【IVL開幕前インタビュー】Gr戦隊隊長蓝胖子

Last-modified: 2021-11-06 (土) 13:28:39

Gr戦隊隊長蓝胖子―栄光のために、より良いGrのために

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背景

2020-06-24
GrのCall of the AbyssⅠでの優勝後、生まれ持って洒脱*1で楽天家の少年蓝胖子が隊長の座に就いた。 これは責任であり、期待であり、栄誉でもある。 「第五人格」の公式大会が正式に開催されて以来、Grはほとんどの大会で優勝しており、これは選手の実力の証明であり隊長である蓝胖子の最大の功績である。2020年「第五人格」のプロリーグIVLが正式に設立され、「トーナメント出場者」から「プロ」へとなった蓝胖子はどういった不安と期待を抱き、そのメリットとデメリットをどのように見ているのか。まずは、蓝胖子が「第五人格」の大会に初参加したときから話しましょう。

インタビュー

Q:「第五人格」を知ったきっかけは?
A:最初は仲間内で投稿された写真を見て、「このゲームは面白いな」と感じていました。ダウンロードして試してみたらゲームを辞められず、それから真剣に研究して、ランキングに入るよう努力しました。S1終了時には、サバイバーランキングでトップ20に入り、S2ではサバイバーランキングで1位になりました。*2

Q:初めて大会に参加した時の感想は?
A:初めて参加した大会は「Call of the Abyss I」で、この大会の存在を知ったときから参加したいと思っていました。ゲームのランクをWeiboに投稿したところ、流年豆豆が私を見つけて、Grへの加入を手助けしてくれました。最初のCall of the Abyss で優勝できるとは思ってなく、望外の喜びでした。

Q :COA I後どのようなメンバー変更が行われ、その後の大会結果はどうだったのでしょうか?
A:COAⅠでの隊長は抽疯(Crazy)でした。みんなが私の性格を外向的だと思っていて、私を新しい隊長に選びました。COAIの決勝で戦ったVEの皮皮限と马克克を加えて、跨平台精英赛に参加しました。時間的余裕がなく、連携を深めることもできずチーム全体の準備があまり進まず、BO5を戦うのも難しく当時はベスト16にとどまりました。

Q:大会に参加して以来、最も困難な時期はいつでしたか?
A:COAⅡのオンライン予選でRGに敗れた時だったと思います。 グループ内で1位になれず敗者復活組に落ちてしまいかなりのストレスを感じました。

Q:第五人格の大会に参加する過程で、どのような心境の変化がありましたか?
A:最初は自分の力を発揮し、ゲームで生活していく事を家族に証明したいと思って大会に参加しました。 しかし、本当にゲームで生活できるようになった時、もはや何かを証明する必要はなく、それよりも試合や自分の思いを優先するようになりました。COAⅠの時が一番緊張しましたが、その時は過程を重視していて、結果はあまり気にしていませんでした。ただし良い結果が得られました。COAⅡの時はすでに多くのファンがいて、チーム全体がさらに多くのプレッシャーを感じていました。復活組から藻掻いてglobal finalsに進出し、もう一度優勝したのは栄光を守ったと言えます。その後、ますます多くの大会に出場し心の中に些かの倦怠感が生じましたが、同時にさまざまな状況に向き合うことで心が落ち着いていきました。この過程で、自分がどうやって自分自身を突破するのかが楽しみになりました。

Q:大会に参加する中で「第五人格」がいつかプロリーグを設立するまでに発展すると思ったことはありますか?
A:考えましたよ、もちろん考えていました。最初に「第五人格」のプロ化を考えていたのは、2019年の前半だったと記憶しています。当時他の人にその話をしても、みんな「ありえない」と考えていました。しかし、私は非常に自信を持っており、第五人格プロの誕生を非常に期待していました。

Q:なぜ「第五人格」はプロ化できると思いましたか?
A:第一に「第五人格」の対戦方式は非常に特殊で、同じような非対称型ゲームの大会は市場にほとんど存在しません。第二にこのゲームには多くのキャラクターがいて、注意しなければならない点がとても多いです。その結果試合は目まぐるしく変化し、髪の毛1本を引っ張って全身を動かすこと(瑣末な出来事が全局に影響する)も多々あります。つまり、ちょっとしたことで全体の状況が変わることがあるのです。*3よって、観客にとってかなり刺激的に映ります。 観戦は「ジェットコースター」に乗っているようなもので、「心臓の薬」を飲まなければならないというファンもいて、ゲームの興奮を物語っています。

Q:IVLが設立されたことを知った時の第一印象は何でしたか?
A:はっきりとした知らせがない中でも、毎日楽しみにしていました。リーグ戦の話が確定した後は心配と期待の気持ちが入り混じっていました。 期待は言うまでもなく、心配は将来のことがわからない何が起こるか分からないし、プロは年齢が重要でありあと何年プレーできるかわからないということでした。しかし、そのニュースを聞いてすぐに、私は契約することを決心し、またクラブが他のチームメイトと契約するのを手伝いました。結局のところ、私が一番長くGrとに在籍しているキャプテンであるからです。Grが「第五人格」のプロの始まりと終わりまで続いていることを願っています。

Q:IVLに参加することは、これまでの大会とどのように違うと思いますか?
A:以前はゲームへの愛に基づいて大会に参加していました、ほとんどのチームはプレイヤーが作った“民间战队(アマチュア戦隊)”でした。参加の目的はゲームを楽しみながらみんながオフラインで集まるためで、賞金を稼ぐことはついででした。プロリーグ設立後多くの正規のクラブが参加し、すべての選手が「アマチュア」から「プロ」に変わり、趣味を仕事にしたことで大会への参加がより正式なものとなり、選手の改善の余地や努力の方向性が明確になってきています。大会に参加する目的は間違いなく優勝してチャンピオンになることです。

Q:あなたの目には "プロ選手 "とはどういう意味に映りますか?
A:プロはもう家のベッドでは寝られないという意味です(笑)。「天のまさに大任をこの人に降さんとするや*4」ということですね。きっと苦しい目にあうでしょう。訓練したり、連携を高め合い、研究することにもっと時間をかけなければならないのです。

Q:何を失い、そして何が得られるのでしょう?
A:自由を失い自分の中の一部を失ったことで、皆が一つの集団なり個人の概念はあまりなくなります。全員が自分を変えることでチームに協力する必要があります。毎日起きてからどうやって改善するかどうやってトレーニングするかを考えるはずです。 また家族や友人との時間も失われます。もちろんチームメイトやチームの向上、ゲームへの理解の深まり、そして優勝後の名誉など多くのメリットがあります。

Q:"COA三冠王"としてIVL開幕後に大きな期待が寄せられると思ったことはありませんか?
A:私個人の状態は非常に良好で、特別なプレッシャーはありません。 第一に私はチームメイトに非常に自信を持っています。誰もが普通にプレーしている限り、悪いプレーをすることはありません。今はチームの力を最大限に発揮し、人事を尽くして天命を待つということです*5

Q:隊長として、将来に対してどのような責任を負うことになると思いますか?
A:プロ化前は監督もコーチもいなかったので、隊長としていろいろなことを兼任しなければならなかったので今はリーグに感謝しています。チームがより正式なものになってからは、隊長は公式との話し合いや選手の日常生活の調整など、些細なことに気を配る必要がなくなり、試合により多くのエネルギーを注ぐことができるようになります。チームの "团魂(グループの魂) "*6である私は、とにかくみんなの結束力を高めてゲームに臨みたいと思っています。

Q:自身に対しまだまだ改善すべき点があると思いますか?
A:隊長は最もチームに「従順」でなければならず、クラブの仕事やいくつかの規則のすべてで手本を示し、チームメートがうまく協力して安心してゲームをプレイできるようにする必要があります。

Q:今後の試合で受けるかもしれないチームへの重点的な集中的な研究に対して、何か対処方法がありますか?
A:私達の進歩が速い限り、相手の研究は追いつけません。 もちろん、私たちも黙って見ているわけではありません。相手の事もより研究していきます。

Q:最近のチームのトレーニング状況ははどうですか?
A:トレーニングの状況はとても良好です。選手全員がプロリーグへ適応するために努力する必要があります。開幕後すぐに出場できる状態にしたいと思っています。呵呵哒はIVL設立後に私たちに加わりコーチとしてのトレーニングの効率を改善し皮皮限にアドバイスしてくれてます。また全体的な状況からのサバイバーのいくつかのミスを見つけて、私達が更に強くなることを手助けしてくれてます。次に選手として呵呵哒の登場により、他のチームが我々を対策するのに時間がかかるようになるかもしれません。呵呵哒と皮皮限のキャラプールは互いに補完し合えるので、彼は我々の秘密兵器のようなものです。

Q:チームメイトの最近の状態はどうですか?
A:皮皮限はチームで最も勤勉*7です。どのチームメイトでも皮皮限と訓練したい場合はいつでも協力する準備ができています。特筆すべきは567で、朝から晩まで食べてますが、トレーニングのための体力を補充するためです。また訓練で皆に貴重なアドバイスを与える選手です。马克克は相変わらず安定したチェイサーです。みんなが訓練後に積極的に意見を出しています。また、新加入の小沐木も積極的に順応しようと努力しています。 私はトレーニングに集中するだけでなくみんながより良いトレーニングをしてくれることを願って、食事や深夜のおやつを作ったりすることもあります。

Q:次の試合や対戦相手に期待することは何ですか?
A:次の環境の最大の変更点は、永眠町が新しく追加されることで、私達Grは以前の「赤の教会の神父」、「軍需工場の工場長」のように「永眠町の町長」になりたいです。対戦相手については、我々を含めてまだ戦術体系が確立されていないチームが多いので、ZQやMRCのように個人の実力が高いチームを脅威に感じています。 開幕戦のZQとの対戦は非常に楽しみにしています。

Q今後のIVLに期待することは?
A:試合のルールがますます完璧になり対戦相手もますます強くなって、視聴者にもっと素晴らしい試合をお届けできると期待しています。 Grもその過程でずっと成長して、本当のプロチームになっていきます。

参考資料

https://id5.163.com/news/official/20200624/26476_888673.html


*1 俗気がなく、さっぱりしていること
*2 蓝胖子が1位を取ったS2では叉鸡(Chaji)、小沐木(xmm)、猫子(maozi)と共にF4と称された。第2シーズントップサバイバーの様子を知りたい人は当時ハンター1位だったAlexのアーカイブを視聴することを勧める。https://www.zhanqi.tv/profile/401562092
*3 同様のことを繰り返しているように見えるが、原文では牵一发而动全身(髪の毛1本を引っ張って全身を動かす)から一些小细节可能会扭转整个局势(ちょっとしたことで全体の状況が変わる)という言い換え
*4 天将降大任于斯人也、孟子の言葉
*5 尽人事听天命( やるべきことはやったので、結果は運命に任せること)
*6 团魂とはメンバー間の関係が家族のようなもので、集団としての意識を持ち、決して離れずお互いが親愛の念を持っていることを意味する
*7 皮皮限に対して吃苦耐劳と評している(苦しみやつらさを耐え忍ぶ→勤勉)