コイルダンジョン

Last-modified: 2023-07-21 (金) 07:18:54

コイルダンジョン【こいるだんじょん】

  • イメンマハ北西に位置する野外ダンジョン
    戦闘スキルや魔法スキルが低い人にとっては敵が厄介、報酬よりも出費の方が多く赤字になる、野外なので視界が悪い、と三重苦も四重苦も揃ったダンジョンなため人気が無い。
    • イメンマハの街から近いといえば近いのだが、街の反対側にはルンダダンジョンがあり、そちらとの人気度は雲泥の差。
    • G2G3メインストリームを進める時や中級魔法のページ集め、ブレイズ取得クエストのために訪れる事になるが、それ以外で行く事はよほどの熟練者以外ほとんどないだろう……。
  • 下級・中級・上級といった一般的な通行証による派生ダンジョンも無く、追加されるのはクエスト用の特殊ダンジョンばかり。この事からも当ダンジョンの立ち位置が伺えるかもしれない。
    • 同じ野外ダンジョンでもG13以降に上級が実装されたフィアードと違い、こちらは開発に忘れ去られている感すらある。
    • …と思っていたら、2013/11/27に上級が実装された。しかし話題と人気は同時実装のペッカ上級に集中し、こちらは相変わらず影が薄いまま。この上級(深淵の○○)は一応レア報酬の中にそれなりのものが含まれているのだが2013年時期のプレイヤー数を基準とした確率調整なためか2020年基準で考えるとまずでないと言うありさまである。これは同時実装のペッカ上級にも共通しているが
    • その後、G21の頃の2016/07/27に下級・中級も実装された。…なぜ今更? と思わなくも無い。

コイル一般

  • 厄介な敵はウィスプの上位であるスプライト。
    各属性ごとに存在し、HSLv2を所持している。
    • 行動パターンがウィスプと酷似している為に戦い難い印象が強いが、ウィスプに比べて防御保護が格段に低いため、火力のあるプレイヤーなら一撃で葬ることも可能。取得経験値とドロップ金額の多さから、中々の稼ぎをもたらしてくれる。
    • 特にレアアイテムであるサンダー2Pを落とすライトニングスプライトは、こことケオ島にしか出現しない。
  • このダンジョンでのみ出現する「透明インプ」がいる。文字通り透明で姿が全く見えない。名前だけは見えるので、これで位置を確認しよう。「Ctrl」キーを利用してターゲットを取ることで確実に攻撃を行なえるが、ターゲッティングサークルは表示されない。
    • 世界観とはかけ離れた台詞を良く喋る。「Alt+F4押してみな」は開発側の度が過ぎた悪戯心であろう。
      ちなみにこれを実行すると、マビが強制終了する。
    • 昔はweak以下のMOBの名前は表示されなかったため、プレイヤーキャラが強いと名前すら消えて文字通り正真正銘の透明MOBとなりうる可能性があった。
      今はそんなこともなく、またAlt+F4を押しても終了確認メッセージが出るため問題はない。
    • ペットスキルのカニ泡で包むこともできるが、空中に浮かばず地面に半円形の泡が現れるだけで、その実体はひたすら透明である。

コイル下級

コイル中級

コイル上級

  • コイル上級ダンジョンは通常の上級ダンジョンが存在せず、ペッカダンジョン同様の『深淵』ダンジョンのみ存在し、「深淵のコイル上級ダンジョン」と表記される。
    上級ダンジョン扱いだが通行証が専用の「深淵のコイルダンジョン通行証」でのみ入場可能で、無制限ダンジョン通行証での入場ができない。なぜか他のダンジョンと異なったいびつな構成をしている。
  • 他の等級とはデザインが大きく異なりソロ専用、またペッカダンジョン上級のように全4部屋で構成されている。
    スイッチを叩いて出現した敵を全滅させるのみで、たまに入場直後にいきなり敵が出現していて不意打ちを受けることがある珍しいギミック(?)がある。
  • 敵の構成は他の等級とは毛色が異なり、ザコは幅広いモンスターが出現する。基本的に多段湧きの多数の敵に囲まれる戦いとなるため、敵の編成によっては集中砲火を浴びて一気に持っていかれかねない。
    しかし現在ではディヴァインリンクの実装もあってほぼ完封が可能で、油断しなければ十分捌ける、といったかんじの難易度。
  • ボスはセフィロト。動く巨木、といった印象のデザイン。非のけぞり・非ダウン、専用行動のみで構成されたギミック色が非常に強いボスであり、ちゃんと相手の行動に合わせて動けばほとんど被害を被ることなく倒せる。しかしそこそこタフなので、ある程度の火力は必要。
    むしろ攻略の生涯になるのはボス本体よりも取り巻き。アクティブ状態になると周囲に大量の敵が召喚されて襲いかかってくるので、処理に手間取っている間にボスの必殺攻撃を受けてやられることが負けパターン。
    • 召喚される敵は認識範囲・認識速度ともかなり高く、3体以上が倒されていると追加召喚を無制限に行うので取り巻きを掃除することはできない。ボスだけを隔離するまでが本当の戦いといってもいい。
      初期設定の表示範囲でギリギリ見える位置から一歩近寄ると認識される超広範囲・高速認識のため、いかに上手に釣り出すかがポイント。
  • ギミック処理を失敗すると9999ダメージという危険すぎる攻撃を使ってくるが、行動自体は非常に緩慢で消極的。やろうと思えば完封も容易。また、ギミック発動後に一時的にセフィロトの防御力が大きくダウンするため、適切に対処して大ダメージを出すことが攻略のポイント。
  1. オーラを纏ってジャンプする攻撃は着地時にダメージをフィールド全域に発生させるメイン攻撃。無敵以外では回避・防御ができない。特定の位置にいると9999、それ以外だと100ダメージになる。大ダメージ範囲はまとったオーラの色に対応しており、赤はボス周囲で、青、黄と色が変わるにつれて外周に広がっていく。
  2. 地面に両手を突き刺した後、プレイヤーの足元から襲いかかってくる攻撃は受けると持続ダメージ+引き寄せの効果がある。この攻撃を受けて敵のど真ん中に引き込まれると復帰が難しい危険な攻撃。ディフェンスで無効化できる。引き寄せ攻撃から引き寄せ攻撃を行うこともあるが、ディフェンスのクールタイムがギリギリ間に合うので安心。
  3. 最接近したときにまれに行ってくる殴り攻撃があるが、やたらのけぞり時間が長いだけで危険性は低い。
  • ……と、これだけのボスなのだが、やたら体力があること、敵を召喚すること、回避不能攻撃を持つこと、ソロ専用など様々な要因があったため、割りとそこそこ手応えのあるコンテンツであった。
    • 実はセフィロトの攻撃は障害物を貫通しないという特徴があったため、ほぼ平地だが四隅に隠れられる遮蔽物があったため、ゴーレム錬成を使って消耗戦を仕掛けることで(時間はものすごくかかるが)安全に攻略することができた。
    • 障害物には焚き火も含まれるため、キャンプファイアに引っ掛けてで蜂の巣にしたり、近接攻撃を行いながら攻撃行動を始めたらキャンプファイアに隠れるなど、様々な攻略法が編み出されていった。しかしあくまでも遮蔽物頼みであり、立ち回りが窮屈になったり、大事なタイミングでキャンプファイアが消えてしまったりと、ガチンコでの殴り合いではやはり強敵ではあった。
  • 深淵のコイルダンジョンの難易度が大きく引き下げられたのはチェーンスラッシュ実装から。実はセフィロトのメイン火力であったジャンプ攻撃はアンカーラッシュで簡単に回避できる。しかもチェーンスラッシュは中距離まで届くリーチの長さがあるため、殴り攻撃は受けない、引き寄せ攻撃はディフェンス、と完全にセフィロトをメタる機能を有していたため「ボス以外のほうが手強い」と言われる始末。
    • おまけにその後レンジアタックの攻撃距離が事実上無限になったため、ボスの釣り出しも容易になり、かつての威容は失われ「深淵の浅瀬ダンジョン」と揶揄されるまでになってしまった。
  • 報酬にはセフィロトのクロスボウ、セフィロトのボルトがある他、性能の高いエンチャントスクロールが含まれている。また、専用タイトルクーポンが出現し、10枚集めることで優秀な「伝説の木こり」が取得できる。
  • なお、通行証は腐ることはなく、10枚スタック可能という少々特殊な性質を持つ。
  • チェーンスラッシュ才能のスキル『スピニングスラッシュ』に必要な”1つ目のドルカの結晶"が手に入るのもこのダンジョンで、クエストを受けている間のみ該当アイテムが手に入る。
    • このスキルの習得に必要なアイテムの中で、最もキャラクターの実力が必要とされるのがこの1つ目のドルカの結晶であり、また他の目的がてら取りに行くという事が起こりにくい入手経路であることも手伝って、取引相場はスピニングスラッシュ習得に必要なアイテムの中で最も高かった。
    • スピニングスラッシュ自体も非常に強力で、優れた火力と範囲を持ちつつ、さらに敵を集める性能を兼ね備え、加えて敵の行動を抑制する性能まで持ち、特定の狩場ではこのスキルが是非とも欲しい状況がある事も手伝ってスキルの需要もアイテムの需要も高い。
  • ダンジョンガイド実装により、性能の高いエンチャントスクロールが反復報酬に追加された為、これらを目当てに周回する人もいるだろう。
    • なお、それによって先に述べた1つ目のドルカの結晶の流通が潤うかというと、あまり期待出来ない。スピニングスラッシュを覚えている人は獲得出来ないし、覚えていない人はクエストを受注していないケースも多いからだ。
  • これらは後にブロニーの成長サポートによって緩和され、現在ではブロニーから直接教えてもらえるため、スキル習得のために深淵のコイルに足を運ぶ新米チェーンスラッシャーはまれ。現在では通行証の関係であまり訪れる人も多くはなく、コイルダンジョンの奥深くでひっそりと佇むセフィロトを見かけたミレシアンがいるとか。

派生ダンジョン

先述の通り、一般以外は長い間、クエスト用の特殊ダンジョンばかりであった。

  • G12時点では4つ。「アイススピア習得用のエレメンタルダンジョン」「真のパラディンクエストの終盤で訪れる覚醒ダンジョン」「G3のコイル修復ダンジョン(入場だけで終わる)」そして「G9エラサRPダンジョン」。
    • しかもRP以外はボスと階層が違うだけで道中はほぼ通常と一緒という、気分転換にもならない仕様である。
      • 更に言えば、出現する敵もスプライト以外はほとんどフィアードと同じである。わざわざ個別に作る必要があったのか疑問。…まあクエスト・イベント処理の為に個別にしないといけなかったのだろうけど。
  • G14S3において、ゴルバン関連クエストの一環として「マーロウのインク瓶」「マーロウの空き瓶」ダンジョンが追加された。
    累積によって難易度が変化する模様で、強化されたスプライトなども出現する……が、そのほとんどはフィアード中級・上級のモンスター。難易度は比較的高いものの、やはり独自の特徴が薄い。
  • さらにG14S4「アスコンの物語」の中で、紛失した宝石袋のダンジョンが追加。
  • このようにプレイヤーから狩り場として親しまれているとは言い難いダンジョンだが、マビノギ初期から最近に至るまで、スキル習得やストーリー関連などで(仕方なく?)足を運ぶ事になる機会は意外に多い。
    開発からプッシュされているのか冷遇されているのかよくわからないダンジョンである。