細工

Last-modified: 2021-08-25 (水) 15:17:31

細工【さいく】

  • 2011年8月18日(G14S4ごろ)に実装された装備強化システム。
    NPCの雑貨屋の販売しているアイテム「細工道具」または、ポイントショップで販売されている「高級細工道具」「クレドネの細工道具」を使用することで、さまざまなオプションを装備につけることができる。
    • オプションには1~20のレベルと1~3のランクが存在し、高レベルのオプションほど強力な効果を生み、高ランクになるほどレベルの上限が高くなる。

特徴

  • 何が付与されるかはほぼランダム。その数値もランダム。
    細工ランクが低ければ付与されない内容もあり、数値の上限も低い。かといってランクが高ければ高い数字がつくかというとそうでもない。
    装備品の部位や種類によって付与されるオプションの傾向も変わるが、狙って出せるわけでもないためほぼ博打。
    特に強力な効果を求めるなら、課金アイテムの使用はほぼ必須。
    • 「装備品を強化する」という点ではエンチャントに近いものがあるが、高ランク・高レベルのオプションを決め打ちで狙う場合、要求される課金額はエンチャントの比ではなく、おおよそ2~3万NPくらいかかるともいわれている。
  • 代替の効かない強力な効果を得られる一方、アタリ・ハズレの差が激しいギャンブル的な課金要素であり、その実態は言ってしまえばソシャゲ界隈などでも悪名高い「ガチャ」そのもの。
    そのため発表直後から否定的意見も多く聞かれ、現在でも「パワーインフレの諸悪の根源」「マビノギ最大の失敗」とまで言い切るユーザーもいる。
    • 実際、クラッシュショットマナシールドなどのように、細工の有無で使い勝手が劇的に変わるスキルもいくつか存在した。
      結果、その対策として細工効果ではなくスキルの基本性能そのものが弱体化されてしまい、とばっちりを受けた形になった非細工プレイヤーは更に不満を募らせたとか。
    • とは言え、無課金(マビ内マネー)のみでできる細工だけでもなかなかの実用性がある。
      特にスキル修練にボーナスがつく(一回のトレーニングで加算される修練値がアップする)オプションや、突進の最低距離などは、無課金(低レベル)でも恩恵の大きい細工効果の代表であろう。
      ハズレを引いたとしてもマイナス要素があるわけでもなく、新しい装備にはとりあえず店売り細工だけでも付けておけば損はしない。
      • 特に修練ボーナスはMノギ改善に大きく貢献したこともあり、その有用性が広まるにつれて掌を返した細工の評価を改めたユーザーも多いとか。
  • ちなみに「強力な細工=高額のリアルマネー課金」というイメージが何かと強いが、課金細工アイテムはプレイヤー間取引が可能であり、他プレイヤーからマビマネーで買い求める事もできる。
    そのため、無課金で強力なオプションを得る事もできないわけではない。ごくたまにではあるが、イベントで配布されることもある。
    • とはいえ、所詮「理論上は可能」というレベルであり、あまり現実的な手段とは言い難い。
      下手に現金をケチったばかりにゲーム内資産のほとんどを失ってしまっては、まさに本末転倒というほかない。

余談

  • 「クレドネの細工道具」のクレドネとは、ケルト神話において加工を司る神の一柱である細工神クレドネから。
    望む効果を最小のNPで付けるには、まさにこの神の寵愛を受けなければならないだろう。
  • 良くも悪くもゲームバランスに大きな変革をもたらしたシステムであり、功罪どちらが大きいと見るかは人によるところだが、マビノギにおいて一つの節目となったシステムなのは確かだろう。
  • マビノギは数多くある「基本無料」のゲームの中でもコンテンツの制限が少なく、近年はかつての拡張(課金)コンテンツ・機能の無料開放も進んでおり、少ない課金額でも不自由さを感じにくくなっている。
    細工は言ってしまえばそうした拡張要素の極致にあたり、これによる収益で前述したコンテンツの無料化が可能となった……というのはやや安直かもしれないが、無料開放のタイミング的にも無関係ということはないだろう。
    細工の評価は未だ定まっていないが、運営の懐事情を考えれば一概には否定できるものでもない。
    • ただし、「ハマッて」しまわないようにご注意あれ。無理のない範囲でくれぐれもご利用は計画的に
  • 時々ランクアップ率が2倍になるイベントが開催されているのだが韓国での細工リニューアル(このリニューアル後は有料細工での最低値保障や確率は低いが細工時に限界突破が起こりより大きな効果が付与されるようになる)がされたのだが、これ以降に日本では2倍イベントの回数が増加した。やらないよりはやってくれた方が良いイベントなのだが……。リニューアル前の売り抜けみたいな感じがどうしてもしてしまう。