キャラアーカイブ:CINDER

Last-modified: 2018-02-18 (日) 14:13:22

CINDERの原点Ⅰ

子どもの頃、CINDER(本名 BEN FERRIS)は「問題児」と呼ばれていた。嘘をつき、盗みをはたらき、ケンカをする。家族も周囲の人間も素行が悪かったが、だから問題児になったのだ、とは誰にも言わせなかった。彼は自分がそうしたくてしているだけだった。他の子どもたちよりも利口に、強く、ずる賢く。ついに彼はその「問題」行動により、少年院に入れられた。18歳になると、選択を迫られた。世間に戻り、再び問題を起こし、残りの人生を刑務所で過ごすか。それとも、米軍に入隊するか

CINDERの原点Ⅱ

米軍はCINDERに全てのはけ口を与えてくれた。彼は受けられる訓練を全て受け、優れた成績をおさめた。そして20歳の時にエリート特殊部隊である特別部隊137に配属された。そうすると突然、同じことをしても以前は刑務所送りだったのが、今度は勲章をもらうようになった。特別部隊137は、国外の機密情報、技術、そしてVIPを「入手」することに特化した諜報部隊だった

CINDERの原点Ⅲ

22歳までにCINDERは米軍にいる同年代の中では最多の勲章を持つ兵士となった(シルバースター1つ、ブロンズスター2つ、パープルハート2つ)。しかし、BENにとって称賛は何の意味もなかった。アドレナリンを愛し、殺しを厭わなかった。彼が唯一望むものは給料日だった。勲章では車を買えない

CINDERの原点Ⅳ

31歳の時、CINDERは米軍を辞め、民兵契約という儲かる業界に転職した。彼は能力に見合った報酬をもらってもいい頃だと感じていた。これまでの実績から、自分の腕にはかなりの需要があると分かった。国や上司のために盗みや殺しを行うのではなく、企業やCEOのためにそれらを行った。当然インターポールの最重要指名手配者リストに載ることになったが、10年間やり過ごしているうちに逃げ方を覚えた

CINDERの原点Ⅴ

産業スパイをやっているうちに、CINDERはウルトラテックに潜入し、コードネーム"CINDER"という計画について探る依頼を受けた。全ての手掛かりが、ウルトラテックタワーの最上階、ARIAという謎の人工知能CEOの住処であるピクナルを示していた。もちろん、そこは電子セキュリティ、武装警備隊、FULGOREユニット部隊で厳重な警備が敷かれていた

CINDERの原点Ⅵ

秘密を暴こうとしてウルトラテックに捕まったCINDERに、ウルトラテックの人工知能CEO、ARIAは選択を迫った。CINDER計画の被験者となるか、それとも死ぬか。BENは生きることを選んだ。しかし、実験は残酷なものだった。ARIA自身すら理解が追い付いていない技術を用いて、BENのDNAは地球外生物のDNAと結合された。エイリアンの技術とウルトラテックの大規模な技術研究チームにより、BENは実験のたびに壊れていき、数か月の生き地獄の後、CINDERが生まれた

CINDERの原点Ⅶ

BEN FERRISという名の人間をCINDERという生物に変える過程で、肉体は枯れてしまったが、そこに人間のDNAとエイリアンのDNAを持つ新たな生物が成長した。それにはBENの知能と能力も備わっていた。BENの身体から絶え間なく発せられる融合エネルギーの源を制御するごとができず、ウルトラテックは、CINDERが周辺のものを全て溶かしてしまわないように、必要に応じて力を操れる特殊なスキンスーツを開発した