[黎翼の抱天使]アズラキル
プロフィール
地上と空の国を行き来する人々を危険から守る職、空先案内人。地上を頻繁に訪れるこの仕事は、アズラキルが興したものである。
黒羽根の大天使がこんな仕事を始めた真意はごく限られた人物しか知らない。誰もが知る事実はただひとつ、彼女に連れられて飛ぶ空は他の何よりも安全ということだ。
「旅の安全は保証する。この黒翼にかけて」
- 綴り(一例):Azrakil
- 出身:空の国
- 性別:女
- 年齢:24歳
- 職業:空先案内人
- 武器:執行魔鎌
- 趣味:地上のお店巡り
- 性格:まじめ
- 一人称:私
- 実装日:2023年8月31日
ユニット情報
- レア:☆5
- 属性:闇
- 武器種:斬撃
- リーチ:中衛
- スキル
- 執行官の武勇、とくとご覧あれ
ステータス(外部リンク)
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
- SD
- 表情差分
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- プロフィール等
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
- イラスト・Xへのリンク
ユニットイラスト 設定画
詳細
- 名前の由来
わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。空4th読了後を推奨します)
「地上に下りる前と、戻ってきた後。必ず行う儀式がある。」
「水を3杯用意する。まず1杯は一気に飲み干す。残り2杯は翼に振りかける。最初は左、次は右。聖なる水で翼を湿らせる。」
「たとえ雨が降らぬ水不足の時期でも、この一族に『仕事』が発生した時は、他の何よりも優先的に、清めの水が回されてきた。」「うっ……。ううっ……。」
「……荷をしっかり持って。それはあなたが当座を生きるための蓄え、決して手放してはならない。」
「……どうして。どうして、私の翼は……。うえぇ……。」
「うっ……。ううっ……。」
「……私が、何を言えた義理でもないけれど。どうか、この祈りだけは……最後に。」
「────あなたが、どうか。この地上で、奇跡のような救いに見えることを……願う。」「この黒羽根はあらゆる不浄を弾くが、それでも心身にわずかな穢れはまとわりつく。」
「ゆえに、都市の門をくぐることが許されるのは、それを洗い清めてからだった。」アズラキル「では、改めてご挨拶を……。これからよろしく頼むよ、ユウくん。」
ユウ「こちらこそ、よろしくお願いします。」
アズラキル「……と言ったはいいが、たしかあれなんだよね?今日は……、」
ユウ「ああ、はい。ジャモさんと一緒に空の国に行くんですけど、出発は明日の予定なので……、」
アズラキル「1日ヒマってわけだ。じゃ、ちょうどいい。せっかく地上に来たんだし……。」
アズラキル「観光名所、いいお店、お土産屋さん……。せいぜい遊んで回らなきゃ損だね?」
ユウ「そうですね。このあたりは俺もよく来ますし……、知ってるお店を紹介しますよ。」
アズラキル「ほほう! いいね、それは楽しみだ。」アズラキル「へえ。ここ、よく来るの?」
ユウ「はい、時々。おすすめのメニューは……、」
店員「あら、アズさんじゃない! 久しぶりね、今日はその子がお客さん……、って、ユウくん? 知り合いだったの?」
ユウ「……ん?」ユウ「あっ、そうだ。この通りにはおいしいパン屋さんがあるんですよ。」
アズラキル「商店街、だよね? 看板モンスターなんてのがいる店もあったね、たしか。」
メルク「そうなのですよ。みゅふふ……。何を隠そう、以前ユウさんはこの商店街の看板モンスターと……、」
ユウ「おい、さらっと俺のやらかしを暴露するのはやめろ。」
パン屋のおやじ「おお、アズの嬢ちゃんじゃねえか。なんだ、来るならそう言ってくれよ。」
パン屋のおやじ「そしたらいつもみたいに、その翼と同じ色のチョコパンを焼いといてやったのによ。わっはっは!」
メルク「……みゅみゅっ?」ユウ「ええと……。あと、他にめぼしい観光名所というと……。」
アズラキル「センオンあたりかな? ん~……。温泉、けっこう入りたい気分ではあるんだけど……。」
アズラキル「こっから日帰りだと遠いよねぇ。ユウくん抱えて全速力で飛べば間に合うかな? いや、帰りが湯冷めしちゃうか。」
メルク、ユウ「……。」
ユウ「なあ、メルク。」
ユウ「俺とアズさんってさ、どっちが地上の人だっけ?」
メルク「アズさんがとても地上に慣れているせいで、ユウさんがついに天地すらわからなくなってしまったのですよ……。」
ユウ「……地上に詳しいのはわかるんですけど。ここまでとは予想外でした。」
アズラキル「……。」
アズラキル「温泉入る時ってさ、髪の毛を湯船につけるなって言われるでしょ?」
アズラキル「あれ、翼はセーフだと思う?」
ユウ「それは……、……。」
ユウ「……。」
メルク「なにげに難しい問題なのですよ……ん。」
アズラキル「と、こういう具合に。空の国から地上へ行く人が増えると、細かい疑問がたくさん出てくるからさ。」
アズラキル「人気のスポットに関しては、きっちり下見をしておく必要があるわけだ。」
ユウ「……なるほど。となると、俺なんかの案内なんてそもそも必要なかったかもしれませんね。」
アズラキル「おや、そう言われちゃうと困るな。逆だよ、むしろ君の話が聞きたい。」
ユウ「お、俺のですか?」
アズラキル「そう。この手の仕事ってのは、ここが名所ですとか、これが名産ですとか……。」
アズラキル「そういう『パンフレット丸暗記しました』みたいな台詞しか吐けないようじゃ、長続きしないんだよ。上っ面だけのこと言ってんなってすぐバレるからね。」
アズラキル「自分で行ってみてどう思ったか。一緒に連れて行った相手はどんな顔してたか。地元の人はどういうことを語ってくれたか……。」
アズラキル「そういうところまで咀嚼して、飲み込んで。それで初めて、説得力を持った言葉としてお客さんに届いてくれる。」
アズラキル「だから、さっきみたいな話はもっと聞きたい。君が以前、あの商店街の看板モンスターと……、」
ユウ「それを飲み込まれると俺がとても恥ずかしいので、勘弁してください。」アズラキル「……お、なんて言ってると。ユウくん、服を新調したいとか思ってない?」
ユウ「……その口ぶりからすると、ここにも来たことがあるんですね?」
アズラキル「もちろん。何を隠そう、今着てるこの服もここで仕立ててもらったやつ。」「腕のいい仕立て屋がいるんだよね、ここ。しかも……、」
「天空の民用の服を作るのも、初めてじゃないっていうんだから。1着見繕ってもらわなきゃ逆に悪いってものだよ。」アズラキル「けっこう気に入ってるんだ、この格好。……空の国じゃ、あんま見ないでしょ?」
ユウ「たしかに……。大天使の人がそういう格好してるのを見るのは、アズさんが初めてかもしれません。」
アズラキル「でしょう? そのくらいイメージ外さなきゃなって思ったの。」
アズラキル「なにせ私は、本業が本業だしね。」
ユウ「……。」
アズラキル「空の国らしいお行儀よさめのコーディネートじゃ、どうもオーラが消しきれなくてね。かわいい格好してみても、翼の黒が息苦しいのなんのって。」
アズラキル「かといって染めるのもなんだかなと思ったから、この黒い翼を活かす方向で、とびきり魅力的な服選びを教えてくれって頼んだの。」
アズラキル「にじみ出るものをごまかしきれないなら、むしろ逆用してやろうかな、って。というわけで、このように……。」
アズラキル「『ちょっとアブない雰囲気だけど、でもなんだか気になるお姉さん』っぽくまとめてみました。……どう?」
ユウ「はい。……すごく似合ってます。」
メルク「とっても魅力的だと思うのですよ~!」
アズラキル「へへへ……。だよね? ありがと。」
アズラキル「……なのに、なんでかな。この服着てても、どうも思ったほどモテないんだよね、私。」
メルク「みゅ~、そうなのですよ?」
アズラキル「ええ、そうなのです。もっとこう、遊び人っぽいお客さんなら、私の醸し出すアブない雰囲気に惹かれて……、」
アズラキル「ガンガン声かけてくれるんじゃないかと、期待していたんですが。いまいちそうでもなくて……。」
ユウ「うーん……。翼が大きいからですかね? 大天使相手だと、どうしても……。」
アズラキル「とはいうものの。空先案内人まで雇って地上に下りたがる層って大抵、大天使に畏敬の念を抱くタイプの人じゃないからね。」
アズラキル「この翼を見て気づく者は、最初から私に声をかけない。気づかない者であれば、翼が大きいという理由で大天使に委縮もしない。」
アズラキル「そう思って始めた仕事だったんだけど……。やっぱり、隠しきれてないってことかな。……にじみ出る本業の気配が。」
ユウ「……。」
ユウ「それ、たぶん逆な気がします。」
アズラキル「逆?」
ユウ「はい。……確かに、アズさんの仕事を知ってる人は、アズさんからにじみ出る何かを見ちゃうかもしれません。」
ユウ「でも、しばらく話してると……。それとは違うものがにじみ出ることにも、気づいちゃうと思うんです。」
アズラキル「……。」
アズラキル「……それは?」
ユウ「それは……、」「……どうにもならないと思ったら、紹介所のそばにある食事処に身を寄せるといい。」
「立地がいいぶん激務らしくて、万年人手不足で給仕を募集してる。住み込みで働かせてくれるそうだよ。」「蓄えが尽きたら、通りのパン屋に行くんだ。……強面のおじさまが切り盛りしている店だよ。」
「豪胆で、とても人の良い方だ。腹をすかした者がいるなら、売れ残りのパンくらいいくらでもくれてやるとよく言っている。」
「弟子を募集しているとも言っていた。……あの気風に馴染めさえすればだが、決して君を悪いようにはしない人だ。」「……。」
「……あ、」
「……ありがとう、ございます。執行官様。」ユウ「見た目の雰囲気ほどアブない人じゃない、ってわかっちゃうからじゃないですかね?」
アズラキル「……。そっか。」
アズラキル「喜んで、いいのやら。」 - 人間関係
- 登場ストーリー
- 国別ストーリー:空の国篇 4th
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等