兵器種類・一例

Last-modified: 2017-11-01 (水) 13:46:28

■メギン兵器

メギン機関の動力に接続して破壊エネルギーを生み出す兵器で、メギン粒子を収束して放つことで、通常の装甲を紙のように貫くほどの破壊力と正確な命中精度を生み出すレーザーやビームのような指向性を生み出す。また、刃のような形状を維持することで対象物を焼き斬る刃物にもなれば、対象物を弾き飛ばす衝撃を持たせた鈍器にもなる。攻撃属性は魔法攻撃に分類される。
機体からメギンを供給するタイプや、兵器そのものにメギン機関を搭載しているタイプもある。
強力な兵器ではあるが、機体のメギンを使用するタイプは稼働時間を大きく減少させ、兵器そのものにメギン機関を搭載しているタイプは重量が重く、高価。
また、メギン兵器は、水中では周りの水を蒸発させる為にメギンエネルギーが使用されてしまう上、メギン粒子が拡散され易く、威力、射程距離共に激減してしまう欠点を持っている。その為、水中では、近接兵器や、実弾兵器の方が有効となる。
操者の魔法にメギンを上乗せして巨大化する機関を持った機体も存在し、水の魔法等、水と相性の良い魔法の場合は、水中での欠点を補うことも可能。

 

【メギンブレード】
実体剣の刃の部分にメギン刃をうっすらと纏った剣。メギン刃を纏い続けるとメギンを微量消費していく。魔法物理攻撃に属する。水中ではメギン粒子が拡散してしまうので刃の形を保てない。(この状態ではあまり熱量を発せられないので水蒸気爆発は起こらない)

 

【メギンサーベル】
メギン刃をメギン刃発生装置から生み出す剣。メギン刃を発生し続けるとメギンを小量消費していく。魔法攻撃に属する。水中ではほぼ無力化される。

 

【メギンソード】
メギンブレードに似ているが、刃全体をメギンで覆うのが特徴で、斬る以外に横殴りで叩き潰すこともできる。魔法物理攻撃に属する。消費メギンはメギンブレードより多め。水中での性能劣化はメギンブレードと同じ。

 

【メギン刀】
メギンブレードに似ているが、メギン刃を伸ばして離れた敵をメギン刃で攻撃できる「イアイ」を搭載している。イアイにはチャージ時間が必要で、使用するとメギンを消費する。通常は魔法物理攻撃、イアイによるメギン刃攻撃は魔法攻撃に属する。実体剣自体の切れ味が非常に優れており、水中でメギン刃自体が弱まっても十分な切れ味を発揮する。

 

【中距離メギンライフル】
中距離にメギンビームを放つ兵器。メギン消費量はさして多くなく、連射は容易。魔法攻撃に属する。

 

【遠距離メギンライフル】
遠距離に大出力のメギンビームを放つ兵器。貫通力が強く、強力だが、メギン消費量大。連射は困難。魔法攻撃に属する。

 

【メギン砲(メギンキャノン)】
大口径の発射口から巨大なメギンビームを放つ大砲。威力、射程距離共に非常に優れるが、口径が大きくなるほど、当然メギンの消費量も上がる。重量も重いものが多い。巨大エネルギーを搭載可能な戦艦の他、遠距離仕様のヒュペリオンにも小型のものが搭載されている。魔法攻撃に属する。

 

【メギンバズーカ】
ビーム状でなく、球状に圧縮したメギン塊を発射する兵器。射程距離は中距離~遠距離メギンライフルの中間くらいで、着弾すると大爆発を起こす。非常に強力だが、メギン塊圧縮にチャージ時間が必要で、かつ消費メギンも多め。魔法攻撃に属する。

 

■クラティア兵器

メギン兵器と同じく指向性を持つ高エネルギー兵器であるが、操者の魔法の強化という側面が強い。これはヒュペリオンが「搭乗兵器」という観点で設計されたのに対して、シュヴァリエが「鎧」という観点で設計されたことによるもの。メギンと同じく水中では効果を発揮し辛い。

 

■実弾兵器

【ミサイル】
現実世界と同じ、弾頭に火薬等の攻撃兵器を積んで目標物へ飛翔するロケットを積んだ兵器。
着弾するまでは物理攻撃。着弾後の攻撃は弾頭に積んだ兵器に準ずる。

 

【銃器】
現実世界と同じ火薬を用いた弾丸を銃身から発射する兵器。
物理攻撃か、魔法攻撃かは、発射する弾丸に準ずる。

 

【パイルランチャー】
魔法伝導率の高い金属(ミスリルやオブシディアン、エレメンタリオン等)で作られた特殊な形状のレールに、特殊な制御術式を刻んでおく。
このレールにメギン粒子(またはクラティア粒子)を循環させていると、磁気と電気にも似た性質のエネルギーが同時に生まれる。
これらの相互作用(磁束密度と電気量で算出されるローレンツ力に似た力)を用いると電磁誘導のような現象が発生し、
これによって超加速した巨大な杭(パイル)を発射するレールガンに似た実弾兵器。
従来の火薬を使った武器に比べて比較にならないほどの弾速と射程距離を誇り、威力、射程距離共にメギン兵器に勝るとも劣らない。
ただし、発射時には、大容量のメギンと疑似磁気、疑似電気発生のチャージ時間が必要で速射性はない。
基本的に物理攻撃だが、撃ち出す杭に魔法を付与して魔法物理攻撃にすることも可能。

 

■防御兵器

【アンチマジックミスト】
機械式の魔法防御フィールド。
空中にミストが格納された球を飛ばし、爆発させることで、ミストが辺りを覆う。
魔力式に比べて魔法減衰率は低いものの、30~70%は魔法攻撃をカットでき、規模によっては、戦艦丸ごと一隻分を防御フィールドで覆うことができる。
強風に弱く、流されてしまうのが欠点。強風がなくても有効時間は30分といった所。
ただ、発動に魔力を必要としないので、魔術師がいなくても発動でき、ストックさえあれば、何発も撃つことで継続的に防御フィールドを展開し続けられる。
ただし、これを展開中は、自軍も攻撃魔法やメギン兵器が減衰されるので、白兵戦や実弾兵器による戦闘が主になる。
ちなみに防御魔法や回復魔法はほとんど減衰を受けない。

 

【メギンシールド】
メギンサーベルの応用で、広い面積にメギンを継続展開することでシールド状にした攻防一体の防御兵器。
受け止めた攻撃をメギンで相殺する形で防御するので、物理攻撃にも魔法攻撃にも高い防御力を発揮できる。
シールド自体に高出力のメギンによる高い魔法攻撃力が備わっており、シールドバッシュで大ダメージを与えることも可能。
半面、広範囲にメギンを継続展開するので、継続消費メギンが大きいのが欠点。また覆える範囲も魔法防御フィールドなどに比べると非常に狭い。
また、アンチマジックミスト内では、物理、魔法防御力が著しく低下する。メギンサーベルと同様、水中ではほぼ無力化される。
かなりの熱量を発するので、小さいサイズにものを作っても生身で扱うのは難しい為、ヒュペリオン用の防御兵器と考えるのが良い。

 

【メギン粒子防御フィールド】
メギン粒子を自機または、自機の周囲にうっすらと展開することで物理/魔法攻撃を減衰する防御兵器。
メギンシールドに比べると低燃費かつ広範囲を防御フィールドで覆うことが可能で、メギンシールドと同様、魔力由来の防御フィールドと異なり、魔力を消費しないのが利点。
半面、物理/魔法攻撃減衰率は低く、自機から離れるほど減衰率は下がる。また、この防御フィールド内は一定以上の濃度を持つと自機側も物理/魔法遠距離攻撃(近接攻撃はそれほど影響を受けない)の減衰を受けるので、防御フィールドの外に銃身を出して砲撃するなど工夫が必要。
(ロザリアの量産機『アラストール』、ヤマトの量産機『オニガミ』参照)

 

■強襲兵器

【センティピード】
衝撃吸収魔法を施した弾頭にヒュペリオンを詰めて、戦場に曲射で送り届ける射出砲。
平たく言うと人間大砲のヒュペリオン版。
火薬式の加速装置が設置されており、高速で機体を目標地点へと射出できる。
コックピット内部と着地地点への衝撃は、弾頭の魔法で吸収する他、吸収し切れない衝撃で弾頭が跳ね飛ばされないように着弾と同時にアンカーを射出して弾頭を着弾地点へ留める機能も付いている。

■推進機関・揚力機関

【バーニア(または、スラスター)】
メギン機関から受け取ったメギン粒子を爆発させて推進剤として高速移動を可能とする。
継続的にメギン粒子を爆発し続けることで高速で空を飛ぶことも可能。
メギン粒子を推進剤として爆発させずに緩やかにホバリング飛行することもできる。

 

【レビテーションドライヴ】
旧文明が栄えていた頃に製造されていた反重力を用いた揚力機関で、メギン機関に直結させて動作する。
現在、どのような原理で動作しているかは不明のオーバーテクノロジー。
起動すると、搭載された機体の慣性質量を低減させ、更にドライヴ内部に生じた重力場の作用で機体は宙に浮き上がる。
機体は重力から解放されるものの、艦内やコックピットは重力が保たれるようになっていることから
機体の指定箇所に重力制御を行うことが可能であることが分かる。(コックピットや艦橋など人が居る空間には天底方向の重力場が発生している)
バーニアと比較して非常にメギン消費量が小さく、巨大な物体を飛行させることが可能だが、加速力はメギン由来の推進装置頼み。
レビテーションドライヴにもメギン粒子を推進剤とする推進装置は付いているが、機体に無重力状態は追従するので、
バーニア、その他の推進機関を使うことで推進力を更に増すことが可能。
現在は製法が不明で生産は不可能。
大きな機体、艦ほど、重力、慣性質量を制御する部位が大きくなるので、多数、あるいは大型のレビテーションドライヴが必要となる。


後々のイベント後に製法が開放される予定。(それまでは名称不明の予定。
そのときに明らかになる予定のレビテーションドライヴの原理。

 

メギン機関から受け取ったメギン粒子を、特殊な魔導制御術式が設置されたドライヴ内部で、パイルランチャーと同じ、電磁誘導に似た原理を使って加速させることで、プラズマに似た物質が機関内部に生じる。
このプラズマに似た物質は重力場と慣性質量を個別に変動させることが出来る性質を持っており、
外部から与えた制御術式によって、性質を制御し、機体の指定箇所を無重力状態にする原理。
この制御術式はブラックボックス化されており、レビーテションドライヴを分解しても知ることはできない。

 

【ネヴァンドライヴ】
魔界における反重力揚力機関。魔界の科学者「ネヴァン」が発明したことからその名を冠するようになった。クラティアを動力源とすること以外は、レビテーションドライヴとほぼ同じ原理。
ステンノーに搭載されているのもこれ。