香辛料交易とは
1.特徴
少ない元手で大きな利益、インドや香料諸島の香辛料を運ぶ大航海時代の象徴たる交易です。
航海距離が長く海賊や火事のリスクもありますが、以下の通りいくつもの長所があります。
軍人や冒険家の資金稼ぎにも、本を読みながらなどの"ながら交易"にも向いています。
さらに、イスパニアには取引スキル鍛錬と香辛料売却に適した領地があります。
・香辛料取引以外のスキル不要、かつ取引スキル鍛錬が楽
・買い相場を気にせずいつでも買える、かつ売却も楽。相場変動に左右されない
・定期船を使えば往路が楽
・交易所売りが楽、利益と経験値は最大級、商会SHOPでもよく売れる
・東南アジア香辛料交易はクエストでカテゴリー3と4を獲得できる
2.利益と交易経験
利益,交易経験,交易名声、ともに最高クラスです。
3.スキル鍛錬 (詳しくは「香辛料交易の始め方、スキル鍛錬」参照)
イスパニア民ならパルマで簡単に上げられます。
4.相性のいい交易 (「香辛料の交易路」参照)
東南アジア香辛料交易路は火器交易路でもあるので、香辛料交易を始める前に火器取引を
鍛えることをお勧めします。(火器取引無しでも全く問題ありません)
5.火災対策(「香辛料の運び方」参照)
香辛料は火事によって燃えます。防火対策が必須です。
香辛料交易の始め方、スキル鍛錬
1.優遇職と香辛料取引スキル取得
香辛料取引優遇職は香料商人のみです。
香料商人転職クエストはカリカット「香辛料をヨーロッパへ」(コショウ200樽を160日以内にリスボンへ)です。
香辛料取引Rank5とポルトガル語がないと出ないクエストなので、フレや商会員に紹介してもらうか、
シャウトでクエスト紹介を募集しましょう。
香料商になれば、どこの交易ギルドでも香辛料取引を習得できます。
2.ブースト
一般的なブースト装備は真珠の耳飾り(+2)です。
アクセサリ | 真珠の耳飾り(+2) | サントメ道具屋にて400万Dで販売 |
身体装備 | マイカヌーン染バティック♀(+1) ガサットスア♂(1) | |
副官 | 交易系副官ではエルダとジョセフ、海事系副官ではランスロット、冒険系副官ではフィルマン |
3.スキル鍛錬
東南アジア香辛料交易は香辛料取引Rank8ぐらいあると快適なので、香辛料交易を始めるときに
以下のやり方でRank8(Rank6+2)まで鍛えるのがお勧めです。
・パルマ交易所で香辛料を"スキルRank×20個"ずつ購入→バルセロナかバレンシアで売却、を繰り返す
・火器取引も鍛えるならバルセロナ往復、そうではないならバレンシアと往復。
・三港とも領地なので会計の値切り,ふっかけの成功率が高く、会計スキルを鍛えるのもお勧めです。
香辛料の交易路
主に四つの交易路があります。
1.東南アジア香辛料
メース,ナツメグ,クローブを運ぶ、現在主流の交易路です。
東南アジア香辛料はメース,ナツメグ,クローブの三種類があり、販売港はいくつかありますが、
利益がメース=ナツメグ≧クローブであり、アンボイナにてメースとナツメグを両方購入できるので、
アンボイナで積むのが主流です。
準備 | スキル | 香辛料取引Rank3+0でもクエストでカテゴリー4をまかなえます。 (Rank3で購入数はメース24前後,ナツメグ20前後) 香辛料取引を無理なく上げられるRank8程度まで鍛えてカテゴリー4を稼ぐのがお勧めです。 | |
クエスト | 帰りに受けるクエスト「宝石と呼ばれる甲羅」は、ペグーに投資してべっこうを購入可能に しないと出ません。 ペグー投資額ゼロなら、80万D前後(要調査)投資してべっこうを購入可能にしましょう。 | ||
副官 | 防火スキル持ちの副官(詳しくは下記参照) | ||
入港許可 | 東南アジア入港許可 | ||
行き | 航路 | 船か定期船でジャカルタへ行き、帰りのクエストを受けてからアンボイナへ向かいます。 | |
定期船 | 乗り継ぎでリスボン→ケープ,ケープ→ジャカルタ | ||
回航 | モバイル回航や副官回航でジャカルタへ | ||
通常航海 | セビリアでクエストを受けて火器などを運び、ジャカルタでクエストをクリアして周辺港で売却 | ||
交易品 | 火器(マスケット,大砲)、サフラン、トパーズ等。 東南アジアの火器売り価格はインドより少し落ちるくらいです。 アンボイナには火器が売っていますので、マスケが暴落する心配はいりません。 東南アジアではトパーズ売り価格が高いので、宝石取引スキルがあるなら リオで火器を売ってトパーズを積むのもお勧めです | ||
クエスト | 行き:セビリア「ヨーロッパの武器(マスケット3をジャカルタへ)」(カテゴリー3 26枚)など 帰り:ジャカルタ「宝石と呼ばれる甲羅(べっこう3をセビリアへ」(カテゴリー4 22枚)など (べっこうはセビリア商会SHOPで購入か、アパルタメント保管がお勧めです) | ||
購入 | アンボイナでメースとナツメグを購入します。それぞれ交易所価格は400D前後なので相場変動は 誤差の範囲であり、いつでも購入可能です。 アンボイナではたまに香辛料暴騰が起きますが、買い相場180%でも問題ありません | ||
帰り | 「香辛料の運び方」参照 | ||
売却 | メースやナツメグは、交易所でも商会SHOPでも売却できます | ||
商会SHOP | 交易LV上げ需要があるので、23000D前後で売れます | ||
交易所 | 東南アジア香辛料の売却価格は欧州全域でほぼ同じなので、西地中海のスペイン~イタリアで売却します。 香辛料の売り相場変動はおおよそ70%~115%ですが、130%前後になる事も結構あります。 マラガ,パルマ,バレンシア,カルヴィ,シラクサの5港は香辛料暴落しないので、暴落を気にせずに売却できます。 他の港で売るときは、なにも暴落していないなら出来る範囲で暴落調整をしましょう。 アフリカやアフリカ北岸(チュニス,トリポリ)の売り価格はよくありません。 |
2.インド香辛料
カリカットのコショウを運ぶ交易路です。昔は主流交易路の一つでした。
東南アジア香辛料と比べて以下の長所短所があり、今はあまり行われていません。
・長所:香辛料取引スキルがなくても購入数が多い
・短所:ヨーロッパの売り価格が東南アジア香辛料の半額以下
3.欧州の香辛料
マラガのサフランをカリブ中南米へ運ぶ交易路です。
サフランはカリブ中南米では名産品扱いで、相場100%で買って相場100%売れば、
マスケット銃並の利益がでます。
買い相場と売り相場の上下変動が大きいので、買い相場が高いときはやめておくのが無難です。
購入数は少ないので、カリブ交易へ出かける際に100~200個ぐらい積んで名産品コンボ売りや
暴落調整に使うのがお勧めです。
また、東南アジア交易の相方としても非常に優秀です。
売値こそマスケに劣りますが、取引が香辛料1つで済むこと、アンボイナに香辛料耐性がありますので、
非商人にやさしいです。
4.カリブ香辛料
ジャマイカのジンジャー、トルヒーヨのオールスパイス、ポルトベロのバニラをヨーロッパへ運ぶ交易路です。
オールスパイスは名産です。
利益と経験はそれなりですが金やオパールに比べると利益が小さく、また香辛料暴落のリスクがあるので
あまりおすすめではありません。
カテゴリー4を使うなら、金,オパール,めのうを運ぶ方がおすすめです。
香辛料の運び方
香辛料に分類される交易品は燃えます。
無対策だと、東南アジア香辛料交易路では積み荷の10~30%が灰になりかねません。
以下の対策をお勧めします。
1.副官の防火スキル
倉庫番特性が高いほど、確実に火事を防いでくれます。
ただし倉庫番100でも100%防いでくれるわけではありません。
また、水と食料が無しになると無効になるようなので、水と食料にご注意下さい。
交易系副官:シルビア、フランシーヌ、シャルロット、ハンス、オラツィオ、エルダ、ニコラ
海事系副官:エルナン、ランスロット、ハワード、ジークフリート、ミッシェル、ジェローム
冒険系副官:フィリップ
2.燃える交易品を積む
火災発生時の炎上確率は各交易品の数量には関わりなく、「メース800樽 イワシ1樽」でも
メースが燃える確率とイワシが燃える確率は同等です。
ですので、燃える交易品を1~2樽ずつ積んでおくと香辛料が燃える確率を減らせます。
火災よけ交易品は、釣りスキルで釣った魚,アンボイナのドリアン,マンゴー,魚肉、
スラバヤの綿花とジャワ更紗などが手頃です。
食料転用も兼ねてセビリアから小麦を積んでいくのもお勧めです。
3.JBの耐火壁
火災発生を防ぐのではなく、火災によって燃える交易品の数を減らしてくれます。
ただし必要スキルが"航行6 管理9"なので、あまりメジャーではありません。