【皇帝ジェラール二世は自ら帝位を廃し、バレンヌ帝国はバレンヌ共和国へと名を変えた。】

Last-modified: 2025-11-29 (土) 11:22:43

RS2(漫画版)

【漫画版ロマンシング サ・ガ 2】の第3巻における【エンディング】のナレーション。
【最終皇帝】【ジェラール二世】【皇帝退位】し、バレンヌ共和国に変えるという結末を迎えるのは原作どおり。

そこへ至るまでのバレンヌ皇帝の使命は、七英雄を倒すだけではまだ終わってはいなかった。
原作との大きな違いは、【オアイーブ】が現生人類の平和まで視野を持っていること。
そのため、ラストダンジョンで魔物を生み出す根源たる【七英雄】本体の真の核を完全に破壊したことで終わった戦いも、オアイーブからすれば【皇帝】としてなすべき使命のひとつに過ぎないと位置づけており、自分や古代人たちの幻影を投影して助言・指示をしている。

全ての力を使い果たし、平和の願いの象徴である【千羽ヅル】・即位前から所持している【10クラウン】の金貨という、皇帝ではない彼自身の人生を象徴するアイテムの散乱という壮絶な光景でさえも、終わりではなく道半ばに過ぎなかった。

このシーンでは、最終決戦の地が崩壊するという原作にも存在した場面からジェラール二世と【アマゾネス】【クリームヒルト】【デザートガード】【シャハリヤール】【イーストガード】【ジュウベイ】【インペリアルガード】男の【マールバラ】【大氷原】に生還を果たす描写や崩壊していく様を見上げるインペリアルガード女の【ミネルバ】【アバロン】の兵士と【宮廷魔術士】たちの描写がどうであったのか、それをオアイーブたちの助力による転移という形で描いている。
皇帝が尋ねたことを返すだけの原作に比べ、総じて現生人類に積極的に干渉する協力的な部族のようだ。
ただ、それをあくまでも「礎」という形で言い渡しているのがどうやら本作の古代人の価値観のようで、自らの人生を捨てて戦いへ臨む【伝承法】との共通性が見られる。

また、七英雄を見捨てたのも古代人の総意、皇帝を助けたのもオアイーブと古代人の総意のような形で描かれ、連帯感の強い存在としての描写が強め。