覚せい剤

Last-modified: 2023-08-04 (金) 20:10:40

解説者時代の関根潤三(当時82歳)が発した言い間違い。
本来は「起爆剤」「カンフル剤」等を言いたかったと推測される。


概要

2009年の試合で関根が解説者として出演した際、故障者続出泥沼連敗中のヤクルトについて実況アナウンサーからコメントを求められ、

「なんていうか…覚せい剤が欲しいよね

と発言。実況に「起爆剤ですね」と冷静に訂正されると、申し訳なさそうに「うん、そう」と飲み込んだ。
加えて尾形沙耶香(当時のヤクルト球団公認サポーター)にも鼻で笑われた。


考察

関根は1926年生まれであり、「戦中の軍需工場や戦後の夜勤に代表される労働現場において、疲労回復目的で覚醒剤が使われていた(『ヒロポン』が有名)」「1943~50年は薬局で覚醒剤が購入可能*1であった」等、覚醒剤との距離が現代と比較してはるかに近い時代で育った経歴を持つ*2。したがって「覚醒剤」という単語に対する抵抗感が薄く*3、本発言に至った可能性が考えられる。
60年近くも前の話だと突っ込んではいけない。


関連項目



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*1 印鑑が必要。
*2 1951年に覚醒剤取締法が制定され、覚醒剤の蔓延は終焉を迎える。
*3 前述のヒロポンの広告内に「覚醒剤」表記が見られる。参考