【ヴォーテクス】

Last-modified: 2025-09-23 (火) 21:52:17

概要

RS2初登場の術。ヴォーテクス・ボルテックス(Vortex)とは英語で『渦』を意味する単語である。
演出は作品ごとに変わるが、主に魔法効果を吸い込む魔力の渦を発生させ、【補助効果】を解除する術とされる。
仕様も作品によってバラバラで、一部の補助効果は解除できなかったりする。また、敵味方を同時に巻き込んだり良性・悪性を問わず補助効果を解除したりといった癖の強い仕様となっている作品も少なくない。
よって、味方が敵のバフ・デバフ対策として使う分には作品ごとの仕様や相手の技構成を正しく理解し、味方のバフ・デバフを邪魔しないよう注意する必要があるなど扱いが難しい。
一方でそこまでバフ・デバフに依存しない敵サイドが使ってくる分には言わばドラクエの『いてつくはどう』のようなものであり、味方サイドのバフが強力な作品ほど厄介な攻撃となる。


関連:【特殊効果解除】

RS2

術士の説明空間に穴を開け、敵の術効果を打ち消す
系統JP威力属性対象マスター𝙻𝚟効果
合成術/風術・冥術4敵全25魔法盾・召喚・透明・ヒートハンド解除
命中率・回避などの詳細*1カエル研究室を参照。

【合成術】。冥と風属性の【マスターレベル】が25以上になると研究可能。
味方専用というわけではないが、敵として使ってくる相手はなんとラスボスである【七英雄】本体のみであり、冥術ルートを採らない限りは【アビスゲート】【アストラルゲート】に並ぶラスボス専用行動となる。
アビスゲートやアストラルゲートと異なり、確定で用いてくるわけではないが、ラスボスがこの術を利用する可能性は相応にあるため、一度も目にすることなくゲームを終えてしまうということにもまずならない。

冥術ルートであれば味方も利用することができるものの正直なところ利用価値はかなり低い。

そもそも、本作におけるヴォーテクスには大きく分けて2つの問題点が存在する。


まず、1点目だが「プレイヤーが正確な効果を知ることがほぼ不可能である」というもの。

冥術ルートを採らない場合は、ラスボスが使ってくるのみだが、概要記載のとおり、画面上部に渦が発生するエフェクトこそ発生するが、メッセージ等は一切ないため何が起きたかが基本的にわからない。
【透明】状態や【レイス】状態のキャラクターがいた場合、それが解除されるという見た目でも分かる変化が起きるため補助効果が解除されたと気付けるチャンスはあるがこれらの補助効果を使っていない場合はこの時点で何が起きたか気付くのはまず不可能で、ヴォーテクスが本作初出であるため、シリーズの知識で効果を知ることもできない。
一方で、仮に補助効果を解除する術だと気付けたとしても「全ての補助効果を解除された」と誤解しやすいのも厄介。
実際に解除される効果、解除されない効果は以下の通りで、透明状態やレイス状態は見た目ですぐわかるが、大抵の補助効果は見た目で判断がつかないため、全ての補助効果が解除されたと誤解した結果、無意味に【再臨】などの補助効果をすべてかけ直すことにもなってしまいかねない。

アビスゲートについても何が起きたか分からないことが多いだろうが、アビスゲートについては本当に何も起きていないと誤信したとしても基本的に問題ないのに対し、こちらはラスボス戦で重要な補助効果(主として金剛盾、ソードバリア)が解除されるので非常に厄介で、気付かなければ気付かないで怖いし、気付いてしまったら気付いてしまったでかけなくてもいい補助効果まで再度かけてしまうため、二重の意味で厄介といえる。

では、冥術ルートを採れば効果を事前に知っておくことができると思われがちだが、こちらもこちらで大きな問題がある。
というのも、ゲーム中で術士が説明してくれるのは「敵の術効果を打ち消す」という内容だが、これは大嘘とまでは言わずともかなり不正確で誤解を招く表現である。

まず、効果範囲は敵全体ではなく、敵味方全体であるため、敵の(有利な)状態だけを打ち消すのではなく敵味方全ての(有利な)状態を打ち消してしまうのである。
そして、上記の通り解除される補助効果は一部に留まるのだが、術士の説明でそのような点には一切触れていない。
そのため、冥術ルートを採り、この術の存在をあらかじめ知っていたとすると、基本的にラスボスがヴォーテクスを使ってきた時点で、全ての補助効果を打ち消されたと勘違いする原因になってしまう。

なお、上記の解除される補助効果と解除されない補助効果については作中では一切述べられていないため、ゲーム内で正確な効果を知りたければ自分で使って調べるしかない。


とはいえ、正確な効果を知ったとしても、「プレイヤーがヴォーテクスを有効活用することはまず不可能」、これが2つ目の問題点である。

この術の効果範囲は敵味方全体であるため、プレイヤーがヴォーテクスを利用する場合、味方の補助効果の消滅を甘受した上で、敵の補助効果を消すことになる。
本作では能力値変化やステータス異常については使ってくる敵が多いものの、魔法盾については使ってくる相手が限定的であるため、こちらが誘惑で敵に補助効果をかけてしまうことを除けば、ヴォーテクスで消せる敵の補助効果はヒートハンド、セルフバーニング、フリーズバリアのわずか3種類しかない。
この内、ヒートハンドは第1形態の【ノエル】しか使わないため、十中八九ヴォーテクスの使用時期と被ることがない。
セルフバーニングやフリーズバリアならヴォーテクスが利用可能になった頃に使ってくる敵がいる(後者は第2形態の【クジンシー】も利用する)ため、これらを解除したければヴォーテクスを採用する選択肢もあるといえばある。
……とはいえ、雑魚戦であれば解除するまでもなく代替手段を考えた方が良いし、ボス戦であっても味方の補助効果を犠牲にしてまで解除する必要性に駆られることもまず考えられない。
となると、プレイヤーがわざわざヴォーテクスを使う場面というのは基本的に皆無であり、むしろ味方の補助効果が消えてしまうことを考えれば利敵行為になることの方が多い。
それでも敢えて利用する場面があるとすれば、ラスボスがヴォーテクスを使ってくることを知っての上で、あらかじめどの補助効果が消えてしまうのかを調べておくか、誘惑でボスに金剛盾などをかけてしまうくらいのことであり、恐ろしく後ろ向きな使い方となってしまう。


解除される補助効果の中でラスボス戦で特に危険なのは金剛盾とソードバリア、あと透明状態くらいであろう。
金剛盾とソードバリアは重複できないことを考えると、危険ではあるが再度かけ直す手間としては1,2ターン程度で済む。
苛烈なラスボスとの戦闘で再度金剛盾などを使い直す1,2ターンは厄介とはいえ、正確な効果さえ知っていれば不要なバフまでかけてしまうことは防げる。
とりあえず、金剛盾とソードバリアが消える程度に思っておけばその程度の知識でも十分である。

上記の通り、効果さえ分かるのであればわざわざ開発する意義は薄く、術コンプリートを目指すというわけでもないなら放置して差し支えないだろう。

RS2R

テキスト空間に穴をあけ、力を吸い込む。
敵味方を対象に特殊効果を打ち消す。
 BP威力効果 対象 射程要Lv特殊効果
合成術
(冥風)
18敵味全冥10
風10
特殊効果解除
開発冥府と疾風の書Ⅱ(チョントウ城)、開発費30万

原作版での効果に加え、【能力値変化】【魔法壁】【再臨】【クイックタイム】【シャドウサーバント】も対象となった。
使用してくる相手も増えており、【ノエル】(恐妃の都幻影戦)、【ドレッドクィーン】(第1形態・第2形態の両方)が使用してくる。
七英雄本体についても一番手であるノエルが出現した時点から使用してくる。
 
本作では【炎の壁】や再臨、クイックタイムも消されてしまうため、特にリヴァイヴァを使用している場合には危険。
リヴァイヴァや炎の壁を消された末に恐怖の7連携全体即死攻撃が飛んできて全滅という事態にもなりかねないので、注意したい。
重要性が上がったシャドウサーバントが潰されるのも痛く、本作の七英雄・ドレッドクィーン戦におけるこの術はかなり危険な存在感を放っている。

敵の術としての脅威も増しているが、ノエルが【幻体戦士法】、ワグナス(幻影)が【光の壁】、ボクオーン(幻影)が【クイックタイム】を使ってくるためこれらを打ち消す手段として採用する価値はある。
味方のバフを打ち消してしまうのは原作版から変わらないが、そもそも永続するバフがほとんどなくなったため、バフに頼る場面が少なくなったため、バフを消してでも打ち消すという選択も取りやすくなった。
限られた敵相手に持っておけば役立つかも、程度の有用性ではあるが、開発する価値すらないと一蹴されていた原作版と比べれば立場は多少上がった。
 
なお、恐妃の都のノエルの場合、幻体戦士法を使用して自らヴォーテクスで分身を消し去るという珍行動を取ることもある。
こちらのバフが多ければそれだけヴォーテクスを使いやすいようなので、見たければバフマシマシにしておくといいだろう。

SF1

テキストあらゆる術効果を打ち消す
リマスター[両方/全体/状]≪特殊効果解除≫ 空間に穴をあけ、術効果を打ち消す。
 JP価格目安属性対象距離効果
空術3敵味全気絶とスタン以外の状態異常・補助効果・能力値変化を解除
解析データ
(性能・回避対象・
瞬間ステータスなど)
ちょい研究所を参照。

【上位術】であり、これの修得フラグが【空術】【資質】フラグを兼ねている。
通常プレイで使用できるのは初期習得の【麒麟】、もしくは【空術の資質】を奪った【ブルージュ】のみ。
 
敵味方全体の(スタン以外の)【ステータス異常】・バフ・デバフ・【補助効果】などの一切合切を、有利不利関係なく消去する。
アイコンやバリアエフェクトが吸い込まれて消えていく演出も。
そのうえ能力値変化や状態異常を消去できるわかりやすさがあるため、使いどころも出てきた。
メカ主軸だとバフをあまり重視しないだろうから【V-END】の弱体治療に躊躇なく使える(=ためらいなく【V-MAX】に手を出せる)し、ジャッカルを受けた場合は【自動回復禁止】を剥がせる。
ブルー編で麒麟と敵対した場合は、【光合成】を阻止すべく【汚れた牙】で自動回復禁止を与えても、これを使われると剥がされ再生が発生するのでわかりやすい。
 
解除するだけなら単体版に相当する【杯】【万能油】でも可能だが、この術は全員に有効なので【魅了】【混乱】を全員分一発解除できるのは大きいし、【石化】を解除できる点もなかなか。
また、その仕様上から【オーヴァドライヴ】中は使うことができない。
当然だが【光の剣】【活力のルーン】なども消去してしまうので、リスクと恩恵を天秤にかけて判断すること。
ちなみに、モンスター能力で得ている永続バリアについては、剥がしたところで次の瞬間に即自動で貼り直されるのでこれだけは無理。
使い所が難しいので使用されないままクリアしたプレイヤーも多い玄人向けの術。
 
変わった所として【マスターリング】戦で麒麟を連れて行って使うという手も。
【レヴォリューション9】の防御効果と攻撃効果をいっぺんに無効化できる。
それまでは【リバースグラビティ】で取り巻きを相手にできるので最初から最後まで役立つ。

SF2(リマスター版)

名前効果
特殊能力敵全体の補助効果消去

リマスター版で追加された敵専用の術。敵全体の能力値変化・装備性能変化を除く補助効果を消去する。
相手のバフ(の大半)のみを剥がすということで、本シリーズのヴォーテクスの中では特に一方的に被害を与える効果となっており、敵専用なのでそれを食らうのはプレイヤー側のみ。
本編クリア後に挑める強化版【水の将魔】と「未知の力に挑む」選択をした場合の【エッグ】が使用してくる。
 
剥がす対象は【再生】【リヴァイヴァ】【ガードビースト】【パーマネンス】等の良性状態変化系。パーマネンス自体が剥がされるため防衛手段は一切無く、使われたら確実にこれらの補助効果を消されてしまう。
特に熟練プレイヤーは直前に発売されたRS2Rでヴォーテクスを見飽きるほど食らっていると思われるのでせめてパーマネンスで保護されているものは解除されない仕様ならばと思わずにはいられないところである。
範囲バフの【魂の歌】でかけられる再生はまだしも、他のバフを都度かけ直していくとターンを激しく浪費してしまうため、頻繁にこれを使うエッグ戦後半はバフに頼り切った戦法が難しくなる。
一方で上記の通り【Morale】【Defence】等の能力値変化・装備性能変化系は対象外。余裕があるうちに【ロックアーマー】【音の聖域】をかけておくのも良いだろう。
 
強化将魔の一部と未知エッグのみではあるが、これ以外にも補助効果消去が追加されている技術が多数存在する。
補助効果を消去された際は紫色の結晶が散るようなエフェクトが出る。

MS

テキスト全ての魔法盾を吸い込む闇の渦を発生させる
  ランクBPEP範囲参照速度補正命中回数威力成長属性回避阻止率タイプ効果
闇術134敵味全-A1--AAA-魔法盾解除
補足連携不能
解析データはちょい研究所を参照。
  • 作り方の一例としては以下。
    • 三術合成:「アビス」をベースに、ブラックアイス+エナジースティール、ヘルファイア+吹雪

IS

テキスト時空の彼方に全てを吹き飛ばす
系統威力命中SP射程範囲属性速度効果
風術/闇術1010敵味全10状態変化を解除

敵専用

系統射程範囲属性効果
特殊能力/光術各種強化解除

*1 補正➡表記/16=対象の盾発動率
接触➡◯=カウンター可。
依存Lv(命中率)➡斬=剣·大剣Lv、殴=斧·棍棒Lv、突=槍·小剣Lv、射=弓Lv、体=体術Lv。
威力➡効果値。