艦載ミサイル小話 ~短・中・長SAMの定義ってなんなのよ?(西側版)~

Last-modified: 2020-03-27 (金) 16:03:08
 

艦載ミサイル小話 ~短・中・長SAMの定義ってなんなのよ?(西側版)~

 
 

2016/08/21 短・中・長SAMの定義ってなんなのよ?(西側版)

 
 

護衛艦総合スレ Part.69
https://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1470704249/

 

591 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 01:00:24.26 ID:5B7r8geC
SM-6は中SAMだと思ってたが短・中・長SAMの定義ってなんなのよ?

 
 

592 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 01:24:40.75 ID:IN93pAsF

>>591
短:RAM等の近接防空用
中:ESSM等の個艦防空用
長:スタンダード等の艦隊防空用
みたいな感じじゃない

 
 

593 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 01:31:40.01 ID:k36u2vO3

>>591-592
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1457065766/596,598,599

 

> 艦載長SAMは艦隊外周での遠距離防空用(対航空機・ミサイル)

> 爆撃機(核搭載)対処含めた核弾頭搭載可能な仕様、

> 兼・艦隊外周の艦艇・沿岸施設に対する遠距離攻撃可能なもの

 

> 艦載中SAM・射程延長型中SAMは

> 艦隊内周、戦闘機と防空火器群中間層での防空用(対航空機・ミサイル)

> 兼・水上戦時見通し線内の敵艦艇「も」攻撃可能なもの(副次的任務)

> (3-Tミサイルだとテリア・ターターの位置、現用だとスタンダードがこの位置)

 

> ここまでが艦隊防空ミサイルに位置付けられる

 
 

> 艦載短SAMは個艦防空用、対空砲・機銃

> (西側だと3インチ連装砲やボフォース 40mm)の代替の位置

> 戦闘機・艦隊防空ミサイルで防ぎきれなかったものへの対処用

> 欧米だと基本個艦防空システム(Basic Point Defense Missile System:BPDMS)と

> その発展型の比較的簡易なシステムで運用されるものがこの位置

> 現用だとシー・スパロー、ESSM等(の基本的な運用・管制・射撃指揮システム)がここにあたる

 
 

>
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1457065766/596,598,599

 

596 :名無し三等兵:2016/03/23(水) 18:22:59.86 ID:xeAYAK6H

>>577
SM-1/2つかスタンダードは基本中SAM扱い

 
 

SM-2MRが中距離型(ターター後継の発展型)
SM-2ERが射程延伸型(テリア後継の発展型)

 
 

開発時は射程もう一段延伸した長射程タイプも
整備される可能性があったけど、SM-1ERの出来が良く
後にイージス艦向けに開発された、VLSに適合するサイズの
性能向上した新ブースター積んだSM-2ER型の開発に成功
配備の結果、長SAMに近い位置をも占めてる

 
 

598 :名無し三等兵:2016/03/23(水) 18:49:18.10 ID:xeAYAK6H

>>596補足すると

 
 

艦載長SAMは艦隊外周での遠距離防空用(対航空機・ミサイル)
爆撃機(核搭載)対処含めた核弾頭搭載可能な仕様、
兼・艦隊外周の艦艇・沿岸施設に対する遠距離攻撃可能なもの
(3-Tミサイルだとタロスの後継の位置、沿岸の監視哨や
レーダー施設への核弾頭・通常弾頭投射も想定してた
ベトナム戦時に対地攻撃等はしているが、この位置の艦載ミサイルは今はない)

 

艦載中SAM・射程延長型中SAMは
艦隊内周、戦闘機と防空火器群中間層での防空用(対航空機・ミサイル)
兼・水上戦時見通し線内の敵艦艇「も」攻撃可能なもの(副次的任務)
(3-Tミサイルだとテリア・ターターの位置、現用だとスタンダードがこの位置)

 

ここまでが艦隊防空ミサイルに位置付けられる

 
 

艦載短SAMは個艦防空用、対空砲・機銃
(西側だと3インチ連装砲やボフォース 40mm)の代替の位置
戦闘機・艦隊防空ミサイルで防ぎきれなかったものへの対処用
欧米だと基本個艦防空システム(Basic Point Defense Missile System:BPDMS)と
その発展型の比較的簡易なシステムで運用されるものがこの位置
現用だとシー・スパロー、ESSM等(の基本的な運用・管制・射撃指揮システム)がここにあたる

 

運用・管制用のシステム面が時代によって変わり、高度化・射程延伸して他のものとクロスオーバーしている
使用する弾の性能と一部食い違いがあってわかりにくいときは、バックエンドのGMFCSと対空レーダー
三次元レーダー当たりから見ると判りやすいと思われ

 
 

599 :名無し三等兵:2016/03/23(水) 18:55:42.92 ID:xeAYAK6H

>>598追記すると

 

これだとSeaRAMとかはどの位置よ?となるけれど

 

あれはASMD(対艦ミサイル防御)向けに
近接防御火器(CIWS)の射程延伸・ミサイル化を推し進めたもの、って位置
ちょっと通常の艦載ミサイルの整備体系から外れてるんだ
強いて位置付けるとごく簡易的な艦載短SAMとCIWSの中間的な位置付けになる

 

これもあって、RAMの艦載戦闘システム・ESMとの連接等は、ファランクスCIWSや
ボツ食ったASMD想定した小口径対空砲・機銃とかに類するものになってる

 

連続カキコスマン

 
 

2016/08/21 つまり西側では現役の艦載長SAMは無い?

 
 

594 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 06:47:28.77 ID:ytvBBLDg
つまり現役では艦載長SAMは無いと言えるのか?

 
 

595 名前:名無し三等兵[] 投稿日:2016/08/21(日) 07:29:47.20 ID:TNyDaADb
ターターテリアタロスの3T時代からしたらSM-2が長以上でESSMが中以上の射程になるから
無理矢理に運用も異なる当時の区分に当てはめるのは無理があると思われ

 
 

596 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 07:48:59.21 ID:LZJ/2b2e
艦隊運用や脅威方の進歩もあるしちょっとやそっと射程延びたからってスタンダードが長SAMにはならなくね流石に

 
 

599 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 09:26:01.24 ID:k36u2vO3

>>594
無い
というか下記参照

 

>>595
SM-6も正式名はRIM-174 Standard Extended Range Active Missile (ERAM)
射程延長型エアフレーム使用する射程延伸型中SAMというカテゴリだったりする

>>593は俺書いたの転載したけど、SM-6に発展するSM-2blockIV構想時
SM6開発着手時の区分丸めた奴ね
技術的発展と射程延伸はしているけれど、それ以上に艦隊の展開範囲と
CAPの範囲が広がっているわけ

 

あとスタンダード世代の艦載長SAMって軒並み計画中止されているんだわ
STANDARD Missile Full Caliber、Mk.21キャニスタに収納する21in弾体使う
太い物が構想されたけど、これはBMD向けに派生してSM-3 block2Aに発展している

 
 

601 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 09:38:11.15 ID:k36u2vO3

>>599
一応補足すると、西側艦載長SAMは
RIM-8 タロス
  ↓
RIM-50タイフォンLR(射程370km+) タイフォン計画中止により計画中止
  ↓
イージス対応のものは~>>599、構想のみ
って流れで、検討案は出るものの開発計画は停止中

 

艦載長SAMが中断されてるのは色々理由があるが
RIM-50開発当時の技術水準だと、タイフォン開発失敗してる上
必要とされた射程に見合う管制能力確保が難しかった事
敵爆撃機対処用の長SAMより空母の艦載機による対処が確実だったことがある
(ここはF-14が出てきたのもデカい)

 

イージス世代のは核弾頭運用が避けられ、海洋核の全廃方針により停止されたのも大きい

 

どの場合も艦側の情報処理・センサ性能・管制能力がネックになるのは変わらないけれどね

 
 

2016/08/21 海自が計画中の新艦対空誘導弾(A-SAM)の立ち位置は?

 
 

602 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 09:55:24.50 ID:k36u2vO3
もう一個指摘するけれど
米軍モデルの区分の艦載長SAMと
DXベースライン3搭載が唱えられた新艦載長SAMとかA-SAMなど
海自の計画している新艦載長SAMは、ちょっと立ち位置が違うと思われ

 

海自のプランは、本邦の地対空ミサイル構想NSAM(ネットワークSAM)コンセプト
部分導入し、データリンク連接されたたユニットのデータを統合した
統合航跡管理・共通交戦判断技術を導入し交戦するため
米軍の射程延伸型中SAMより終末段階での機動性向上させつつ
対艦攻撃機の接近阻止、高速SSMの遠距離阻止図る方向で
長射程化推進するものと考えられる

 

いわば、SM-6含む海自が装備予定の既存の艦載中SAMより射程が長く
脅威を遠距離阻止できるもの、という意味で長SAMと呼んでいるものと思われ

 

この辺は国による戦術思想の差異が出てる希ガス

 
 

600 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 09:37:59.88 ID:gu0AJuD9
独自のSAMをAWSに連接するのは難しそうだが、
つくるってことは既に目途が立ってるということなのか
そうなると中SAM改でESSM置換も現実的な選択肢ということになる

 
 

603 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 10:12:31.47 ID:Qz6Hd7l9

>>600
SM-6はNIFC-CAが無いとアクティブ化したSM-2にしかならないから自前で作るメリットあるけど
個艦防空ミサイルはESSMBlock2で十分

 
 

604 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 10:16:19.31 ID:gptg6nrz

>>603
完成度高いよな、ESSM系
大ベテランシリーズの最新世代なだけのことはある

 
 
 
 

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