私は手紙を書いた。書き手が八意永琳であることを証明するために
二人のお姫様の小さな頃の思い出話から書いた。途中で誰かに読まれたり
改竄されることを恐れて量子印をつけた。量子印は、量子の特性により
中身を読んだ人の数が分かる特別な印鑑である。これを発明したのは私である。
未だ私にしか作れないので、これも本人証明になる。
その他にも二重三重に仕掛けを施し、最後に薬草で封をした。(小説一話)
永「堂々と私の名前を出してこの封書を渡しなさい
この封書にはいま起きている現実とこれから起こるであろう未来が書かれています
この通りにすれば月の都は安泰でしょう」(漫画2話)
手紙:──月の都を侵略しようとしている輩がいるという噂を聞いた
当然 月の都では私を疑っている人もいると予想する
でも貴方たちなら 私の言うことを信用してくれると思っている
私は月の都を守るための知恵を貸したいだけだ
大丈夫
私の言うとおりに動けば見えざる敵が誰であろうと足を封じることが出来る
(漫画8話)
永琳の手紙:──依姫は 豊の海に現れるであろう敵を迎え撃つ
そこで現れる敵は囮です しかし その囮は貴方の潔白を
証明するのに役立つでしょう(漫画14話)
豊「小人愚者を囮とし愚者を欺かんとす 留守に気をつけろ
うふふ~ お師匠様の言った通りね あんな大時代なロケットは目眩ましで
本物は静かに現れるとね」(漫画18話)