永琳は本当に賢者なのか 情報ソース編

Last-modified: 2023-07-02 (日) 12:50:56

兎は嘘、噂、ゴシップの様な物は大好きであり、いまいち話に信憑性がない。
だが、火のない所に煙は立たぬ、噂から真実を推測することは容易である。(小説一話)

検証、というよりは、永琳が玉兎通信をソースにしたシーンを抜粋した引用集です。

永夜抄

安心の即断

「賤しき地上人は月の魔力を搾取し、月に基地を作ると言い出した。
我々月の民は、人間とどうにか共存の方向で協議していたが、もう限界である。
我々月の民は、地上人に最後の全面戦争を仕掛ける事にした。
今の状況では、戦力は我々の方が若干不利に見える。敵の近代兵器は
我々の想像をはるかに越えていたのだ。
だが臆する事は無い、我々月の民には何千年も生きてきた知恵と誇りがある。負けるはずが無い。
レイセン、もうすぐ月は戦場となる。誇り高き我々と一緒に戦ってくれないだろうか。
そして、一緒に居ると思われる地上人に伝えてくれ。次の満月の夜にレイセンを迎えに行く。
抵抗しても無駄だ。」、と。
(中略)
輝夜は永琳と相談し、鈴仙を月に返さない事に決めた。使者を殺してしまっては、
また場所を変え、隠れ住す必要が出てしまう。だが、もう身を隠して暮らす事に飽きたのだ。
何とか月の使者を追っ払い、かつ堂々と地上で暮らす事が出来ないのかと、永琳に相談した。

 

永琳は輝夜の相談が言い終わるかどうか、という位で瞬時にこう返答した。
「ならば地上から満月を無くせば良い。さすれば、月と地上は行き来できなくなる。
地上から見える満月は、月と地上を行き来する唯一の鍵なのだ。
だから、満月の夜にしか使者は訪れない。
その鍵を壊せば……、地上は、大きな密室になる。」と。
輝夜達は、本物の満月を隠し、地上人が見る空に浮かぶ月を偽物の月とすり替え、
そしてほんの少しだけ、欠けさせたのである。これで、地上と月を行き来する事は不可能になった。

①地上人の侵略について
→鵜呑み

 

②「満月の夜に迎えに来る」について
→鵜呑み

大決壊

結局、人間と妖怪の力によってこの術は破れてしまったが、そもそも幻想郷は閉ざされた空間。
元々、月からも入ってくる事は出来なかったと言う事を知った。(輝夜テキスト)

・博霊大結界は月人も防ぐ
→鵜呑み

花映塚

鈴仙エンディングでのやり取りの概略

永琳「○○について分かる?」
鈴仙「分かる気がします」
永琳「そう勉強家ね」

→確かめもせず、勉強して知識をもってると受け取る

儚月抄

玉兎通信

永琳「月光が生み出す影に大きな変化が見られる 影が段々と質量を持つようになってる」(謎ポエム)
輝夜「あらあら じゃあ鈴仙が言っていたことは本当だったのかしら?
   月に新しい勢力が生まれて 月を支配しようとしてるって
   月の兎がどっちについていいのか分からずに 大慌てだって
永琳「兎達は大げさで嘘吐きだから、どこまで本当なのかね
   ただ 新勢力によって月に立っている人間の旗が抜かれたらしいわよ 
   その旗は地上に投げ返されたらしいの 私はその旗を森で見つけたのよ
   妖精がおもちゃにしていたわ」
輝夜「へぇ 人間の旗って月の都の誰にも抜けなかったんじゃないの?」
永琳「不思議なんだけどね 月の都の人は表の月を弄れなかったはず
輝夜「旗を抜いたってことは 遂に始まるのかしら?」
永琳「始まるわね 月の都を我が物にしようと増長した月の民同士の穢れなき争い──月面戦争が
   そして、確実に来るでしょう 月の都の使者と罪人が」(漫画一話)

・「月の新勢力によって人間の旗が抜かれ、地上に投げ返された。私はその旗を森で見つけた」
→①月に新勢力が生まれたこと
 ②自分が見つけた旗は、その新勢力が引き抜いて投げ返したもの
 二つとも鵜呑み。
 強いて言えば「月光が生み出す影に大きな変化が見られる 影が段々と質量を持つようになってる」
 がソースになっていたのかも知れない。

玉兎通信Ⅱ

さて、月を支配しようとする新たな勢力とは一体何なのだろうか。
もし、その勢力が前回の月面戦争のように外の人間であれば特に問題はない。
その昔、人間は月面に旗を立てて、月を自分たちの物だといった時代があった。
人間は自分の科学力を盲信していて、月ですら自分の物だと思ったのだろう。
しかし、蓋を開けてみると月の都の科学力とは雲泥の差であった。
月に月面をつくると豪語していた人間も、基地どころか建造物を造るような段階まで至らずに
逃げ帰ってきたのだ。人間の惨敗だった。外の世界では、月面着陸は大成功のように報道され
ているが、惨敗だったときは報道されていない。最初の月面到達以来、人間は負け続き
だったのでそれ以降月面には行っていないことになっている。
本当は、何度も月に行っては月面基地開発に失敗している事を、
月と通じている私たちは知っていた。
人間は大して成長していない。むしろ退化している位である。
再び月を侵略開始しようと、月の都にとって大した恐怖ではないだろう。(小説一話)

・永の時と180度違う、地上人の実力についての玉兎通信
→鵜呑み

玉兎通信Ⅲ

うどん「では、まず現在の月の都の状況から報告します。
    簡単に言うと、『地上からの侵略者』の痕跡が見つかって大騒ぎだそうです」
永琳「地上からの侵略者?」
私は、月の内部分裂だと思っていたのだが……また外の人間の仕業なのだろうか。
鈴仙の話によると、月の都に地上からの侵入者があったらしい。
その侵入者が目論んでいるのは、月の都を乗っ取ることだそうだ。
「そこまでは良いんですが、問題はこの後の話です」
「そんなにもったいぶらなくても良いわ」
「その侵略者に協力している月の兎がいるという噂があって、兎が次々と不当な裁判に
 かけられているらしいのです」(小説一話)

うどん「それで私がスパイの筆頭のような扱いを受けているんだって! 地上と繋がりが深いから」
(小説一話)

               

永琳「なるほどね。今の話で、神社にいる月の兎の正体が判明したわね」
「え?なんでですか?」
スパイ扱いされて拷問を受けていた兎か、本当にスパイ兎なのか、どっちかでしょう。」(小説一話)

①「私は、月の内部分裂だと思っていたのだが……また外の人間の仕業なのだろうか」
→新しい玉兎通信情報を、鵜呑みして上書き

 

②「その侵略者に協力している月の兎がいるという噂があって、
  兎が次々と不当な裁判にかけられているらしい」
→鵜呑みして
『じゃあ、今しがた降りてきた玉兎は、本当にスパイなのか、スパイ扱いされた兎だ』
 という眠る前の毛利小五郎みたいな推理を展開。

結論

最近月の兎達の間で流行っている噂がある。
表の月に刺さっていた地上人の旗──我々はアポロの旗と呼んでいる旗が、
いつの間にか無くなっていたことから噂は始まったらしい。
その噂とは月の都の保安に関する物だった。「地上から誰かが攻めてくる」だとか
月の都に反逆者が居る」だとか、他愛のない物ばかりだったが、
純粋で噂好きな月の兎達はそれを信じていた。(小説三話)

つまり永琳は純粋で噂好きな月の頭脳だと言うことになる。