リリーホワイト

基本データ

読み

りりーほわいと

種族

妖精

能力

春が来たことを伝える程度の能力

登場

東方妖々夢 4面中ボス
東方花映塚*1
妖精大戦争 魔法の森 春の小径 EX*2

BGM

（なし）

呼称

リリー

ネ実東方スレ

はるですよー！
よすでるはー！
もう春なんじゃねぇの！？

説明

春が近づくと湧いて出る妖精。別名「春告精」。春の季語にもなっている。

書籍版「文花帖」にページがない不遇キャラ。
ゲーム中は台詞がないが、しゃべれないというわけではない。
固有の名前を持つキャラの中で、スペルカードを持っていない数少ないキャラの一人。*3
ゲーム中の表記は「Lily White」と区切るが、日本語表記では区切らない。

今まさに春になろうとしている場所から離れることができない妖精で、春以外の季節では見かけることすら少ない。
どこに住んでいるのかも不明。

ほんのわずかな春の兆候を見つけ、生物や幽霊や亡霊に伝えて回る。
リリーが通った後は春の陽気に包まれ、つぼみだった花が開く。花の種を用意しておくと咲かせてまわる*4。

普段はあまり強い力はなく、人間の子供でも捕まえることができる。咲夜さんはリリーを瓶詰めにしようとしていた。
しかし、春を告げている時は強い力を持つ。興奮状態になっている場合もある。興奮すると弾幕を放ってしまうようで、進路を妨害するのは非常に危険。
もっとも、リリーは攻撃を仕掛けようとしているわけではない。ちょっと過剰なコミュニケーションが弾幕になってしまうだけ。妖々夢でも、たまたま目の前にいた霊夢達に春を告げようとしただけだったが、それが弾幕になってしまった。

妖精大戦争のEXステージで大妖精と共に登場した事から、二次作品では大妖精と仲良しのように描かれる事が多くなった。

卵と鶏

春が来るからリリーが通るのか、リリーが来ると春になるのか。

妖々夢では、雲の上が春になっていたので、霊夢達に告げようとした。
三月精では、霊夢が「春の妖精を捕まえたって春が来るわけじゃない」と言っている。
同じく三月精で、魔理沙が人間の里で春告精を見たといっているが、春一番乗りは博麗神社だった。
このことから、「春が来る」→「リリーが通る」→「春が本格化する」という流れと考えられる。

「春」がないところに「春」を生み出すことはできない。
そこに訪れる「春」を強めることはできる。
能力の性質は、レティと近いものなのかもしれない。

容姿

身長がかなり低い小柄な妖精。大きさは作品によってさまざま。
子供が捕まえられるくらいのサイズ。瓶詰めにしようと考えるくらいの大きさ。それを、人間の子供サイズと考えるには無理がある。もっとずっと小さいのかもしれない。
妖々夢や花映塚のゲーム中のグラフィックでは、自機キャラより大きい。

白い服に長めのスカート。金色の髪の上には白のとんがり帽子。スカートにも帽子にも赤いラインが入っている。
背中には二つの大きな羽。透けて見える薄い鳥の羽根のようなものが、たくさん集まった形をしている。
花映塚の映姫ステージと妖精大戦争の春の小径では服の白色が黒色になっている。
また妖精大戦争の春の小径では赤いラインが金のラインになっている。

性格など

会話がないので、公式なキャラの性格は不明。
二次作品では、いつもにこにこしている明るい娘として描かれることが多い。

リリーブラック

花映塚に登場する黒い服を着ているリリーは同一人物なのか別キャラなのか不明だったが、二次作品では主に「リリーブラック」という別キャラとして扱われるようになった。
しかしその後、神主から映姫のコスプレをした同一人物だった事が語られ、リリーブラックは完全に二次のキャラになった。

二次作品において別キャラとして扱われる場合、リリーブラックは素直で明るいリリーホワイトと違い、いわゆるツンデレとして描かれる事が多い。
この場合、東方において数少ない貴重なツンデレになる。
またこの場合のリリーホワイトとリリーブラックはとても仲が良い（リリー＝百合だから？）