イメンマハの惨劇【いめんまはのさんげき】(事件)
以下では1の事件について解説する。
事件の契機と前段階の出来事
- 当時、ライミラク教管轄であったパラディン騎士団がマスダンジョンを警備中、魔族の子と思われる赤ん坊を発見しイメンマハへ連れ帰ったことが契機となる。
- イメンマハの統治権を狙っていた宰相エスラスとその配下によって、"イメンマハが魔族の子を拉致した"という情報が意図的にポウォールに対し流布される。ポウォール側はイメンマハ侵攻を決意。
事件の経緯
- サーオィンの初日の夕方頃、ポウォールがコイルダンジョンよりイメンマハへ侵攻を開始したことで事件は始まる。北部警備隊長アランウェンと騎士団長リダイアが不在であったこと、領主が代替わりしたばかりで指揮系統が完全ではなかったことなど複数の原因も相まって被害は拡大し、多くの住民が死傷する事態となる。
- パラディン騎士団と近衛隊は当初は劣勢に陥ったもののリダイアが駆け付けたことなどもあってか次第に体勢を立て直し、午前0時頃までにはポウォールをコイルダンジョンに押し返すことに成功。領主リアンと合流したリダイアはコイルダンジョン深部でダークロードモルガントと対峙するが、事故により弾かれたリダイアの剣でリアンが負傷する。この傷が元でリアンは…。
- モルガントの目的はトリアナの奪還であることが判明。トリアナはエスラスによりモルガントに返還され、惨劇は収束する。
事件の後処理とその後の変化
- リダイアは惨劇発生時の不在、領主リアンの負傷などの責任を問われ幽閉される。イメンマハ領民には惨劇により戦死と発表。後に部下の手引きによって脱走し身を隠す。
- 惨劇を契機にパラディン騎士団の様々な問題点が指摘されることとなり、最終的にその指揮権はライミラク教団からイメンマハ領主へ委譲される。
- エスラスは事後処理にその政治手腕を発揮し領民の絶大な支持を得る。また、傷が元で死亡したリアンをネクロマンシーの術により蘇生、傀儡とした。これによりエスラスはイメンマハの武力・民心を掌握、事実上の統治者となる。