ビロードカワウソ

Last-modified: 2025-11-06 (木) 09:45:01

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生態

ビロードカワウソは、哺乳綱食肉目イタチ科ビロードカワウソ属に分類される食肉類。
本種のみでビロードカワウソ属を構成する。

ダム建設や干拓による生息地の破壊、工業廃水や農薬による水質汚染、狩猟などにより生息数は減少している。
1977年にカワウソ亜科単位でワシントン条約附属書IIに、2019年にワシントン条約附属書Iに掲載されている。

出典

和名:ビロードカワウソ
英名:Indian smooth-coated otter、Smooth-coated otter
学名:Lutrogale perspicillata
体長:65-79cm
体重:7-11kg
尾長:40-50cm
主食:魚類、甲殻類、カエル、鳥類、ネズミなど
分布:南アジア大陸部、中国南西部、東南アジア(大陸部、スマトラ島、ボルネオ島、ジャワ島、シンガポール島)、飛び地的にイラクにも分布する。大河川から小河川、水田、養魚池、氾濫原、マングローブ域、サンゴのみられる海岸線と、広く様々な環境に生息する。
寿命:10-15年(推測)

湖沼、マングローブなどに生息し、海洋に生息する事もある。
主に魚類を食べるが、昆虫、ヘビ、小型哺乳類などを食べることもある。

尾が扁平なことで他のカワウソ類と区別できる。
家族からなる群れで暮らす。地域によって活動時間帯が異なり、昼行性の地域と夜行性の地域がある。
バングラデシュやインド、中国、東南アジアでは、魚を網に追い込むためにカワウソを漁労に利用してきた。
シンガポールの都市公園に生息するビロードカワウソは、インターネット上の映像でも見ることができる。
生息地の減少や狩猟のために個体数は減少している。

繁殖様式は胎生。
10-12月に交尾を行う。
妊娠期間は60-63日。
インドやネパールでは10月から翌2月に出産する。
1回に1-5頭の幼獣を産む。
生後10日で開眼する。
生後1年で成獣と同程度の大きさまで成長し、生後2-3年で性成熟する。

野生下では生息地域が同じであるコツメカワウソとの交雑種がいるとされている。

 

国内で飼育されていたビロードカワウソ