- 国名の元ネタと思わしきものの一覧です。
※これらは勝手な推測であり、答えそのものではありません。間違いやそもそも元ネタがない可能性がありますのでご注意ください。 - 王子名の元ネタはこちら
宝石の名前 
- オリブレイト(リド):鉱物のグループ名「オリビン(olivine、カンラン石)」+イト(-ite>ラテン語で「石」名詞を作る接尾辞)?
語源はラテン語のオリーブ(oliva)で、オリーブ色(濃緑色)をしていることによる。カンラン石の一種がペリドット。 - トリアール(トトリ):シトリン……黄水晶、11月の誕生石。商売繁盛や豊かな富をもたらす「幸運の石」とされる。
名前の由来は柑橘類のシトロンに似ていることから。- トトリ王子のチョーカー、ピアス、ヘアカフスなどにあしらわれているオレンジ色の石。
- メジスティア(ジーク):アメジスト(アメシスト)……紫水晶。2月の誕生石、石言葉は「誠実・心の平和・高貴・愛情」など。
- ガルティナ(ティーガ):ガーネット……柘榴石。1月の誕生石、石言葉は「真実・友愛」
様々な色合いを有し、丸く磨き上げられたものは「カーバンクル」と呼ばれる。 - サフィニア(サイ):サファイア……蒼玉。9月の誕生石、石言葉は「慈愛・誠実・貞操」
濃紺~青紫色のものは「ブルーサファイア」、それ以外は「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれる。 - マリングラス(トルマリ、アルマリ):トルマリン……電気石。10月の誕生石、石言葉は「希望」
- アクアマリン……ラテン語で「海水」を意味する。3月の誕生石、石言葉は「勇敢・沈着・聡明」
- オックス(キース):オニキス……縞瑪瑙、特に黒いものをオニキスと呼ぶ。石言葉は「意志の強さ・冷静さ」など。
ギリシャ語の「爪(Onyxis)」に由来し名付けられた。 - マルガリタ(ペルラ):マルガリータ……ギリシャ語で真珠。6月の誕生石、石言葉は「純潔・健康・富」など。
毒薬の国 
- アベーテル(アピス):蜂をフランス語でabeille(アベイユ)
- モルファーン(サキア):モルフォ蝶……morphoはギリシャ語で「形態」「美しい」を意味する。
- モルファン(化学物質名、鎮痛剤などになる化学物質の基礎になる)、もしくはモルヒネ?モルフィン(独 morphin)
- ファルテート(フォーマ):ギリシャ語の薬品「φάρμακο」(ファルマッコ)+四人組、四重奏「κουαρτέτο」(クアルテート)の造語?
- テルソート(レイス):バッタやキリギリスをフランス語でsauterelle(ソートレル)
- アリとハチは祖先が同じ、童話「アリとキリギリス」、クロシジミ(シジミチョウの一種)はアリと共生する時期があるなど、それぞれの元ネタになっていると思われる4種の昆虫同士は何らかの繋がりがある。
獣人の国 
- 狼獣人の国・ベスマール(ヴィム):ドイツ北部の小都市ヴィスマール(Wismar)から?
- イタリア語・スペイン語・ラテン語などで「獣」を意味するベスティア(bestia)+「動物」を意味するアニマル(animal)?
- ヴェリティア(ヴァイリー):ドイツ語で「失う」verlieren+「動物」tierの造語?
- verlierenを無理やり英語読み(ローマ字読み?)でヴェリエレン、tierは本来の読みでティア。獣の呪いで「動物」になって「失う」?
- 獣人の国・アベルディア(ベウル):ベアをひっくり返して「アベ」、クマ科の学名「Ursidae」から「Ur、ida」を並べ替えると「rudia」
星の国 
- ケイネス(シリウス、プロキオン):おおいぬ座(Canis Major)とこいぬ座(Canis Minor)。Canisはラテン語で「犬」
- ペルテール(スピカ):乙女座の神話の女神ペルセフォネー
- プレイア(アルデバラン):牡牛座のプレイアデス星団
- スコール(アンタレス):蠍座(Scorpius)
- ジェミオ(カストル):双子座(Gemini)
- ガラッシア(ベガ、アルタイル):イタリア語で銀河(Galassia)
- ノーザンクロス(デネブ):白鳥座の別名、北十字星
- オリンポス(ヘラクレス):ギリシャのオリンポス山。ギリシャ神話では山頂に12柱の神々が住むとされていた。
時の国 
- クロフォード(ドライ):クロフォード(crawford)……スイス製アンティーク腕時計のブランド名。
- リーメント(ツヴァイ):ごり押しですが、「時計のベルト」と「瞬間」から、リーム(riehm>ドイツの姓で「ベルト職人」の意味)+メント(momentの後半部分)
- ムーブメント(movement)……時計の動力機構部分のこと。
- フォーラント(アインツ):ホーラ(hora>ラテン語「時間」)+ラント(land>ドイツ語「国」)
- リースプル(ゼロ):リューズ+プル?リューズ(龍頭)は、時計の側面についている突起のこと。引く(pull)と時刻合わせをすることができる。
お酒関係の国 
- ワインの国・ドミニア(アルフレッド):ドミニ(Domini)……ポルトガルのワインの名称。イタリアのワインにも、ドミニ・ヴェネティ・ルガーナ(Domini Veneti Lugana)というものがある。
- ブランデーの国・ヴァンブリュレ(マルタン):ブランデーの語源。フランス語で「焼いたワイン」の意味として使われていた。
紅茶の国 
- テイシャ(ハルディーン):紅茶のディンブラからでは?
- ベルガント(ジョシュア):ベルガモット……柑橘類。アールグレイはこの精油で着香する。特定の茶葉を指すものではない。
- オランシェット(ペコ):オランジェット……オレンジを輪切りにしてチョコレートコーティングしたお菓子の名前。
- 「オレンジペコ」茶葉の形状としては一番大きいものを指し、特定の種類の葉を指すものではない。香りも様々。
- ダジルベルク(エドモント):ダージリン……世界の三大紅茶の一つ。香りを楽しむ為ストレートティーで飲まれることが多い。
チョコレートの国 
- ショコルーナ(クレト):チョコレートの語源とされる「ショコラトル」+カカオ豆の産地の一つ「ガーナ」
- ショコラトル(xocolatl)……アステカで飲まれていたカカオ飲料で、ナワトル語で「苦い水」を意味する。
- ショコルーテ(リカ):ショコラーデ(schokolade)……ドイツ語で「チョコレート」の意味。
- ショコラベリィ(コロレ):フランス語でチョコレートを意味するショコラ(chocolat)+ベリー(苺、ラズベリー、カシスなど「小さく丸く明るい色合いで甘みか酸味がある食用の果実」を指す英語)
- チョコベリー……ベリーの一種、チョークベリー(choke「窒息するほど」渋いベリー)の別名。実が黒っぽく熟す品種がある。
- ショコラベリー……ハーゲンダッツが2015年の冬に期間限定で販売していたクリスピーサンド。
不思議の国 
- ワンダーメア(チェシャ猫、ハーツ、マッドハッター、マーチア、クロノ、ドーマウス、キャピタ):ワンダー(wonder>驚き、不思議な)+メア(mare>夜魔)、もしくはシンプルにワンダーランドをもじっただけ?
- トランプ(trump)……英語でplaying card(またはcard)といい、トランプは日本での呼称。本来は「切り札」を意味する。
- マッドネス(madness)……英語で「狂気」の意味。
- スリープバレイ……sleep「眠る」+valley「谷、谷間」
- フォルスト(forst)……ドイツ語で「森」の意味。
精霊の国 
- セクンダティ(フォイア、リッツ、フリュス、ザント、カルト、シャオ):中世の歴史思想「セクンダディ」。「7人の天使による惑星の支配」を意味している。
- サラマンデー……サラマンダー。四大元素を司る精霊(四大精霊)のうち、火を司るもの。手に乗る位の小さなトカゲもしくはドラゴンのような姿をしており、燃える炎の中や溶岩の中に住んでいる。
- トニトルス(tonitrus)……ラテン語で「雷」の意味。
- シルフィア……シルフ(sylph)あるいはシルフィード(sylphid)は、西洋の伝説に登場する精霊で四大精霊の一つ。この言葉の起源はパラケルススであり、その著書の中でシルフについて、空気の要素を持つ目に見えない精霊であるとしている。
- テラマートル……テラ・マーテル(Terra Mater、母なる大地)。ローマ神話に登場する大地の女神で、テルース(Tellus)またはテラ(Terra)とも呼ばれる。
- ニエベ(nieve)……スペイン語で「雪」の意味。
- オンディーヌ(ondine)……ドイツ語のウンディーネ(Undine)にあたり、四大精霊のうち四大元素の水を司る精霊。フランス語で「波」を意味する。
映画の国 
- ケナル(ウィル、テル):野外撮影地(location)の形容詞形「locational(ロケーショナル)」から?
- ロマンディア(ジェラルド):ロマンス(romance>恋愛小説)+ディア(dear>親愛なる、愛しい)?
- ボディブル(ジェット):ボディビルディングのもじり、あるいは「雄牛(Bull)のように丈夫な身体(Body)」?
- ボディダブル(body double)……映画やテレビドラマなどの主要な出演者がなんらかの理由によりあるシーンを演じることができない場合に、代役・替え玉となって、あたかもその出演者が演じているかのように演技をする俳優のこと。
- 羅漢星(万里):仏道修行者を意味する「羅漢(阿羅漢)」+スター俳優だから「星(スター)」?
氷菓の国 
- アマレナ(ラトリア):アマレーナ(amarena)……イタリア語で「チェリーのシロップ漬け」の意味。
- ソリテュード(ソルベージュ):フランス語で「孤独」を意味するsolitude(ソリチュード)から?
- スキル名より、「ソリチュード」と名のつくカクテルもある。
- シャリヤート(珠李):氷菓の食感の表現に使われる擬音語「しゃりしゃり」、シャーベットとソルベの語源となったアラビア語「シャルバート(漢字訳で舎里八)」
虹の国 
- オズ(ティンプラ、オズワルド、レオニー、ゴーシュ、トト、ドロワット、リーヤ):児童文学作品「オズの魔法使い」
- ウッドマン(woodman)……英語で「きこり」の意味。
- シンヴァ:シンバ(Simba)……スワヒリ語で「ライオン」の意味。
- ウィンキー……オズの魔法使いで西の魔女に支配されている人々。
- パッドタウン……Pad「肉趾(=肉球)」+town「町」
- マンチキン(Munchkin)……オズの魔法使いに登場する小人の種族名。その背丈は大人であっても少女のドロシーと同程度しかない。
- スケアクロウ(scarecrow)……英語で「かかし」の意味。
武器の国 
- アヴァロン(カリバーン、プリトヴェン):アヴァロン(Avalon)……西方にある伝説上の島で、アーサー王物語において致命傷を負ったアーサー王が癒しを求めて渡り最期を迎えたとされる地。
- アカグラ(アマノ):アカ+カグラ。アカ(赤)……仏教由来の「魔除けの色」、生命力の象徴。カグラ(神楽)……神に奉納するための歌舞。
- アースガルズ(トール):北欧神話に登場するアース神族の王国。壁に囲まれており、しばしば巨人の脅威にさらされる。
文壇の国 
- ミステリアム(グレアム):ミステリー(mystery>神秘、秘密、推理小説)+アム(-um>場所の接尾辞)
- 東雲(藤目):日本の古語で「夜明け前に茜色にそまる空」、あるいは字体の一つ「東雲フォント」から。
- ヴィルヘルム(カゲトラ):ヴィルヘルム(Wilhelm)……ドイツ語圏男性名。古高地ドイツ語 Willahelm に由来し、Willaは「意志」、helmは「兜」を意味する。
- ヴィルヘルム・カール・グリム……「グリム童話」で有名なグリム兄弟の弟。
その他 
- 夢王国トロイメア(ナビ):トロイメライとナイトメアの合成?……トロイメライ(Träumerei)はドイツ語で夢想、空想など。
シューマン作曲の「子供の情景」 第7曲。ナイトメアは悪夢の意。メア(mare)……古い英語で「悪魔、霊」の意味。- トロイメン(Träumen)……ドイツ語で「夢を見る」の意味。
- 騎士の国・アルストリア(アヴィ):アルストロメリア……花言葉は「未来への憧れ」「凛々しさ」など。
- アルトリウス(Artorius)……古代ローマの氏族。その一人、ルキウス・アルトリウス・カストゥスがアーサー王のモデルになったという説、アーサーという名はアルトリウスが由来とする説などがある。
- イタリア語でal(~へ、~に)+storia(歴史、物語)=「物語へ」の入口の国?
- おもちゃの国・フェアベルク(ヒナタ):フェア(fair>見本市)+ベルク(-berg>地名接尾辞、ドイツ語「山」)で、おもちゃの見本市、あるいはおもちゃの山?
- 紅梅国(白葉):濃い桃色。または濃い桃色の花が咲く梅。源氏物語の第43帖の名前。
- 闇の国・メイ(紫雨):冥……暗くて見えない、あの世などの意味。
- 亡国・カラビナ(カイリ):ドイツ語で「カービン銃」を意味する「Karabiner」。それを語源とする登山道具が「カラビナ(Karabiner)」
- 声の国・ヴォックス(シュティマ、フリュー、ルーフェン、リード):声(英:voice)、ラテン語でvox(ウォークス)
- ドイツ語ではStimme(シュティマ)、フランス語ではvoix(フリューのスキル、ヒム・ヴォワ)、イタリア語ではvoce(シュティマのスキル、タンタ・ヴォーチェ)
- 魔法科学の国・ダテン(澄快、真琴):伊達(だて)……元々は「男を立てる」こと、意気を示して男らしく見せようとする(格好つけようとする)こと。
- 伊達○○……主に外見を飾るなど、本来の機能とは異なる目的で身につける、見せかけ(ポーズ)のもの。伊達眼鏡、だてマスクなど。
- 幻惑の国・ロトリア(ロルフ):Rotriaを並べ替えてTriora(トリオーラ)……イタリア北部の小さな村。「魔女の村」として観光客を誘致している。
- 黒猫、ゴシックファッション……魔女のイメージ?
- アーネシの魔女……方程式の名称。「アーネシの曲線」の誤訳だが、これを論じた女性数学者のイメージと重なり、定着した。
- 舞踏の国・アイム(グウィード):フォークダンスやキャンプファイヤーでの定番曲「マイム・マイム」?
- 盗賊の国・ローグ(トニ):ローグ(rogue)……英語本来の意味は「ならず者」だが、「いたずらっ子、おちゃめ、わんぱく小僧」の意味も持つ。RPGではthief(シーフ、盗賊)に近いものとされる。
- 芸術の国・フレシアン(メディ):メディの芸術への酷評から察するに、世界最大の花・ラフレシアから?
- 勉学の国・リトリア(カルロ):Literacy(リテラシー)……読解記述力。
- Retreat(リトリート)……英語で「退却、隠居、避難」→カルロとしては(即位もしていないけど)さっさと隠居してパンクに生きたい?
- Litoria(リトリア)……何種類かのアマガエルの学名。
- ニホンアマガエル……学名にLitoriaは含まれないが、雨が降りそうになると鳴く行動「雨鳴き」についての昔話に「親ガエルの言いつけと反対のことばかりやる子ガエル」が出てくる、実際の雨鳴きで「二匹以上のカエルが同時に鳴くときは互いの鳴き声が聞こえるよう交互に鳴く」など、カルロの反抗っぷりやバンドのジャム・セッションを連想する点がある。
- 情熱の国・ランダルシア(コーエン):アンダルシア(Andalucia)……スペインにある自治州の一つ。フラメンコと闘牛の発祥の地。
- 未開の国・ヒンターランド(ランダ):ヒンターランド(Hinterland)……オーストラリア、ゴールドコースト内陸部の通称。多雨林が広がり、自然豊かな国立公園がある。
- 砂漠の国・ラビア(シャロン):連想ゲームの要領で、砂漠→アラビア→ラビア?
- 遊牧民・トゥラ族(ライアン):トゥライブ(tribe)……部族、種族、仲間を意味する。nomadic tribeで「遊牧民」
- 音楽の国・ミューゼ(ルーク):ミューゼス(Muses)……ギリシャ神話で文芸を司る女神たちを指すムーサ(Musa)の英語複数形。音楽(Music)、美術館・博物館(Museum)の語源。
- 桃花の国・ペルシェ(カイネ):ペッシェ(pêche)……フランス語で「桃」、または桃がヨーロッパに伝わる際に経由したペルシア(Persia)
- 光の国・アマツ(言祝):「天つ風(あまつかぜ)」大空を吹く風、天上の風。「天つ国(あまつくに)」高天原(たかまがはら)。神々の世界、天国のこと。
- 聖職者の国・ノープリー(ジェイ):英語の Noble(高貴な、崇高な)から派生?イギリスの地名にNorburyというのがある。
- 道化の国・カルナバーラ(クラウン):謝肉祭、カーニヴァル(英 carnival)、またはイタリア語のカルナヴァーレ(carnevale)
- 魔術の国・ソルシアナ(ミヤ、イリア):「魔法」を指す単語の一つ「sorcery」から?
- 少し凝って、solcianaで「太陽の光」。ラテン語の太陽「sol」、同じくラテン語で「光」に由来する人名「lucia」、地名接尾辞の「-na」
- 祝福の国・ブルードロム(ミチル):「青い鳥症候群」からブルー(blue>青)+シンドローム(symdrome>症候群)、またはオランダ語のドローム(droom>夢)
- 本の国・リヴァエル(ハク):リベル(liber)……ラテン語で「本、書物」を意味する。livre(仏:リーヴィル)
- リベルは形容詞で「自由な」という意味もあり、リバティ(liberty)「自由」の語源でもある。
- 天の国・エンゼ(セフィル):エンジェル(エンゼル)
- 海底の国・アクアリア(オリオン):アクア(aqua)+エリア(area)で「水の領域」?
- もしくはイタリア語で「水族館、みずがめ座」を意味する「acquario(アクアリオ、アクアーリオ)」のもじり?
- 月影の国・クレアブール(ゲイリー、ギルバート):クレア(clair)……ラテン語の「clarus」に由来する人名。「明るい、聡明、輝く、光」など解釈により意味は様々。
ブール(-bourg)……フランス語で「都市」の意味。単語の後につけて地名にする。- clair bleu(仏:クレアブルー)……英訳はclear blue。「澄んだ青、はっきりした青」など。2人の虹彩の色のイメージ?
- 雪の国・スノウフィリア(フロスト、グレイシア、シュニー):スノウ(snow>雪)+フィリア(philia>好む、愛する)
- 四季の国・蓬莱(陽影、桜花、楓、凍哉):蓬莱……古代中国で「仙人が住む」と言われた地の名称。日本では「竹取物語」でかぐや姫が「蓬莱の玉の枝(蓬莱にある金・銀・真珠でできた枝)」を望んだり、伝承の中で「理想郷」と結び付けられたりしている。
- ホーライ(古希:Hōrai)……ギリシャ神話に登場する時間の女神で、特に季節の規則正しい移り変わりを司る。「季節女神」とも意訳される。ホーライは複数形で単数形ではホーラ(Hōra)といい、いずれも時間を意味する。
- 承和の国(雷):日本の元号の一つ「承和(じょうわ、しょうわ・834-848)」、あるいは当時の帝・任明天皇が愛でた菊の色から生まれた「承和色(そがいろ、じょうわいろ)」
- 花と緑の国・ブルメリア(ユリウス):プルメリア……キョウチクトウ科の植物で白、赤、ピンクなど花の色は様々。ドイツ語で「花」を指す「ブルーメ」
- 夕凪の国・レベルタ(レイヴン):イタリア語で「ri->再び」「beltā>美しい人」でリベルタ?
- 中の人繋がりで、ラテン語liberから派生した、イタリア語で「自由」を意味するlibertà(リベルタ)
- 『ハムレット』劇中でのオフィーリアのセリフ「かわいい駒鳥。わたしのすべて」駒鳥=Robinは女性名としても使用される。同じ系統の名前Robertaの短縮形Bertaと「re->再び」を合わせて、rebertaで「駒鳥(=オフィーリア)よ、もう一度」
- 地の国・イヴィア(ディオン):イヴィル(evil)……よこしまな、邪悪な、などの意味。
- 天狐の国・伊呂具(煌牙、砕牙):京都の伏見稲荷大社の創建者、秦公伊呂具(はたのきみいろぐ)
- 薬学の国・メディシナ(ダヤン):メディシナ(medicina)……スペイン語で「薬」の意味。
- 泡沫の国・アフロス(ユーノ):アフロス(aphros)……ギリシャ語で「泡」という意味。アプロスともいう。
- 儀礼の国・プルトー(レジェ):プロトコール(protocol)……外交上の儀礼、典礼。
- 紅鏡の国・フレアルージュ(アポロ):紅鏡は太陽を「紅色に輝く鏡」と表現した言葉。フレアは太陽フレア(Solor flare)、ルージュ(rouge)はフランス語の「赤」
- 海賊の国・アンキュラ(ダグラス、ロッソ):アンキューラ(ἄγκυρα)……古典ギリシャ語で「錨」の意味。
- Ancyra(アンキュラ)……トルコのアンカラ旧市街の古代名。「錨」に由来するという説がある。また、イスタンブールには海軍司令官ハイレッディン・バルバロッサの霊廟があるが、彼は兄と共に海賊として活動していた。
- 人魚の国・ローレライ(サラサ):ドイツのライン川にある岩山の名前、またはその岩山にまつわる「ローレライ伝説」
- 珊瑚の国・コラリア(コライユ):コラリア(κοράλλια)……ギリシャ語で「珊瑚」の意味。
- 冠職人の国・コロナ(カーライル):corona(コロナ)……ラテン語で「王冠」の意味。他にcorona(伊・西:コローナ)など。
- 威光の国・グロリア(フリッツ):グロリア(gloria)……ラテン語で「栄光」の意味。
- 金砂の国・サリューシャ(アザリー):族文字みたいですが「砂流砂」?
- 金砂の意味の1つが砂金。砂金は「掘り起こした『砂』を『流』水で洗いながら『砂』金を選別する」ので「砂流砂」
- こよみの国・九曜(ヒノト、カノエ、カノト、イヌイ、ハナレ、シン、イナミ):インド占星術で扱う九つの天体とそれらを神格化した神のこと。
- 日本では九曜のうち実在する七曜(しちよう……土星、太陽、月、火星、水星、木星、金星)が曜日の名前になっている。また、九曜を表した図から家紋の一つ「九曜紋」ができた。
- 光輝の国・シンセア(ミリオン):シンシア(sincere)……英語で「嘘・ごまかし・誇張などがない、誠実な言動」など。
- 罪過の国・ヴォタリア(ウェディ、グラッド、ヴァスティ、アケディア、ラス、イラ):Septem peccáta mortália(ラテン語で7つの大罪)のmortália(モルターリア)をもじっている。
- 審判の国・アルビトロ(ミカエラ、カミロ、ダルファー、ルシアン、アディエル):アルビトロ(árbitro)……スペイン語で「審判」の意味。
- 流星の国・メテオベール(シュテル):メテオール(meteor)……ドイツ語で「流星」の意味。
- 記録の国・レコルド(ルグランジュ、ヴィオ、ロイエ、フォルカー、テオドール):レコルド(récord)……スペイン語で「記録」の意味。
- 鳴音の国・リビット(ビッキー):リズム+ビット(ビット深度……音声データを作る際に、音の大きさを無音から最大音量まで何段階で再現するか)
- 錬金術の国・アルケミア(ルルス):アルケミア(alchemia)……ラテン語で「錬金術」の意味。
- 憧憬の国・チルコ(ネロ、ウェルガー、ドローレ、モルタ):チルコ(circo)……イタリア語で「サーカス」の意味。
- 珈琲の国・クレマ(エルフェン):crema(クレーマ)……イタリア語で「クリーム」の意味。
- 転じて、エスプレッソの表面にできる泡のことをクレマと呼ぶ。
- 森林の国・ヒューレ(リエル):ヒューレー(υλη)……ギリシャ語で「森、森林」の意味。
- メインストーリー第9章・デジール:désir(デジール)……フランス語で「願望、欲望」の意。
- 湯元の国・廻天(那由多):廻天(かいてん)……情勢を一変させること。また、衰えた勢いを盛り返すこと。類語は再起、回復など。
- 色彩の国・ファルベール(パティル):farbe(ファルベ)……ドイツ語で「色、色彩」の意味。
- 赤猟の国・ヴェアロート(ヘルト):gewehr(ゲヴェーア)+rot(ロート)……それぞれドイツ語で「銃」「赤」の意味。
- トルークビル(フレイグ、イザーク、ルーファス、アダム、イヴァン、シリル):Trugbild(トルークビルト)……ドイツ語で「幻影、虚像、幻覚」の意味。
コメント 
- デジールはフランス語のdesirだと思います。英語のdesireに対応する言葉です。 -- 2016-09-25 (日) 08:39:57
- トロイメアの国名の由来ですがドイツ語に夢を見る「トロイメン(tr''aumen)」という単語から来たのかな、と。既出ならすみません -- 2016-09-26 (月) 13:21:10
- 精霊の国のテラマートルの由来はテラ・マーテル(Terra Mater、母なる大地)だと思います。ローマ神話の大地の女神テルース(あるいはテラ)の呼び名の1つです。 -- 2016-10-09 (日) 20:45:47
- 四季の国蓬莱はギリシア神話の季節女神ホーラ(ホーライ)とかけていると思います。 -- 2016-10-19 (水) 01:08:35
- ジェットのボディブルは、ボディダブル(代役、替玉など)が由来かもしれませんね -- あんず? 2017-01-23 (月) 05:23:21
- 鳴音の国、リビットはカエルの鳴き声を表すオノマトペのribbitが由来ではないでしょうか。 -- 2017-06-01 (木) 23:54:19
- フレアルージュ・メテオベール・クレアブールの響きは意図的なのか気になっております。確かアポロ王子は双方の国に関係があったような -- 2017-10-14 (土) 00:30:31
- マリングラスは確か海で取れるガラスの破片の事だったと思います -- 2017-11-23 (木) 18:25:09
- アルストリア、アルストロメリアの別名のひとつが夢百合草だそうで、花言葉も併せて運命を感じています。 -- 2018-02-27 (火) 23:47:29
- 魔法科学の国、ダテンは堕天使などの堕天からでは? 王族が市井に落ちたこと、天使だった真琴が闇堕ちしたことなどから -- 2020-08-10 (月) 19:39:41