手紙・配達などの物流について

Last-modified: 2017-10-02 (月) 15:04:30

■ヘルメス

世界各地へ分け隔てなく情報を届けることを目的とする非営利団体。
各国政府や、各国企業団体、他寄付者から支援を受けて活動している。
支援を受けた国や企業に魔導通信基地局を設置、ネットワークを構築することで大陸全土及び周辺の島国へ情報通信ネットワークを張り巡らすことを目指す。(ヤマトへはオセアノの海底ケーブル技術を借りてネットワークを構築)
好戦的なロザリア帝国も自国にメリットありと、この団体への支援は惜しまない。

 

■グローバルネット

各国が整備した魔導通信基地局を繋いで構築した情報通信ネットワークを更に非営利団体ヘルメスが拡張し、
繋ぐことで国の枠を越えてネットワーク通信を可能としたインターネットに似たネットワーク。
グローバルネットに接続すると接続端末にはGP(グローバルネットプロトコル)アドレスが割り振られる。

 

■ホームページ

グローバルネットに接続した魔導演算機をサーバとして置くことでグローバルネットに
魔導演算機の端末で繋いだユーザに情報通信サービスを届けるホームページを表示できる仕組み。
ヘルメスが提供する魔導制御術式で書かれたブラウザソフトウェアを端末にインストールして閲覧する。
閲覧先は、GPアドレスの入力の他、これを文字化したドメイン名でアクセスすることで決められる。
(DNSの仕組みは現実世界と同じ)

 

■メッセージシステム「ヘルメス」

グローバルネット上にある、ヘルメスの運営する同名の情報通信システム「ヘルメス」に接続することで、
ヘルメスにアカウントを持つ人にメッセージや画像などの情報を送ることができる。通話も可能。
魔導演算機の端末にヘルメスの提供する魔導制御術式で書かれたソフトウェアをインストールすることで使用可能となる。
アカウントの発行は無料。

ちなみに現在の技術で魔道演算機は現代でいうスマートフォン並みの薄く小さいサイズくらいまで小さな機種が存在する。

 

※ロル上でのメッセージの届け方一例
ロル上にメッセージを残し、
「――へ、部屋(数字)の○○時頃に貴方宛ての手紙を送りました」のように
伝言板スレッドに投稿することでお部屋のメッセージを確認してもらう。

 

■ポイントコレクター

「座標(コーディネイト)」の魔導制御術式が封入された座標位置情報取得デバイス
(現在世界で言うGPSのようなもの)が内臓されており、持ち主の魔力を定期的に吸収し、
疑似メギン機関で増幅して「座標」の魔法を発現することで位置座標を自動取得する。
極小さな「座標」を発動するのと、メギンでの魔力増幅を行う為、
一般人であっても自然回復力未満の魔力消費しかしないので、メギンさえ切れなければ、半永久的に座標を取得し続けられる。
一応、メギンが切れると魔力の吸収も止まる安全装置付き。(メギンはメギン結晶やメギン機関に接続することで充填可能。)
取得した座標は、ユニークIDと共に後述の宅配サービスのサーバに魔導通信にて送信される。
後述のクライアントサーバ型宅配システムに荷物が届くとデバイスに信号が灯り教えてくれるようになっている。
そのまま受信用のボタンを押すと、しばらくした後、荷物が転送されてくる。
転送魔法の波動を検知する装置「リープディテクター」が付属しており、
近くに転送魔法が発現する兆しを感知すると、アラームが鳴って教えてくれる。
リープディテクターは転送してくる敵に備えるアラームとしても使える。

 

■ヘルメス座標情報サービスと宅配業者

ヘルメスが各地にサーバを設置しており、ポイントコレクターで収集した座標情報をデータベース化している。
このデータベースの情報は、ヘルメス座標情報サービスのホームページを閲覧すると、
ポイントコレクターで収集した特定のユニークIDに紐付く転送先の座標が随時更新されている様子を無料にて画面で見ることが可能。
これを利用して、特定の家を持たない冒険者や傭兵に転送魔法による宅配を行うことが可能。

 

送り方は以下の二つが存在する。
・ピアツーピア型
ヘルメス座標情報サービスのホームページに乗っている座標に向けて送信者自身が転送魔法を使って送る方式。
メリットは直接送る為、転送魔法が使えるならコストが発生しないこと。転送が早いこと。
デメリットは、魔力が低い者や、転送魔法が使えない者は、長距離送る際にスクロールに頼らなければならないことや、
受け取るタイミングを受信者が選べないこと。
受け取りの意思疎通しやすい、短距離向けの送付方法。

 

・クライアントサーバ型
送信者が、一旦中継地点の宅配業者に転送し、受信者が遠隔地から転送を指示して指示を受け取った宅配業者が受信者の元へ荷物を転送する方式。
宅配業者の転送先座標はヘルメス座標情報サービスのホームページに記載されており、
その座標へ宅配料と共に、ユニークID、返送先座標を記載した荷物を転送すると、
宅配業者は、受信者が指示したタイミングでユニークIDに紐付く受信者の座標へ荷物を転送してくれる。
ただし預かってくれる期間は10日のみで、それを過ぎると返送先へ転送されて戻ってくる。
宅配料はホームページに座標を入力すると算出してくれる。
送付した荷物に宅配料が足らない場合は、返送先へ送り返されてくるが、返送先が記載されていなければ、そのまま荷物は破棄される。
メリットは、中継地点を経由するので、遠くへ荷物を届けられること。受信者が受け取りたいタイミングで荷物を受け取れること。
デメリットは、宅配業者に宅配料を支払う必要があること。転送に時間がかかること。
受け取りの意思疎通がしくにい、遠距離向けの送付方法。
宅配物に危険物が紛れていた場合(テロなど)の対策の為、全魔法属性効果を抑制する結界の中、荷物の受け取りと危険物チェックが行われる。
危険物と判断されると、返送先には戻らずに破棄される。
宅配業者へのメッセージ送信も可能となっており、宅配物が現在どうなっているかは、こちらで確認できる。

 

■大規模な物資の輸送について

転送魔法陣は、一度に沢山の物資を運ぶことができない為、各都市間の物流については、大型輸送用ヒュペリオンを有するキャラバンや運び屋ギルドが担っている。
疑似メギン機関での長旅はメギン結晶が欠かせぬ為、メギン結晶が採掘出来る土地ではクレイドルを建造し旅人相手の商売で潤っている町等もある。
また、この隊商を魔物や盗賊から防衛する為の傭兵も大きな存在となっている。
余談だが、フェイロンからクリシュナまでかつて商人たちが馬や徒歩で絹を運んだ通称「絹の道」と呼ばれていた。
現在では地上艦やコンテナを引いた輸送用ヒュペリオンが隊商を組んで通っている。