エピソード/1272話

罪:花野を一望する露天風呂

 

罪:なんて素敵なのかしら

 

罪:わたし、やっぱり秋の夜に入る温泉が一番好きだわ。

 

社:そういってひまっちは

 

社:夏の温泉も一番好きだというとったぞ？

 

罪:あら、そうだったかしら。

 

社:春も一番だというとったな。

 

罪:あらあら。

 

社:雪見風呂にもはしゃいでおったのう。

 

罪:ならきっと、季節ではなくて

 

罪:コトエと一緒に入る温泉が大好きなのね。

 

社:おーおー、ういやつよのう。

 

罪:ところで向こうの山肌の明るみって

 

罪:コトエの社のある場所だったわよね。

 

社:ひまっち。

 

社:愛しておるぞ。

 

罪:奇遇ね、私も愛しているわ。

 

社:このまま新婚旅行にでも行ってしまおうかのう

 

罪:グアム、グアムに行きましょう

 

罪:それでしこたま水浴びをするの。

 

罪:ついでにサンゴとかに頭突きをかまして

 

罪:嫌なことを統べて忘却の彼方に葬り去るのよ