概要
元は日本の剣術家である柳生但馬守宗矩が提唱した「本来は忌むべき存在である武力でも、一人の悪人を斬るために用いることで万人を救い活かす為の手段となり得る」という思想である。
だがSaGaシリーズでは、悪人を改心させ生かして逃がすという本来の意味とは違った、不殺の剣となっている。
- 対義語は【殺人剣】。
相手を傷つける技は全て殺人剣に当たるのだが、サガにおいては名前・効果共にこれ以上活人剣の対として相応しい技も無いだろう。
RS2
| 系統 | WP | 威力 | 属性 | 対象 | 距離 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大剣技 | 15 | - | (下記リンク参照) | 敵全 | - | ディレイアクション、退却効果 種族属性「冥,死者」を持つ敵に無効 |
| 閃き | 派生 | 閃き難度 |
|---|---|---|
| 派生元 | 通常攻撃 | 44 |
一撃を食らわせる寸前で攻撃を止め、敵を改心させて逃走させる。
使用したターンの溜め状態では、「多段ヒットする攻撃」(【触手】など)と【デッドリードライブ】を除く全ての攻撃を回避する。
その後、【ディレイアクション】でターンの終わりに活人剣を披露し、敵全員を退却させる、と言う効果。
もはや改心の余地がないボス耐性(【冥】属性)持ちや、既に死んでいるため剣を寸止めしても驚かないような【死者】には無効だが、【サイフリート】、【守護者】、【岩】などは【冥】属性を持たないため例外的に有効。岩が改心するって正直どうなんだ
退却させた場合はアイテムのドロップ判定は消滅するため、目当てのアイテムを持つ敵だけ倒し、他のドロップ持ちの敵をこれで退却させるというテクニックが存在する。
活人剣を選択してからキャンセルして他の技を使用した場合にも上記の回避性能が発揮されてしまう【活人キャンセル】というバグが存在する。ゲームバランスを壊すバグなのでご利用は計画的に。
このバグは、リマスター版になっても修正されていないので、【NEW GAME+】によるデータの引き継ぎを利用することで猛威を振るうことが可能になってしまった。
尚、閃く事が出来るのは閃きタイプ8(大剣A型)のみ。
該当するのは【レンヤ】以外の【イーストガード】・【アキリーズ】・【ハクゲン】だけとなっている。
見切りは【没データ】としてしか存在せず、通常のプレイで習得することはできない。
「敵に対して使用する通常技」の中で見切りが習得できないのは、これ・【キック】・【千手観音】の3種類のみ。
また、みね打ちからも派生する設定だったがこれもリマスター版含めて没になっている。
RS2R
| テキスト | 目にも止まらない斬撃を繰り出し強さを見せつける。敵の戦意を失わせ逃走させる。 |
|---|
| | 要Lv | BP | 威力 | 属性 | 対象 | 距離 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 大剣技 | 20 | 20 | - | - | 自分 | - | 時間差発動、アンデッド・ボスがいない場合は全敵が撤退 発動後、行動開始するまで攻撃回避状態 |
| 修得Lv | 技道場Lv | 使用技(閃き難度) | |
|---|---|---|---|
| 修得条件 | 32 | 20 | 大剣攻撃(44)、みね打ち(37) |
「使用ターンは自身を対象としたあらゆる行動を回避」し、「ディレイアクションで敵全体を退却させる」。
技図鑑には後者の効果しか記載されていないが、回避技として本作最高峰の性能。厄介な【ヴォーテクス】でさえも活人剣ならば回避できる。
不動剣と並んで修得難易度の高い技であったが、没になっていた【みね打ち】の派生が使用できるようになったため、難易度は低下している。
前者の効果は攻撃やダメージを伴わない状態異常付与だけでなく、味方が使用した補助さえも対象。
これにより敵が使用した【体力吸収】を回避して使用者にダメージが発生、【クイックタイム】など味方がかけた補助術を回避するなどの変わった現象が起こる。
効果中も敵が使用した技を見切ることはできる。
さらに原作と異なり多段攻撃も防げるようになった。
【難易度】ロマンシングではこれを利用して強敵の連続行動や【連携】を凌ぐという活用法もある。
後者の効果は敵の編成にアンデッド(骸骨・ゾンビなど)が含まれる場合は発揮されない。巨人・竜などボス格の敵も【サイクロプス】などの例外はあるが同様。
該当する敵を倒した後に使用すると残りの敵に退却効果を発揮する。
退却させた場合はアイテムのドロップ判定はない模様(確定ドロップの場合は不明)。
【見切り】取得や、技術点稼ぎ、術閃きの戦闘回数稼ぎのお供に。
囮役に使わせて敵の危険行動を安全にやり過ごすのにも。難易度ロマンシングでのラスボスの必殺連携への数少ない対処法の一つにもなっている。
なお、「斬撃を見せつける」技であるためか、暗闇状態の敵に使うと異常な挙動を示し、逃走のモーションが出るものの敵は消えずに透明の状態で居残ってしまう。
そしてこの敵を普通に撃破すると、逃走分と撃破分で技術点が二重に加算されてしまう。