八意 XX

Last-modified: 2023-09-10 (日) 14:56:25

永琳の本名

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永「私は八意XX 玉兎たちが仕える嫦娥が飲んだ不老不死の薬も とある月のお姫様が飲んだ
  不老不死の薬も造ったのは私 覚えているかしら?」
二号「八意XX様!? 遙か昔に月から逃亡したと言われる八意様であられますか?」

二号「XX様の名前を口にできるあなたは一体…」
永「その名前を呼んだのはあなたが月の兎かどうか確かめるため」
二号「私が月の兎だってこと知っているの!? XX様の名前だって地上の人には発音できないはず」
永「もう気安くその名前を呼ばない方がいいわ 地上ではXXは嫦娥と呼ばれているから 
  これからはそうしなさい

種族について

──:そういえば月の都にも神様が居て、その人たちが一番偉いってことなんでしたっけ?
ZUN:僕の中では月の都は高貴な神様たちが居る場所で、という設定なんです。
   で、反対に幻想郷には親しみやすいというか土着っぽい神様たちが居る。
   神様にもいろいろ派閥があるんだろうなって。で、永琳はその中の一人だったから、
   幻想郷に来ても他の人間と接触を持たないんです。(求聞口授 おまけインタビュー)

病院について

永琳は地上で医者を開業した。今や、
里の医者では治せない病気を患ったら永遠亭に行けと言われるほどの名医である
昔の永琳では考えられない出来事だった。
地上の民は手足でしかないと考えていた人物が、今では地上の民を助ける手足でもあるのだから。
病院を始めた理由は、永琳曰く「これからは地上の民として暮らすのですから、地上の民の努めを怠ってはいけません。お互い他人のために働く事が地上の民の勤めなのです」という事らしい。
つまり、働かざる者食うべからずという事だろう。(小説二話)

性格、価値観

「もし私に逆らうようだったら、兎一匹位私の手でどうとでも……」(小説一話)

「玉兎の一匹や二匹 スペースデブリで亡くなったことにするくらい容易いことです」(漫画二話)

八意様は即断で``そのような人間は亡き者にするのが一番です。海に出てから三年も姿が見えなければ、
地上では死んだ人間として扱われているでしょう。大体、地上から来た生き物を興味半分で匿うから
そのような事態に陥ってしまうのですが…``と言った。(小説三話)

「八意様は即断で殺せって仰ってたけど…」(小説三話)

年齢

海で生まれた生命は生き残りを賭けた長い闘いの末に海は穢れ、
そして勝者だけが穢れ無き地上に進出した。
陸上ではさらに壮絶な域の頃を賭けた闘いが繰り広げられた。
ある者は肉体を強化し弱者を食糧にした。またある者は数を増やし食べられながらも子孫を増やした。
陸上を離れ空に穢れのない世界を求める者も居た。地上を諦め再び海に戻る者も居た。
勝者はほんの僅かであり、数多くは戦いに敗れ絶滅した。
生命の歴史は戦いの歴史である。常に勝者を中心に歴史は進む。
そんな血塗られた世界だから地上は穢れる一方だった。
生き物は本来いつまでも生きることができるのだが、穢れが生き物に寿命を与えた。
生命の寿命は短くなる一方だった。
現在、地上は百年以上生きる事の出来る生き物が殆ど居ない世界になってしまった。
しかし穢れが与える寿命の存在に気付いた賢者がいた。
その賢者は満月が夜の月に映るのを見て、穢れた地上を離れることを決意したという。
海から地上へ、地上から海へ移り住むかの様に、賢者は地上から月に移り住んだのだ。
その方が月の都の開祖であり、夜と月の都の王、月夜見様である。
月夜見様は自分の親族で信頼のおける者をつれて月に移り住んだ。月は全く穢れて居なかった。
その結果、月に移り住んだ生き物は寿命を捨てた。
(中略)
私達の師匠は月夜見様よりも長く生きている。
月夜見様が月に移り住んで都を建てる時に最も頼りにしたのが、
私達の師匠────八意様である。(小説三話)

原作者ZUN氏に聞いたところ(酔っぱらった時に聞いた答えだが)、
永琳や輝夜の年齢は億単位だそうだ。
(2005/05/04 アルトノイラント 「帰るべき城」解説冊子 P.5 より)

永琳は私なんかよりずっと長く生きている。(小説二話)

量子印と量子理論

私は手紙を書いた。書き手が八意永琳であることを証明するために二人のお姫様の
小さな頃の思い出話から書いた。途中で誰かに読まれたり改竄されることを恐れて量子印をつけた。
量子印は、量子の特性により中身を読んだ人の数が分かる特別な印鑑である。
これを発明したのは私である。未だ私にしか作れないので、これも本人証明になる。
その他にも二重三重に仕掛けを施し、最後に薬草で封をした。(小説第一話)

 

``量子的に物事を見た場合、起こりえる事象は必ず起こります。
なぜなら量子の世界では確率的に事象が決まるのに、その情報を完全に捉える事が出来ないからです。
結果を求められない確率で起こる事象とは、いかなる低い確率であろうと0ではない限り
存在する事象なのです。この世は量子から出来ている以上、地上から着きに生き物が
偶然紛れ込むなんて珍しいことではありません。それに私達だってそうやって
地上から月に移り住んだのですから``私はいち早く八意様の教えを理解し、
今では地上と月を結びつけ、自由に行き来できる数少ない能力者である。(小説三話)

月の民は昔から世界が可能性で出来ている事、どんな事でも起こりえることに気付いていた。だからこそ、地上から月に移動することが出来たのだ。(小説三話)

月の公転、自転(太陰暦と八意XX)

(例え話を始めた理由について藍が質問)
紫「何言ってるのよ、月の公転周期が何故二十八日ではなく、
  二十七日と3分の一なのか? の話でしょ?」
藍「あ、そうでしたね」
紫「そこまで話せば分かるよね? 昔は十五夜は完全な満月であった。
  しかし何者かの手、恐らくは月の賢者の手によって自転周期を狂わされ、
  それによって公転周期は早められ、気が付かないうちに十五夜は満月とは限らない
  夜になってしまった。予想よりも早く満月が閉じてしまう様になった」
藍「つまり、満月を頼りに月に忍び込む妖怪を月に閉じ込める為に、
 月の賢者が仕掛けた罠、と言うことでしょうか?」
紫「そう、もう遙か昔に罠を仕込まれていたというお話。憎き賢者に」
それからだった。一ヶ月を一律に三十日にする訳にいかず、地上の暦は混乱した。
月の民は地上の暦などはどうでもよく、ただ十五夜と満月を完全に一致させない為だけに
月の公転を狂わせたのだ。月の民にとって地上とは、見下すだけの場所でしかない。
そこでの生活の利便性など、一切考える気もしなかったのだろう。(小説五話)

豊姫「そう月の公転周期の僅かな乱れ それは完全な数であるはずの二十八を僅かに欠いたトラップ。もう貴方は月には戻れない 師匠が千年以上も前に仕掛けたトラップでね」※二十八というのは、
(漫画版17話)

詳しくは「月の賢者が仕掛けた罠」についてを参照