マルトゥール

Last-modified: 2023-12-01 (金) 11:11:58

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宿(しゅく)()(つく)使徒(しと)]マルトゥール

 

プロフィール

 街の人から慕われる高潔な神仕にして、人々や国を陰より支える使命を負う、マルトゥール家現当主。かつて先代に出会った際、その使命に共感し次期当主として拾われた。
 継承した武装と魔法を用いて人ならざる者を圧倒するその強さは、血の滲むほどの努力と代償を厭わない使命感によるもの。

 

「人のため、使命のために」

 
  • 綴り(一例):Marthyr
  • 出身:死者の国
  • 性別:男
  • 年齢:26歳
  • 職業:神仕兼当主
  • 武器:射衝杭装
  • 趣味:瞑想
  • 性格:ゆうかん
  • 一人称:俺
  • 実装日:2022年5月31日

ユニット情報

  • レア:☆5
  • 属性:光
  • 武器種:打撃
  • リーチ:前衛
  • スキル
    • 名と生に使命あり

外部リンク

容姿

  • 背景なし

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  • 立ち絵

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  • SD

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    攻撃モーション
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    被ダメモーション
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    退却時
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    GIF
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  • 表情差分

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  • プロフィール等
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  • 外見特徴
    • 容姿:
    • 服装:
    • 武器:
    • 鈴:
  • イラスト・Xへのリンク
    ユニットイラスト

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詳細

  • 名前の由来
    Martyr:英語で「殉教者」を意味する
  • 2つ名
  • ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ。メイン二部十四章読了後を強く推奨します)

    マルトゥール「はァ!」
    マルトゥール「……ふう。あとは、邪魔な石を運んでおくだけかな。」
    ユウ「……マルトゥールさん。」
    マルトゥール「どうした?」
    ユウ「純粋な疑問なんですけど……。」
    ユウ「その腕の武器って、紹介所の裏庭を開墾するのに使ってオーケーなんですか?」
    マルトゥール「別に問題ないぞ。」
    ユウ「本当ですか? 本当に、紹介所の裏手に埋まってる岩とか岩盤とかを砕くのに使っていいんですか!?」
    メルク「それは当主の人が代々継いでいる家宝だと言っていなかったのですよ……?」
    メルク「それにその武器は、封印術だけで対処することが難しい事件のために作られた特別なものだと……。」
    マルトゥール「ああ。だからこそ、全く問題はない。」
    メルク「『だからこそ』に全く理解が追いつかないのですよ。」
    マルトゥール「確かに当家の使命は、『影』を封じることだ。だが、その使命は元はと言えば、人々を陰より支え、日々の営みを守るためのもの。」
    マルトゥール「そこに繋がる行いならば、『影』を封印するのに使おうともここで働いている方の家庭菜園作りに使おうとも……、」
    マルトゥール「さして大きな違いはない。現当主としては、そう考えているよ。」
    ユウ(本当にそうかな……?)
    メルク(マルトゥールさん……。いい人なのですが、たまにちょっとズレてるのですよ)
    マルトゥール「まあ、うちの家は当主が使命を果たしていれば、それ以外は割と自由だしな。」
    ユウ「そうなんですか?」
    マルトゥール「使命とばかり言っていると、堅苦しく見えるだろうけどな。俺の神仕になるという意思も、最終的には受け入れてくれたし。」
    ユウ「結構堅いおうちなのかなと思ってたんですけど、意外とそうじゃないんですね。」
    マルトゥール「うちはちょっと特殊だから、歴史はあっても決まりは少ないんだよ。」
    メルク「特殊……、そういえば、マルトゥール家はルクスリアスさんに対処するために生まれたと……。」
    マルトゥール「そういう意味合いの特殊ではないんだが……。まあ、それも当主の特殊性ではある。」
    マルトゥール「……数ある『影』を封印する者たちの中で、その大本であるルヴァン城の影とルクスリアスを相手取るために生まれた役割。」
    マルトゥール「それが『マルトゥール』だからな。」
    ユウ「マルトゥールさんは、その役目を継いでからずっとルクスリアスさんと戦い続けてきたんですよね……。」
    マルトゥール「そうだな。未だ、決着はついていない。」
    マルトゥール「奴は『影』と同等に……、あるいは、それよりも手強い相手だ。この武器を駆使しても、未だ奴を下したことがない。」
    マルトゥール「それに俺も、まだまだ未熟な当主だ。今でこそ奴と渡り合うことができているが……、」
    マルトゥール「昔はまるで相手にもしてもらえなかったんだよ。『影』の封印自体は、以前から問題なかったんだが。」
    メルク「みゅ、岩盤を粉砕するマルトゥールさんにもそんな時期が……。」
    マルトゥール「俺が当主を継いだ直後などは、それはもう大変だったんだぞ。14……、5年前くらいかな。」
    メルク「みゅ? マルトゥールさん、そんなに昔に当主になったのです?」
    マルトゥール「ああ、特例でな。俺は先代に見込まれていたし……、何より、先代の体調の問題があったから。」
    マルトゥール「あの頃は、流石に俺も青かった。気持ちばかり先走って、技術が全く追いついていなくて……。」
    マルトゥール「その分悔しかったし、情けなかったよ。」
    ユウ「マルトゥールさん……。」
    マルトゥール「必死に技を磨き、魔法の勉強に励んだよ。はじめはろくに姿も捉えられなかったのが……、」
    マルトゥール「まあ何とか、奴とまともに会話できるようにもなった。」
    マルトゥール「あの時のことは、よく覚えているよ。」

     

    ルクスリアス「そういえば、久しくチェスなどやっていませんでしたね。」
    ルクスリアス「貴公の先代共には、こういった遊びがまあまあできるとのたまう者もいたのですが……。」
    ルクスリアス「貴公はいかがですか?」
    「馬鹿! 椅子に縛り付けられた者にっ、駒なんか動かせると思うのか!?」
    ルクスリアス「ほう? 貴公、娯楽の興趣も知らぬというのですか? それはまさしく、興が醒めますね。」
    ルクスリアス「こんな青二才が当代の『マルトゥール』とは。全く虚しいことですねえ……。」
    「お前! 俺で遊んでいるだろう!」

     

    メルク「……今のってまともな会話だったのですよ?」
    マルトゥール「奴が俺の話を聞いているじゃないか。」
    ユウ「ハードルをめちゃくちゃ下げている……!」
    マルトゥール「それ以前は、言葉を交わすことすらろくにできなかったということだな。」
    ユウ(笑顔で言うことじゃないかもなあ)
    メルク(前向きというか何というか……、なのですよ)
    マルトゥール「まあ、奴の反応も当然のことなんだ。」
    マルトゥール「俺は奴にとって、自分を退けて、主を封じようとする相手なんだから。」
    ユウ「それは……。」
    マルトゥール「事実、俺と奴の立場は決して相容れない。俺としても……、」
    マルトゥール「『マルトゥール』が第一に果たすべきは『影』の封印で、ルクスリアスはそれを遮る障害に過ぎない。そう考えてはいる。」
    マルトゥール「まあ、俺個人としてはそう割り切れないというのは、事実なんだけどな。」
    メルク「きっと、マルトゥールさんには……。思い悩むことがいっぱいあるのですよね。」
    マルトゥール「そうだな。」
    マルトゥール「人のためにも、奴のためにも。こんなことは、俺の代で終わりにしたいというのが正直なところだよ。」
    ユウ「マルトゥールさん……。」
    マルトゥール「『影』を封印し、人々の営みを守る。『マルトゥール』が存在意義を失っても構わないと思える平穏があるなら、それが一番いい。」
    マルトゥール「ルクスリアスのことも……、」
    マルトゥール「……。」

     

    「いいか、ルクスリアス! こういった真似は、俺以外にはしてはならない!」
    ルクスリアス「は?」
    「人をいたずらに痛めつけることは、お前のためにもならないと言っているんだ。」
    「お前が誤解されたり、人から良く思われないことに繋がる。人と遊びたいのなら、素直にそう言えば……、」
    ルクスリアス「馬鹿馬鹿しい。今や、『マルトゥール』以外の誰がこの城に来るというのですか。」
    「……。」
    「チェス盤や椅子が消えた……?」
    「やはり、幻だったのか。」
    ルクスリアス「当然でしょう? 本物のチェス盤なら、納屋に放り込んでありますよ。」
    ルクスリアス「もう使わないのでね。」
    「……。」
    ルクスリアス「その分では、以前よりは技を磨いたようですね。当代の『マルトゥール』。」
    ルクスリアス「先ほどの幻はね。私から、『マルトゥール』への意趣返しなのですよ。」
    「どういうことだ?」
    ルクスリアス「聞いていませんか? 貴公の先代共は、我が城に訪れては私に好き勝手なものを押し付けてきた。」
    ルクスリアス「私の絵に、私の詩。当世めいた旅装に、黒薔薇の花。挙句の果てに……、『雑談の時間』など。」
    ルクスリアス「私が寄越せと、頼んでもいないのに。」
    「……。」
    ルクスリアス「それ故、私も貴公に押し付けました。これで私の心情が理解できましたか?」
    ルクスリアス「当代の貴公は、先代たちの過ちから学び私を煩わせるような真似はしないことですね。」
    「……。」
    「それは、約束できない。」
    ルクスリアス「何故?」
    「それは……、」
    「……俺もまた、そうしたいと思っているからだ。」
    「絵も、詩も、服も、花も。俺にはそんなものを、お前に与えるような真似などできないけれど。」
    「俺も、お前に……、」

     

    「……お前を」

     

    「折角、話もできるようになったのだから。言い争いではなく、何でもない世間話でもできればいいのにな。」
    「この武器だって、奴を制圧するためにいくつも魔法を仕込んであるんだ。」
    「それが必要なことで、俺もそのために努力した。」
    「そうしなければ、奴と向き合って言葉を交わすこともできないから。」
    「……。」
    「こんな風に傷つけるより、ただの一人の人間として、手を取れればいいのに。」
    ユウ「マルトゥールさん?」
    マルトゥール「……、」
    マルトゥール「あ……、」
    マルトゥール「すまない。少し、奴のことを考えていたんだ。」
    ユウ「……何を考えていたんですか?」
    マルトゥール「大したことじゃない。」
    マルトゥール「ただの、俺の私情だよ。」

     

    ♪ベテルジュス聖歌
    「……あの子たちに、宿には後で行くと伝える前に紹介所の周辺以外のことも教えてもらえばよかったな。」
    「一人になれる場所を探しにいったのに、結局、紹介所に戻ってきてしまったし。こんな夜中では、人に道も聞けないし……。」
    (というより、俺も呆けていたな……。この辺りには教会がないということを忘れていた)
    「……。」
    「場所など関係ないといえば、それまでなんだがな。」
    (罪を、告白するだけならば)

     

    (我らが主よ)
    (俺は、罪深い。この罪を、あなた以外に告白すらできない)
    (どうか俺を……)
    (許さないでください)

  • 人間関係
  • 登場ストーリー
    • メインストーリー第二部「死者の国篇」
  • 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
    関連事項等

紹介

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