フランドール・スカーレット「おまたせ」
博麗霊夢「誰?前来た時は居なかったような気がするけど・・・」
フ「居たけど、見えなかったの。で、あなたはもしかして人間?」
霊「ああ、そうよ」
フ「だましたりしてない?人間って飲み物の形でしか見たこと無いの」
霊「ああ、人間だよ。人間は、紅茶よりは複雑なものなのよ。殆どの人はね」
フ「ほら、鵜(う)って」
霊「あー?」
フ「捌いたり出来ない人でも美味しく頂けるの」
霊「あんたんとこは、人間を誰が捌くの?」
フ「さー?お姉様がやってるわけ無いし・・・」
霊「お姉様?レプリカとかいう、悪魔のこと?」
フ「レミリア!レミリアお姉様よ」
霊「あいつは絶対に、調理は出来ないと思うよ」
フ「しないわ」
霊「妹君に言いたいけど。お姉様はいつも家の神社に入り浸って迷惑なの。何とか言ってやってよ」
フ「知ってるわよ。私も行こうとしたら・・・」
霊「するな」
フ「止められた。お外は豪雨で歩けない」
霊「要注意人物なんだね。過去になんかやらかしたの?」
フ「何も出来るはずがないわ」
フ「私は495年間一回も、お外に出てないのよ」
霊「ほんとに、問題児なのね」
フ「そこに飛び込む遊び道具・・・」
霊「何して遊ぶ?」
フ「弾幕ごっこ」
基本データ
- 読み
- ふらんどーる・すかーれっと
- 種族
- 吸血鬼
- 能力
- ありとあらゆるものを破壊する程度の能力
- 登場
- 東方紅魔郷 Exボス
東方文花帖 LEVEL Ex
BGM
- U.N.オーエンは彼女なのか?
呼称
ネ実東方スレ
こいんいっこいれる。
こいんいれるとうごきだすらしい。
説明
レミリアの妹。495歳の幼女。495年以上生きてる。でも吸血鬼にとってはまだ子供の年齢。
少々気がふれている。文花帖(書籍版)では情緒不安定とある。常識が現実世界とは逆の幻想郷で、何を気がふれてると言うのかはわからない。
ひとまず、「紅魔郷」で普通に会話をしているし、「文々。新聞」のインタビューにも答えている。「普段はあまり怒ったりしないのですが、常におかしいので他人には良く分かりません」とのこと。
全てのものには『目』というものがあり、フランはそれを自分の手の中に持ってくることができる。そしてその『目』をきゅっと潰すと、対象のものが破壊される。
フラン本人曰く「きゅっとしてドカーン」
気がふれているなどの理由で、紅魔館の地下に幽閉されていた。←屋敷の外に出ていないという記述だけで地下に幽閉されていたという記述はない。逆に否定する記述もないわけだが。
フラン本人も出ようともせず、引き籠りだった。
紅魔郷の異変(紅霧異変)以降は地下から出て、屋敷内を自由にうろついているらしい。
気がふれているから地下に入れられたのか、地下に入れられていたから気がふれたのかは不明。
まあ、フランの設定自体が曖昧なものが多く、少ないためこの辺の事はなんとも言えない。
そのため、二次作品ではこのことに関する作品が存在する。
屋敷内は自由でも、屋敷からは出してもらえないらしい。
正攻法で閉じ込めるのは無理なので、パチュリーが屋敷の周りに雨を降らせて出さないようにしているとか。吸血鬼弱点多すぎ。
レミリアのことは「お姉様」と呼ぶ。
でも、文花帖(書籍版)では「あいつ」呼ばわりしていた。
好きだけど嫌い。
見た目は10歳くらいの少女。
髪は薄い黄色で背中に羽がある。
髪は左側を結んで、サイドポニーにしている。
背中の羽は、他のどんな生物にも当てはまらない歪な形で、翼腕に七色に光る硬質のものが釣り下がったような形状をしている。
自機が魔理沙で会いに行った時に言う、「あなたがコンテニュー出来ないのさ!」というセリフが有名。
赤を基調としたかわいらしい服に、レミリアがかぶっているものと同じデザインの帽子という服装。帽子のリボンは左側。*1
紅魔郷では生脚ショートソックス。文花帖ではニーソ。どっちがいいかは意見が分かれるところ。
最終スペルのQED「495年の波紋」は、ダメージや残り時間で急激に弾幕密度が上がり、「発狂状態」と呼ばれる。
二次作品によってはかわいいフランも発狂フランも登場する。
また、二次作品での発狂フランは血だらけであるといったフランが多い。
しかし、原作設定ではそのようなフランはいない。
フォーオブアカインド
フランが使う3つ目のスペルカード。禁忌「フォーオブアカインド」。
4 of a kindとは、ポーカーの役のこと。「フォーカード」としても知られる。フルハウスより強くストレートフラッシュに負ける程度の役。
フランが4体に分身して攻撃してくる。
背後に魔法陣があるものが本体。本体はボム無効だが、分身には効果がある。
分身は倒すことができるので、数を減らして弾幕の密度を下げるのが定石。
フランが撃ってくる中玉は、紅魔郷後の作品と比べて当たり判定がやや大きく、グレイズするつもりで被弾することがある。
分身が撃ってくる中玉は、分身ごとに色が固定。
そこから、4人のフランは喜怒哀楽の4つの感情が分かれたもの、という二次設定(または解釈)がある。
分身の能力がフラン固有のものなのか、吸血鬼という種族が持つ能力なのかは不明。
レミリアは大抵の作品で、大量のコウモリに分身してはいる。ちなみにこのコウモリは無限に沸き、一匹分でも残ればレミリアはいつでも再生可能。
R18な同人誌では、4人になることを有効活用して、本体のフランを分身の3人が攻める一人複数プレイや、レミリアなどターゲットになった人を4人で攻めるような展開になることがよくある。
U.N.オーエンは彼女なのか?
テーマ曲の「U.N.オーエンは彼女なのか?」は、アガサ・クリスティの推理小説「そして誰もいなくなった(And Then There Were None)」が元ネタ。
小説の舞台となる島に10人の男女が招待され、一人ずつ殺されていく。最後には全員死んでしまい、そして誰もいなくなった――というストーリー。
招待状の差出人は、Ulick Norman OwenとUna Nancy Owenの夫妻。略すとU.N.Owenになり、UNKNOWN(正体不明の存在)とかけている。
「そして誰もいなくなった」 の10人の死にあわせて、フランのスペカも10枚になっている。
フランが使う最後のスペルQED「495年の波紋」のQEDとは、Quod Erat Demonstrandumの略。ラテン語で「これが示されるべき事であった」という意味。端的に「証明終わり」とも。
このスペカで、フランは何を証明したのだろうか。