ローワン
Last-modified: 2025-03-20 (木) 03:53:23
ローワン【Rowan】

- 第四のアルカナ「ダークメイジ」の適合者。
「ナナカマドのローワン」と名乗ることもある。
- 可憐な容姿に強力な魔法の使い手、神秘的な雰囲気をまとったふわふわの銀髪ロングヘアの美少女とあって注目の的であったが、マビノギガールズの例にもれず愉快な性格をしている。
- アップデートに伴ってログイン画面で恵まれた容姿をこれでもかと披露してくれるが、ダークメイジ関連クエストで頭っからその真逆の俗さ丸出しのギャップで面食らう人も多いはず。
- 人の名前や顔を覚えるのが苦手で、「ふかふかの布団から出るのが一番つらかった」「(ラフ王城前の)坂道を登るのが苦行」といったグータラ干物少女。
- アルカナ協会への申請からして「毎日グータラして食っちゃ寝生活をしていたら師匠で保護者の"おばあちゃん"が出ていってしまったので生きる糧を求めて」という面白すぎる動機、初対面ではミレシアンを爆殺しかけたうえ誰かの血縁と勘違いして聞かれてもいないことを口走ってしまう、会話の端々に何かに付けてちょこちょことジャブを打ってくるシュアンやイヴォナに似たタイプ。
- そのグータラ具合は祖母への近況報告のその返事からして「今は人らしい生活をしています」と自他共に書くほど。アルカナ協会ではおしゃれな服で着飾っているものの、祖母と暮らしていたころはもっと楽な服装をしていた模様。
- こんな登場と言動だが登場時点で両親は既に死亡。姉のダーラは行方不明。祖母のビロッグと二人暮らし(だった)。ドルイドの家系であることから、祖母も姉もドルイド。自身はドルイドになる気はないようだがきちんと手ほどきは受けていたようで、そのあたりの話になると結構真面目モードで話をしてくれる。実際、訓練所に行くことはかなり面倒そうにするものの、訓練そのものはかなり真面目にやっている。
- イメンマハの出身で、裏で様々な悪事をやっていたエスラスもドルイドであったことで周囲から疎外されてきたなど、ほのぼの系なのにストーリーはダークな話が多いマビノギらしい設定が付いている。
ネタバレ
- 彼女の両親はイメンマハの惨劇で命を落としており、イメンマハ魔法学校に通っていた姉のダーラは行方不明になってしまっていた。
祖母のビロッグに連れられてイメンマハを離れたローワンは、姉に宛てた手紙を瓶に詰めて海に流し、手紙に記した日時と場所を訪れる。そんな日々を過ごしていたらしい。
- ローワンは生来ぐうたらなのではなく(部分的には確かに面倒くさがり屋ではあるが)、家族を失った反動で無気力化していたことが表面化していたのであり、他人の顔を覚えるのが苦手なのはイメンマハの惨劇での体験から「人を恐ろしいもの」として正視できなくなっていたことが理由。
何かとひねくれた物言いをするのは本心では他人を信用していないからである。
- そうした生い立ちのせいで確固たる自分というものを持っておらず、イスシを宿していることからやや不安定で流されやすい部分も。
- ローワンはイスシを宿しているため、辛い過去を思い出すことでかなり負の感情に影響されやすい。ローワンがいつも持ち歩いているカバンはビロッグが負の感情をしまい込んでおけるように、と持たせたもの。
ローワンはこのカバンを魔法のカバンとして大切にしているが、実は普通のカバン。イスシはポウォールの概念であり、本来コントロールできないもののため、ローワンが負の感情に飲み込まれないように暗示をかけることが目的のものである。
- このように表向きはぐうたらズボラ少女のローワンだが、マビノギの登場人物でも上位にランクインするほどの暗い過去を背負っている。
- ローワンはミレシアンとともに行方不明だった姉を見つけだし、何かとソリが合わないロシネとの理解を経て人間的に大きく成長していく。
- ロシネと仲が悪いのはロシネが錬金術師であるため、イメンマハの惨劇を思い出して色眼鏡で見てしまうから。同じくロシネもローワンがドルイドなので「ドルイドと錬金術師は仲が悪い」という先入観があったため。
最終的にはこの偏見は取り払われ、どうにもうまく噛み合わないながらもお互いを受け入れて、アルカナ協会の協力者として付き合っていくようになる。
- 一方、イメンマハの悲劇で家族を失ったローワンからすればイメンマハの住人は到底許せるものではなく、当時の人々から謝罪を受けたことで一時は雰囲気で許しそうになっていたが、現在では「謝罪は受け入れたがイメンマハの住人は受け入れない」という拒絶する姿も見せている。これは彼女の狭量さを意味するのではなく、イスシを含めた「拒絶できる強さ」を持ったことを表現しているのではないかといわれている。
- 本来ポウォールの概念であるドルカの知識やイスシを感知でき、チェーンブレイドが持つ本来の意義(イスシのコントロール)の知識を持つことなど、ドルイドといえど普通の「人間」の出自ではないことが端々から窺わせる。
- また、老化が遅いらしく見た目通りの年齢ではないそうな。とはいえデルやデレンなどイメンマハの若い住人と同世代のようで、現状では長命種染みたギャップでない模様。
- アルカナ習得クエストではポウォールに似た存在を「ゴル…」と呼びポウォールと呼び直す、「魔族に向けられてたミレシアンの剣の向かう先が変わった」などのセリフもあり、メインストリームにもなにか動きがありそうな予感をさせている。
- 彼女が「ナナカマドの」と名乗るのは、師匠であり保護者のおばあちゃんであるビロッグが人々から畏敬を込めて「ナナカマドの魔女」と呼ばれていたことに由来する。
ナナカマドはバラ科の高木であり、寒い地方では街路樹・公園樹として一般的に用いられる。秋には紅葉して実とともに真っ赤に染まる。実は加工して果実酒に、材木としては乾燥するとよく燃え、燃料として非常に優秀で重宝されるが、生木は水分が多く燃えにくいので火事避けのお守りにもなるらしい。
- 彼女の名前の「ローワン」もセイヨウナナカマドの英名。
- 嫌いな食べ物は豆。そして豆料理。豆への嫌悪感は並々ならぬものがあり、アルカナ協会へ寄こした最初の手紙にも長々と「豆を食わすな」と書き募るほど。好物はシシケバブ。