イベントログ/メインストーリー/10_1

Last-modified: 2022-05-11 (水) 18:34:51

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一人はみんなのために:みんなは一人のために

ソフィー「さてと、エルヴィーラにああは言ったけど、簡単なことじゃないよね……」
ソフィー「今のあたしにできること……エルヴィーラを一人ぼっちにさせない道具……」
プラフタ「ソフィー! ソフィー!! ちょっとこっちに来てください!!」
ソフィー「プラフタ?」
ソフィー「もー、どうしたの?」
プラフタ「ソフィー……これを見てください」
ソフィー「これって……」
ソフィー「プラフタ、何かしたの?」
プラフタ「私は何もしてません。勝手に光りだして……」
素材の声「(……救いたい。彼女を……救ってほしい)」
ソフィー「え……!?」

『夢幻の道標』を手に入れた!

プラフタ「これは……夢の器たちが一つに……」
ソフィー「プラフタ、大丈夫だよ。この子たちが力を貸してくれる、って」
プラフタ「そうですか。声を聞いたんですね」
ソフィー「うん!」
ソフィー「さぁ、これから忙しくなるぞー」

プラフタ「まったく、最後の最後まで……」
プラフタ「これからもあなたは、こんな風にもっとずっと遠くまで進んでいくのでしょうね……」


ソフィー「できた……できたよ! プラフタ!」
プラフタ「えぇ、お見事です。これならきっとエルヴィーラも……」
ソフィー「うん! 早速、エルヴィーラに届けに行こう!」
プラフタ「えぇ!」


ソフィー「エルヴィーラ!」
エルヴィーラ「ソフィー? どうしたの、そんなに慌てて?」
ラミゼル「まさか……あなたたち……!?」
プラフタ「そのまさかです。ソフィーがやってくれました」
ソフィー「エルヴィーラ、これを受け取って」
ラミゼル「これって、精霊のペンデュラム……? でも色が……」
ソフィー「これは『夢幻のペンデュラム』」
ソフィー「夢の器たちが力を貸してくれたの。もう一度、エルヴィーラの力になりたいって……」
プラフタ「元々、夢の器にはエルヴィーラの力の一部が注がれていました」
プラフタ「彼らの力を引き継いだこの道具なら、きっと、あなたの力になってくれるはずです」
ソフィー「どうかな……?」
エルヴィーラ「感じるわ……。これまでとは違う力を……」
ソフィー「やったぁ!」
ソフィー「それはね、エルヴィーラをみんなの夢幻に案内する道具だよ」
ソフィー「もうただ、見てるだけじゃない。夢幻の中でお話できるようになる道具……」
ソフィー「それがあれば、エルヴィーラはもう一人ぼっちなんかじゃないよ」
エルヴィーラ「えぇ……そうね。ありがとう、ソフィー」
エルヴィーラ「あなたの錬金術は、神様も幸せにしてくれるのね」
ソフィー「えへへ、当たり前だよ。あたしの夢は、錬金術でみんなを幸せにすることだから」
プラフタ「いずれ、私の弟子になるんですから当然です」
ラミゼル「そうね。わたしの孫なんだから当然よね」
ソフィー「もー、なんで二人が偉そうなのー?」
ソフィー「ぷっ!」
プラフタ「ふふっ」
ラミゼル「あははっ」
エルヴィーラ「ふふふっ」
エルヴィーラ「とにかく……本当に、本当にありがとうね、みんな」
エルヴィーラ「わたし、ずーっと忘れないからね」
ソフィー「うん……。一緒に夢に向かって頑張ろうね、エルヴィーラ」

ソフィー「エルヴィーラの問題が解決したことは、すぐにロイテールのみんなに伝わった」
ソフィー「それを聞いて安心したみんなは、少しずつ……少しずつ、ロイテールを旅立っていった」
ソフィー「寂しくて泣いたり、笑ったり……エルデ=ヴィーデであった出来事を噛みしめながら……」
ソフィー「わたしとプラフタも最後の荷造りを終えて、今日、この世界を旅立ちます」

プラフタ「ソフィー、まだ準備はできないんですか?」
ソフィー「もうちょっとだからー。急かさないでよー」
プラフタ「まったく……普段から片付けておかないからこうなるんですよ」
ソフィー「お待たせ、プラフタ。準備できたよ」
プラフタ「本当に待たされました……」
プラフタ「そういえば、もう一人の私はどこへ?」
ソフィー「あはは、あたしの準備が遅くて、先に挨拶に行くって……」
プラフタ「やれやれ、あの子もせっかちですね」
ソフィー「そこは、あんまり変わってないような……」
プラフタ「何か言いましたか?」
ソフィー「ううん、なんでもない!」
ソフィー「ほらほら、まずはカティさんたちとピリカさんに挨拶に行くんでしょ?」
ソフィー「早く行こ!」
プラフタ「あ、待ってください、ソフィー!」


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