情がコロコロ変わる性格なので、余りジト目を感じさせない。
肌の色は病的に白い。髪色・瞳色と併せて典型的なアルビノの色彩。

服装は赤系統のものかつ長袖を好み、
胸元の「蒼い星と金の十字架でできたブローチ」と頭の「魔女の帽子」をトレードマークとしている。
基本的に厚着であり、手袋とタイツはほぼ標準装備である。
外行きのときは背負かばんを背負ってることも多い。

色合い的に白と赤のコントラストが発生することが多く
それがイメージカラーにもなっている。

性格

一見すると冷静沈着でクール。余裕をもった大人に見える。
だが感情の起伏は大きく、結構コロコロ表情が変わる。
平時では予想外の事態に非常に弱く、慌てることもしばしば。

旅人だったときの経験から人間の悪意も理解し、
スラム街にも平然と足を踏み入れては
凄惨な光景を無言でスルーできる胆力はある。
……が、非情になりきれない部分もあり、
その根っこはどちらかと言えば利益よりも情を優先する人物。
悪意に耐性はあるが、お人好しである。

備考

使い魔

「どーもどーも、『ドラゴンを名乗る不審者』ことジルニトラです。」

プロフィール

紹介

異界の風神・ストリボーグの化身。
エリザヴェータが１４歳の頃、ストリボーグとの契約によって生まれ落ちた。
化身＝神が地上で行動するための身体であることや
ストリボーグの力が信者一人分(＝エリザヴェータの信仰心)のみしかないため
ガワが虚構の竜ジルニトラであること以外はストリボーグがそのまま出てきている状態である。

エリザの魔力と契約によって生まれ落ちた存在であるため、エリザとは家族同然の関係にあり、
その行動方針はほぼすべてエリザのためである。
本来の目的である「風神ストリボーグをこの世界に根付かせる」もエリザより優先度が低くなっている。
故にエリザを傷つける者を許さず、事実上のセコムになっている。

が、その傷つけるというラインがめちゃくちゃゆるい。
エリザが本気で怒ったり泣いたりしない限りは割と許す。
なんなら後述の通り自分からエリザにいたずらを仕掛けてくる。
そうこの使い魔、とても享楽主義な性格をしているのである。

能力

ストリボーグの魔法陣術式

剣の世界の魔術及び風神ストリボーグの神秘を組み合わせた独自の魔法陣術。
自身の魔力を通した万物で魔法陣を描くことで魔法を発動できる。
魔法陣の外縁には主に発動者の名前を書き、
その内側にある４つの円に『ルーン文字』と『キリル文字』を書き加えることで様々な効果を引き起こす。
表現に幅があるルーン文字の組み合わせで多様な効果を引き出すのが特徴的。
『メインサークル』にはメインとなるルーン文字とその属性を指定するキリル文字の文章を入れ、
『アディショナルサークル』にメインサークルのルーン文字を補助するルーン文字を入れることで効果を発揮する。

• 例

  MC*1	AC*2１	AC２	AC3	発動効果
  ᛁ(イス)	ᚱ(ラド)	ᚦ(ソーン)	ᛗ(マイン)	氷の針を飛ばす。魔術の強奪を防ぐ。
  ᚱ(ラド)	ᛖ(エオー)	ᛖ(エオー)	ᛗ(マイン)	二匹の魔術馬による馬車を召喚。自分と許可した相手以外乗れない。

剣の世界の呪文

キリル文字の単語を魔力を込めて唱えることで簡単な魔術を発動可能。
また風属性の初級魔法ならばそれすら無視して指を鳴らすだけで発動可能。
これらを用いて煙を出し、風を精密操作することで魔法陣を展開、魔法陣術式にもっていくのが基本戦術となる。

ルーン魔術

魔法陣術式にルーン文字を使う関係でこちらもエリザの得意魔術となっている。
主に道具に魔力を込めて刻むことでそのルーンの応じた魔法が発動する。
ただし魔法陣術式ほど出力が出ず、魔力操作を間違ったり集中しきれていないと
思ってたのと違う効果が発動したりする。
それでも魔力再装填でチャージ式の魔道具が作れたり魔法陣術式と違って自分以外の人に使えたりと非常に便利。

関連コミュニティ

• シュトゥルム寮談話室
  稀に顔を出す場所。エリザがつくったフォーチュンクッキーがおいてあり、御神籤ができる。
  疲れていたら彼女が紅茶など振る舞ってくれるかも？
• 使い魔の集い
  ジルニトラが顔を出す場所。とはいえあまりきていないような……。
  使い魔のみ、主人禁制。顔を出すときはご注意あれ。

他キャラクターとの関係

現状はやや関係性が薄い。(※許可もらった人から載せていくかも)

PL情報

PL名	ウェイクロード
PL Twitter	@wakerord
イラストレーター	©IVR　※Vカツで作成してます。
活動時間	不規則、労働時間１２時間かつシフト制なので予測不能。

Tag: キャラクター シュトゥルム 魔術科 大学部 氷属性 現地人 チェヌ部