関根潤三*1 が試合解説中に発した単語。
ここでの意味としては覚醒剤取締法*2にて規制されている違法薬物そのものではなく、あくまでも「起爆剤、カンフル剤」のことを指す。
【目次】
概要 
2009年の試合で関根が解説者として出演した際、故障者続出で泥沼連敗中のヤクルトについて実況アナウンサーからコメントを求められ、
「なんていうか…覚せい剤が欲しいよね」
とコメント。実況に「起爆剤ですね」と冷静に訂正されると、申し訳なさそうに「うん、そう」と飲み込んだ。
さらに実況席にいたヤクルトオフィシャルリポーター・尾形沙耶香にも鼻で笑われてしまった。
考察 
1926年(大正15年)生まれの関根は1945年(昭和20年)の終戦時、旧制日本大学第三中学校*3に在籍していた。
戦中の軍需工場や戦後の夜勤仕事では疲労回復目的で覚せい剤が使われており*4、さらに1943~1950年までは薬局で市販され、印鑑だけで購入可能な状態だった。覚醒剤取締法が制定されたのは1951年である。
よって、関根は取締法制定以前の感覚で、深い意味はなく「覚せい剤」という単語を出した可能性がある。
それでも60年近くも前の話じゃないか、などと突っ込んではいけない。
余談 
1993年3月、2016年2月には覚醒剤取締法違反容疑で元プロ野球選手が実際に逮捕されてしまった。