魔理沙「月の都で見える星は瞬いていないらしいな」
依姫「星が瞬いて見えるのは 大気の揺らぎなのです
大気の少ない月の都では 星はほとんど瞬かない(星弾を食う」
依姫(甘…)
依姫「瞬かない星の光の軌道は 完全な直線です
等速度の攻撃は加速度系において止まっているに等しい
止まっている弾幕なら 誰にでも避けられるでしょう?」
魔理沙「よく判らんが 確かにお前の周りは止まっているな」
これについて、「バック走避け」説では
大幅な作画ミスであり、実際は
「依姫が等速度で移動して、止めているように見せている」
のだ、と主張している。
これを図示すると、以下のようになる。
○=依姫, ★=レヴァリエ で、 ←の方向へ移動する
(時速20km)←○ ←★(時速20km)
以下、この説の良い点と問題点を指摘する*1
問題点
①よく判らなくない
魔理沙「よく判らんが 確かにお前の周りは止まっているな」
もしバック走で止めているように見せているなら一目瞭然であり、分からないハズがない。
「よく判らんが」という錯誤の起こり様の無い地の台詞から、
依姫が既存の物理法則を超越した術を使っているのは明白だろう。
仮に、魔理沙が同じ速度でバックすると止まるという理屈を知らなかったとしても、見れば分かる。
単に弾と一緒に下がるだけのテクニックにそんな解説を入れる事がわけわかんね!
という事なのかもしれないが。
②どんどん後退してしまう
バックするだけではどんどん魔理沙から離れてしまう。そのため避けるたびに元の位置に戻る動作
が必要になるが、動きとして非常に無理がある。
まあシューティングで背景がスクロールしながら同距離を保つみたいに魔理沙も飛ばべ解決されるので
これも決定的ではない。
しかしこれだと、よく判らんが魔理沙から見てもバックする依姫が止まっているな。
③レヴァリエは「上左右」から、「複数」降ってくる
正面からだけなら後退だけですむが、レヴァリエは真上からも斜めからも降ってくる。
それも数多く、それこそ弾幕として降ってくる。
もし、依姫がこの方法で避けるのならば上左右にガチャガチャ動かなければならず、極めて不自然になる。
③から分かるように、等速度バックという物理法則に基づいた考えだと滅茶苦茶な動きになる。
そして、この不自然を押して物理法則にしがみつく必要性はゼロだと言える。
月人には「未知の力」という設定があり、東方には時間空間時刻操れるキャラが目白押し。
それなのに敢えて物理法則で考える必要はない。まして、物理で考えるとおかしくなるならなおさらである。
④そもそも、止まっているように見えない
同じ速度で後退した時、弾が止まったように見えるのはあくまで依姫であり、
離れた場所から眺めている魔理沙からすれば「どっちも後退してる」以上でも以下でもない。
良い点
・「月のお姫様が、高速ムーンウォークなんてシュールじゃね? な、神主のお茶目なアイデア」
という、いかにもありそうな話で解決できる
・STGでよくやる「下がりながら避ける」と考えると、いかにも「東方の漫画化」っぽいセリフになる
・動きがあるため、小説版と齟齬が出ない。
・依姫がさらに強くなり、「力で敵わない月人を出し抜く」という構図が強化される
すごいバック走
レヴァリア以外のあらゆる物を当速度で移動させることにより静止しているように見せかけている、という説。
要するにこれ。
○=依姫, ★=レヴァリエ ●=魔理沙
←○ ←★ ←●
時速20km 時速20km 時速20km
------←月面-------
時速20km
確かに魔理沙からは(というか誰から見ても)静止しているように見えるが・・・
星弾を避けるために月の軌道までずらすとかいくらなんでも風流過ぎるだろう。さすがに。