池袋駅に着いた乗客が乗り換える路線

Last-modified: 2019-12-27 (金) 11:39:41

池袋駅に着いた乗客が乗り換える路線

https://toyokeizai.net/articles/-/168652より
小佐野 景寿 : 東洋経済 記者 2017/04/21 5:00

  • 新宿に次いで利用者数の多い池袋駅の乗り換え状況を見てみよう。新宿駅と同様に「路線間の乗換え状況」のデータに基づく数値では、同駅の利用者数は1日あたり片道63万0050人。このうち乗り換え利用者は48万7620人で、乗り換えの割合は77.4%にのぼる。新宿駅に次ぐ巨大ターミナルの池袋駅だが、同駅を目的地としている人は利用者のうち2割強ということになる。
  • 同駅でもっとも多い乗り換えのパターンは、東武東上線からJR山手線内回りへの乗り換えで、5万2349人。次いで西武池袋線からJR山手線内回りが4万7886人、3番目が西武池袋線から東京メトロ丸ノ内線への4万6833人と続く。各路線からの乗り換え先でもっとも多いのは、新宿駅の場合と同様にJR山手線内回りで12万8768人。私鉄2路線の利用者を中心に、新宿・渋谷方面の各駅を目的地としている人が多いことがうかがえる。
  • 交通センサスの「地域ブロック間交通流動の推移」によると、2010年と2015年を比較した場合、埼玉県から都内への流動は都心3区(千代田区・中央区・港区)へ向かう人数が約30万8000人から約28万9000人へと減少しているのに対し、副都心3区(新宿区・豊島区・渋谷区)へは約19万人から約20万5000人へ、そのほかの区へは約30万6000人から約33万2000人へと増加。さらに多摩地区へも約4万9000人から約6万人へと増えている。
  • 乗り換えのデータで見えてくる人の流れ。都心部では品川や渋谷など各地で大規模な再開発計画や駅の改良計画があるが、これらの進展によって乗り換えルートも変わっていくかもしれない。利用者の側としては、少しでも混雑緩和につながる進化を望みたいところだ。

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