RS2
謎の女魔道士。
ゲーム序盤に【レオン】に接見を求めてくるという形で登場する。*1
接見中は【ヴィクトール】と【ジェラール】は部屋を追い出されるため、具体的な話の内容は不明。
接見後のレオンの話によれば「【クジンシー】が危険な奴だと注意しにきた」とのことで、その後ヴィクトールがクジンシーに殺害された際には真っ先にオアイーブを探して呼びつけるよう兵士に指示を出している。
その際の会話は断片的にしか分からないが、クジンシー及び七英雄に対抗するための手段としてレオンに【伝承法】を伝えている。
レオンはこれに従い自身の命を犠牲にクジンシーの必殺技を見切り、その記憶と能力をジェラールに引き継がせることになる。
帝国が七英雄と対抗するためには伝承法が必要不可欠なため文字通り帝国にとっては救世主といってもいい存在であるが、序盤のイベントが終了した後はしばらく出番がない。
次にオアイーブに出会うのは、【最終皇帝】が出現した際か【トーレンス】の【忘れられた町】を訪れた時で、クジンシーをはじめとする今まで倒した七英雄は全て生きており、本体を倒さなければ真に七英雄を倒すことはできないこと、そして伝承法にも限界があることを伝えてくる。
なぜオアイーブが伝承法を帝国に授けたのかは最終皇帝の代になるまでの間に忘れられた町に行くと聞くことができる。
この際に七英雄の過去を断片的ではあるが知ることができるので、本作の物語を深く知りたい場合は是非とも一度見ておきたいイベントである。
オアイーブと出会った皇帝は「なぜ、伝承法を授けて七英雄と戦わせた?君達にとって邪魔者の七英雄を始末させようとしたのか」と詰め寄るが、言わなかった理由としては「説明を省略しただけ」「聞かれなかったから答えなかった」が理由の全てであり実際、問われれば問われた事に限ってのみは嘘偽りなく答えてはくれる。
なおこのスタンスは七英雄に対しても全く同じだったようで彼女や古代人達からしてみれば行動目的は『自分達古代人の平和と安寧のため』というもので七英雄は『みんなが幸せになるための生贄』。
皇帝やに対してもこのスタンスは変らずで「自分は手を貸すだけ、あとは本人たちが解決するべき」と言うもの。
彼女としては、せめてもの償いとして危険な世界にあえて残り続けたが、これにも裏があり『七英雄が次元を超えて復讐のために追って来ないか最後まで見届ける』と言う大神官からの使命もあった。
七英雄は古代人にとって脅威であるモンスターに立ち向かった本当の英雄だったのだが、モンスターとの戦いが終わると、大きくなり過ぎたその力は私たち古代人の方に向かい始めた。
ゆえに七英雄を別の次元に追放したのだと語り、皇帝はこれらの真実を聞いて「それはひどいな。七英雄が腹を立てるのも無理はないな」と返す。
そして彼ら七英雄は帰ってきた。
だが、数千年の時は七英雄から英雄の心を奪い、今の彼らは7匹のモンスターでしかないと語る。
自分たちは七英雄に殺されても仕方ないが、皇帝をはじめとした現代人にとっては無関係の話であり、身を守る権利があることから対抗する手段として【伝承法】を教えたという。
それ以降の話は既述の「七英雄の血の誓い」や「伝承法の限界」について教えてくれる。
この時のオアイーブの話をどのように捉えるかによって、彼女の印象が大分変わってくる。
皇帝とスービエとの会話では「我々は世界を救った。だが救われた連中は、強くなり過ぎた我々を恐れて、別の世界へ追放したのだ!」と語っており、そもそもの発端がオアイーブの言う「七英雄が古代人に力を向け始めた」なのか、スービエの言う「古代人が七英雄を恐れたから」なのか、あるいはその両方ともなのかで、全然違うことになるからである。
鶏と卵みたいな話だが、リマスター版のかつて七英雄が戦ったモンスターの意見も合わせると当時の異常性がより伝わってくる。
加えて、どの理由であっても七英雄が古代人にとっての脅威なのは間違いないので、皇帝が最初に述べたように「自分たちでは対処できないから帝国を利用した」と考えるのも無理はない話でもある。
もっとも既にモンスターの身である七英雄とは和解すら出来ないということを考えればもはや戦うより道はないし、伝承法を教えてもその後どうするかは帝国次第という考え方もまた間違いではない。
実際、クジンシーがアバロンを襲撃した以上伝承法がない限り帝国は服従か滅亡のどちらかしかないので、オアイーブが帝国の存続にとって必要不可欠な人物なのは間違いない。
余談
名前は【七英雄】と異なり駅名からではなく、タニス・リーの小説『冬物語』から命名されていることが河津氏に明言されている。
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CV:ファイルーズあい
立ち位置はオリジナル版とほぼ同様だが、【七英雄の記憶】において過去のオアイーブについても描写がされているほか、イベント描写が緻密になりその心情理解もしやすくなっている。
設定的には【大神官】の娘であることが新たに判明しており、【サグザー】【ノエル】と幼馴染みであることも作中で分かるようになった。
最終皇帝出現時に登場したり、最終皇帝以外の皇帝で忘れられた町で話が聞けたりするのも同様だが、後者の場合【アビリティ】【不老不死】が取得できるようになっているため忘れず入手しておきたいところ。
また、最終皇帝出現時に登場した場合は忘れられた町の存在を教えてくれるが、だからといってマップに表示されるわけではないので注意。
なお、3D化によるイベント演出で顔を見せないカット(=胸部のアップ)が存在し、忘れられた町での再会の際にも思い出す。おっぱイーブ
前者は客室だが後者は背景が謁見の際のものであるため、よほどレオンに強い印象を与えたのだろう。
YouTubeの【サガ公式チャンネル】で公開された「ロマサガ2リメイク開発秘話での【田付信一】プロデューサーの話によると「古代人」として追加クラス候補の初期案に入れられていた模様。
七英雄の記憶において、幼馴染みであるノエルに好意を持っており(幼少期に山で迷子になった際にノエルが助けに来てくれることを信じて待ち、実際にその通りになったことの思い出からノエルへの信頼と親愛が分かる)【ターム】との戦いが激化する中でノエルの身を案じていることが描写されている。
七英雄が追放された後も、ノエルなら必ず戻ってくると信じていることから、サグザーから「君は(厄災のあるこの世界ではなく別の世界で)生きてほしい」と言われたにもかかわらずこの世界に留まることを決意したようである。
七英雄の追放は父である大神官が行っているが、オアイーブが知らなかっただけなのか、それとも抗議したが聞き入れられなかったのかは不明。
七英雄、ひいてはノエルが戻ってくることを信じて待っていたオアイーブがなぜ帝国に伝承法を授けたのかは作中で詳しい描写はないが、ある程度の考察は可能である。
原作同様、オアイーブは七英雄が【血の誓い】を交わしていること、七英雄が本体を隠して幻体として活動していることを知っている。
しかしながら、七英雄の記憶によれば、七英雄が血の誓いを交わしたのは七英雄の追放後であり、当時のオアイーブがそのような事情など知るはずもない。
となると、オアイーブはどこでその話を知ったのかについては、帰ってきた七英雄と一度出会い、その時に話を聞いたと考えるのが自然である(もっとも、七英雄にとって致命的とも言えるほどの秘密をノエルと言えども軽々と話すのかという疑問はあるが)。
この時の七英雄の様子を見て彼らは既に英雄の心を失い、古代人への復讐を誓うモンスターと化していると判断したオアイーブは、クジンシーが【北バレンヌ】を侵略していることから現代人に危害が及ぶことを察し、伝承法を教えたと考えられる。
いずれにせよ、七英雄との和解は不可能と判断しての行動であることは間違いなく、少なくとも恋い焦がれていたノエルが討ち果たされる可能性は受け入れていたと思われる。
なお、忘れられた町で聞ける話はオリジナル版とは違い、オアイーブの言葉がスービエと同様「古代人が七英雄を恐れたから」に変更されている。
【エンディング】では七英雄の消滅を忘れられた町から見ており、その際に涙を流し、スタッフロールの最後の一枚絵が七英雄の簡易的な墓標を作っているオアイーブのイラストである。
なお、墓標の場所はワグナスが捕らえられ、七英雄達が【次元転移装置】により別次元へ転移させられた【アラバカンの丘】に似ている。
ISEC
| 属性 | 初期★ | 実装日 | 限定 | HP 攻 防 す | 詳細 |
|---|---|---|---|---|---|
| 闇 | ★5 | 21 09 02 | -- | 1545 137 152 168 | 【タグ】[闇][体術][剣][ロマサガ2][女性][サポーター][術士][ベーシック] 【基1】浄化の水[術]…味1:再生50~75(3T)・異状解除 【基2】旅の導き[術]…味1:攻撃倍率+16.6~33.3(3T)・相攻倍率+16.6~33.3(3T) 【奥】アンサングロアー[術]…味全:奥義ゲージ+15~25、味[光][ロマサガ2]:奥義ゲージ+10~15・す+20~30(3T) 【連】自分:奥義ゲージ+10 【コマ】[闇][ロマサガ2]HP+100・攻防す+4 【補1】伝承の幕開け…味1:相攻倍率+15~30(1T)・連携発生+30~60(1T) 【補2】古代からの記憶…味1:奥義ゲージ+30~60 【特9】悠久の覚悟…味[闇]:奥義ゲージ+25 |
コマンド入力中の待機モーションがほかのキャラクターに比べてゆっくりであり、長い時を生きている古代人を象徴するかのようである。
RSU
[大神官の娘として]がSSランクスタイルが実装されている。武器は杖。
剣のSSランクスタイルの[皇帝に託す力]、リベサガ版の[すべてが変わっても]も実装されている。
前者は舞台版の姿で、後者は原作の姿。
[大神官の娘として]の技は全て回復・補助に特化している。[皇帝に託す力]の方は旋風剣と真空斬りを習得する。
[大神官の娘として]の方はノエルへの想いを綴っているが[皇帝に託す力]の方は伝承法を授けた事に悩んでいる内容になっている。
持っている二振りの剣が誰の物かは不明。