エネルギーについて

Last-modified: 2017-11-19 (日) 20:14:02

■メギン

ヒュペリオンを動作させるメギン機関が作り出すエネルギー。メギン粒子と呼ばれる細かな粒子の集合体。自然界のいたる所に散らばっている魔法物質「マナ」を収束したもの。
消費することで、魔法を増幅する効果があるが、魔力への直接変換は不可能。
増幅効果は消費メギン量に比例する為、少ない魔力消費でもメギン消費量によって、強力な魔法を放つことも可能だが、増幅効果は、指数関数的に増えるので、消費魔力量によって、同じメギン消費量でも効果に大きな差を生じる。

 

■マナ

メギンの元となる魔法物質。マナ粒子というメギンより細かな粒子の集合体。遥か古代の時代から自然界に存在してきた物質で、尽きることなく世界を循環している。メギン機関から排出されるとフォトン崩壊に似た発光現象が起き、赤紫色の光の粒子が肉眼で見て取れる。

 

■メギン機関(メギンドライヴ)

自然界に存在するマナをメギンに変換する動力機関。使用したエネルギーは再び自然界にマナとして排出される永久機関。擬似メギン機関に比べ、小型、軽量、高エネルギー効率を誇る。
メギン機関内部のマナから変換したメギン粒子は熱反応を放つ前の状態となっているので安定しており、この状態のメギンを用いて魔力増幅を行うことができる。
一旦メギンが空気中に放たれると高熱を発するエネルギー体となるので、この状態になると魔力増幅に用いることはできない。非常に強力な破壊エネルギーを持つので空気中に飛び出したメギン粒子に触れるのは危険。
(メギンをエネルギーとして扱えるのは空気中に放つ前まで)
熱反応を放つ前のメギン粒子を安定格納可能なのは、疑似メギン機関、メギン機関のみで、他の筐体にメギン粒子を蓄積しておくことはできない。
ヒュペリオンの動力として使用可能であり、メギン機関の永久機関としてのメギン蓄積機構は常に稼働し続けているものの、機体を稼働させる為のエンジンについては、ON/OFF機能が付いている。
ONの状態だと継続的にメギンを消費するので、メギンをチャージしたいときは、エンジンをOFFにしておくと、効率よくメギンをチャージできる。(この状態で中型メギン機関で空っぽの状態から全回復まで24時間ほどかかる)

 

神経接続などで、熱反応を起こす前のメギンを体内に取り込んで魔力増幅を行う行為について
様々な魔法物質、化学物質で構成された人体に高熱源体となりうる物質を取り込む行為であり、いつ熱反応を起こすか分からないので非常にハイリスクかつ、熱反応を起こさない程度の少量のメギン粒子だと増幅効果も小さいのでローリターン。そもそもメギンは巨竜、巨人、シュヴァリエなど人知を超えた敵に人類がヒュペリオンで対抗する為に作られた物質であり、生身の肉体に用いるように設計されていない。
(メギンを用いた魔力回復は行えない前提は変わらないので、増幅魔力での回復も行えないので、外にアウトプットするしかない魔力となる)

 

■メギン結晶

自然界に存在するマナに様々な物質を混ぜて結晶体として固めたもの。
メギン機関、擬似メギン機関に接続することで、メギンを大量に生成させ、急速回復を行うことも可能。
なお、メギン機関のエンジンが稼働中は接続してもメギンを生成できないので、戦闘中の補給は不可能。メギン機関のエンジンが「停止状態」もしくは「補給モード」のみ補給が可能で、複数機関を繋いでいる場合も互いが干渉し合うので、全ての機関が「停止状態」もしくは「補給モード」でないと補給不可。
(ただし、バイパスした機関を遮断すればそれぞれのメギン機関を「停止状態」もしくは「補給モード」にすることで補給可能)
「停止状態」もしくは「補給モード」に入るには、そのモードを選択してから10分程かかる。(メギンが空っぽであってもこの時間は必ず必要)
メギン結晶での回復時間はメギン量にも拠るが、アークに空っぽの状態から満タンの状態に補給するまでには30分ほどかかる。
純度が存在し、マナの純度が高いほど少ない量で高いエネルギーを生み出すことが可能。マナに混ぜる魔法物質を高価なものに変える、メギン結晶を圧縮する等で、純度を上げられる。また天然のメギン結晶も存在し、此方は純度が高いものが多い。特に最高級の純度を持つメギン結晶はマナクリスタルと呼ばれる。一般的に流通しているのは低純度のメギン結晶で、安価だが、重量も重く、あまり大量に機体に持ち込むことはできない。軍は遠征時には高純度のメギン結晶を大量に戦艦に積み込んで出撃している。
「メギン」結晶という名称ではあるが、メギン結晶は、マナを高濃度で封じ込めた代物であり、メギン粒子そのものは格納されていないので、メギン結晶を気化爆弾のように使用することはできない。
生成には、それなりに大きな施設が必要で、純度が低いものでも生成には数日を要する。
価値としては、以下のようになる。

 

・マナクリスタル・・・100万シグルス
フォルトナの戦艦ケルビムのメギンの三分の一を賄える程のメギンを生み出せる。

 

・高純度メギン結晶・・・30~50万シグルス
最高級品でフォルトナのアーク一体分のメギンを賄えるメギンを生み出せる。

 

・低純度メギン結晶・・・数千~10万シグルス
最高級品でフォルトナのアーク一体の5分の一程度のメギンを生み出せる。
大きな街には、各住民の家にメギンを流すケーブルが基地局より出ており、それによって生活家電などの消費メギンを賄っており、定期的に消費メギンに応じた料金を支払っている。その料金は現実世界の電気料金とほぼ同じ。

 

■擬似メギン機関(疑似メギンドライヴ)

メギン結晶からメギンを生成する動力機関で、現在の人類の技術力で製造可能。自然界のマナをメギンへ直接変換する技術は未だ確立されていない。エネルギー効率もオリジナルに及ばず、メギンの回復にはより多くのメギン結晶が必要。またオリジナルより大型で、重量も重く、製造には高いコストが掛かる。熱心な研究者により徐々にエネルギー効率の高く、小型の擬似メギン機関も開発されているが、オリジナルにはまだ遠く及ばない。燃費は悪く大型ながら、高品質な擬似メギン機関は瞬間的なパワーならオリジナルに匹敵するものも存在する。

 

■クレイドル

いわゆる補給施設。メギン補給の他、機体修理、機体改造も請け負っているクレイドルも存在する。設備は規模によって異なり、材料を持ち込むことで改造を依頼したり、道具をレンタルして操者自身で改造したりすることも可能。

 

■クラティア

シュヴァリエを動作させるクラティア機関が作り出すエネルギー。クラティア粒子という細かな粒子の集合体。自然界のいたる所に散らばっている魔法物質「セオレム」を収束したもの。
魔力の増幅効果はメギンとほぼ同じだが、増幅効果に対して、クラティア消費量が少ないため、魔法増強においての燃費はメギンより優れる。
半面、クラティア兵器としての燃費はメギンに劣る。
メギンと違い、魔力をクラティアに変換することが可能。ただし、クラティアを魔力に変換する逆変換はできないのでクラティアを用いた魔力回復は行えない。
また、メギンやクラティアで魔力の増幅を行うと変換に必要な因子が失われてしまうので、増幅魔力ではクラティア回復は出来ない。純粋な生体魔力のみが魔力での回復手段となる。

 

■セオレム

クラティアの元となる魔法物質。セオレム粒子というクラティアより細かな粒子の集合体。遥か古代の時代から自然界に存在してきた物質で、尽きることなく世界を循環している。人間界では濃度が薄く、魔界では濃度が濃い。これは「とある理由」から「世界の修正力」が働く故。
アビスホールを多数設置することで、セオレム濃度を上げることは可能だが、最大で通常空間の2倍程度。それ以上の濃度になると人間界における「世界の修正力」によってセオレムは消滅してしまい、これ以上の濃度にはならない。(様々な時空がねじれ、混じり合う特異点である「奈落の塔」のみ例外)
クラティア機関から排出されるとフォトン崩壊に似た発光現象が起き、青白い色の光の粒子が肉眼で見て取れる。

 

■クラティア機関(クラティアドライヴ)

自然界に存在するセオレムをクラティアに変換する動力機関。使用したエネルギーは再び自然界にセオレムとして排出される永久機関。人間界ではセオレムの濃度が薄い為、エネルギー効率が悪く、回復に時間がかかる。
人間界での回復速度はメギン機関の10分の一ほど。
魔物と意思を疎通する為の波動を作り出す機能を持っており、知性の無い魔物なら操ることも可能。
この波動を作り出すには特定の魔導制御術式が必要で発動には魔力を要し、強力な魔物程、また操る対象が多い程、多量の魔力消費が必要になる。操っている間は魔力を継続消費する。操るのに失敗すると襲い掛かってくる魔物も多い。
基本的に魔界と取引している魔族や魔人など魔界関係者しかこの制御術式の使い方は知らない。
魔力をクラティアに変換することも可能で、魔物のような大容量の魔力を持つ者は己の魔力でエネルギー効率をメギン機関並に高めている者も存在する。

 

■新型クラティア機関(ネオ・クラティアドライヴ)

メギン機関を入手し、これを研究した魔人が生み出したセオレムに加えてマナも吸収可能にした新型機関。これにより、人間界でもメギン機関と同等のエネルギー効率を持つことが可能となり、メギン結晶からもクラティアを補充可能。製造には莫大なコストがかかり、最新鋭の技術研究機関の試作品レベルのものが数えるほど存在しているのみ。
主に人間界へ潜入可能なシュヴァリエに搭載されている。

 

※魔界の各魔王直属の軍人、研究者等の軍関係者(もしくは何等かのコネを持っている魔人)以外が入手する方法としては、試作機として送り込まれた魔界の最新鋭機を鹵獲するしか方法がありません。

 

■クラティア結晶

メギン結晶と同じく、自然界に存在するセオレムに様々な物質を混ぜて結晶体として固めたもの。
クラティア機関の急速回復に用いられる。
魔界でも自然回復では追いつかないような稼働率が必要となる場面では重宝されている他、
人間界では回復に時間がかかるクラティア機関の補給においても同様に重宝されている。
魔界ではエネルギー機関の技術が人間界より発展しており、クラティア結晶はどれも高純度。