矛盾点のまとめ

Last-modified: 2023-07-20 (木) 13:28:31

矛盾点です。突っ込みはスレor儚月抄板へどうぞ
うどんげ設定は専用のページで解説します
※厳密には「矛盾点」じゃないのもありますが確実に問題点ではあるのでご安心下さい。
※好意的解釈による「フォロー」もあります。

永琳「月の都の人は表の月を弄れなかったはず」(漫画版第一話)

解説

依姫「表の月には人間が置いていった大きな鏡があります。月との距離を測るために 
    地上からレーザーを飛ばしていますからね 霊験も何もない鏡で
    心ない兎達が 良く位置をずらして遊んでいるようですが…(漫画15話)

しょっぱなから飛ばしてる師匠

フォロー

不可能ではなく、やってはいけないことになってるという線も考えられる。
それはそれで知りつつ玉兎を野放しにしてる綿月の仕事っぷりがひどいが。

 

あるいは

豊姫「私は海と山を繋ぐ事が出来る。表の月と裏の月を結ぶ事も出来る
  数少ない者の一人である」(小説3話)

から、
表の月の調査・パトロールも「月の使者」の任務のひとつであり、豊姫によって送り出された玉兎達が、巡回中に暇潰しでイタズラをしている…とか。

 

もしくは玉兎は人に数えられてないのかもしれない。

月の都は完成された高度な都市であった。物質的、技術的な豊かさはとうの昔に満たされており、
精神的な豊かさを高める事が最も重要であるとされていた。勿論それは月の民にとっての話であり、
月の兎はその為に働かなければいけないのだが。ただ、それを実現するために必要な事は、
穢れた者の存在のことを決して認めないことだった。(小説三話)

そうであったとしても、ならばなぜ玉兎を疑わない? という疑問が生じるが、上記の依姫のコメントにあるように監視下にあるので何かすれば露見すると思っているのかもしれない。もしかすると永琳の時代は玉兎が勝手に表の月を弄るなど考えられなかったのかもしれない。殺されるので。

永琳「始まるわね 月の都を我が物にしようと増長した月の民同士の穢れなき争い──月面戦争が」

はじまらねえ_0.jpg

解説

始まりませんでした
永琳さん…

その後、小説抄1話でうどんげが新しい噂を報告するたびにどんどん説を変えていく永琳。
ビリーバーにも程がある…

※ビリーバー(Believer)
 UFOやオカルトなどの証言を疑いなく信じてしまう困った人のこと。
 トンデモ本の中には理論展開や科学知識はマトモなのに前提としてトンデモを信じているため
 結果的にトンデモ本になってしまっているという物がそこそこある。

だが(UFOだのオカルトだの)己の信じるものに都合のいい情報を集めて都合よく解釈するのがビリーバーというもの。永琳はいとも簡単に自説を変えてしまい、そのことをまるで気にもしていない。そんなだから永夜抄と儚月抄のうどんげの言うことの違いも気にならないのだろうか。しかしそんな風に間違いを気にしない人が紫の行動が予想を外れたからといって忘れることの出来ない恐怖を心の奥底に刻まれるというのは奇妙とも思える。
紫は特別なのだろうか、紫が思惑を外れる筈は無い、というふうに…

永琳「そして、確実に来るでしょう 月の都の使者と罪人が」

解説

来ませんでした
まあレイセンが来たけど、あれはけっきょく偶然だし…

たまたま月から兎が逃げてきたのでその兎を利用し、綿月姉妹に手紙を送った。
(小説最終話)

永琳「この巫女(霊夢)は何処に行っても、まず怒りから出た言葉で会話を始めようとするのである。(小説一話)」

解説

霊夢「あ、やっと出てきたわね、宇宙人。あんたらの仲間が怪我してるって神社を占拠して困っているの!何とかしてよ」  

この霊夢の随分なご挨拶に対する、永琳の反応が上記の感想である。
まあ読めば分かると思いますが、儚の霊夢ちゃんはほんとローテンションです
怒りから出た言葉は確実にゼロ
ちなみに小説一話は永琳視点です

 

永夜抄6A面で対峙したときも怒りの言葉ではない。

霊夢 長い廊下ももう終った見たいね
   そろそろ観念したらどう?

永琳「噂から真実を推測することは容易である。」

永琳「それで、この前の鈴仙の話だと『新しい勢力が月を支配しようとしている』と言っていたわね。
    その勢力について、何でもよいから詳細や首謀者の名前を聞き出して欲しいの」
うどんげ「お安いご用です。もっとも、兎に分かる程度の話しか知り得ませんが」
兎は嘘、噂、ゴシップの様な物は大好きであり、いまいち話に信憑性がない。
だが、火のない所に煙は立たぬ、噂から真実を推測することは容易である。

うどん「簡単に言うと、『地上からの侵略者』の痕跡が見つかって大騒ぎだそうです。(中略)
     その侵略者側に協力している月の兎がいるという噂があって、兎が次々と不当な裁判に
     かけられているらしいのです」
永琳「なるほどね。今の話で、神社にいる月の兎の正体が判明したわね」
  「え?なんでですか?」
「スパイ扱いされて拷問を受けていた兎か、
本当にスパイ兎なのか、どっちかでしょう。」(小説一話)

解説

レイセン「私は他人の罪の為に永遠と搗き続けるのが嫌だった。何の達成感もなく、
頭を使うことも許されずただ身体を動かすだけの仕事。
生活に困ることはないが建設的ではないし、頭を使うこともない。
そんなのは最下層の仕事だと思っていた。
だから、私は逃げ出した」(小説六話)

 

永琳は八意思兼神に半土下座するべき
ちなみに思兼神という神は
・女神(アマテラス)が弟(スサノオ)の狼藉にショックを受けて引きこもったので部屋の前でストリップショーを執り行い、神々がヒャッハーと騒いで女神が何?とチラ見しようとしたところを引き摺りだす
・その女神が我が子(因みに思兼神の姉妹の夫でもある)に地上を支配させるけど従わない神々がおるので誰かに平定させると言うので思兼神らはある神を推薦したが、その神は地上の神についてしまう。次に思兼神は別の神を推薦したが、この神も地上側についてしまう。次に思兼神らは雉を二番目の神への使者とすることを立案したが、雉はその神に射殺され(ちなみに殺そうと進言したのがサグメ)、矢が天まで飛んできた。高木神(思兼神の親)が見たところ明らかに二番目の神の矢だったのでもし神が邪心を持ってるなら死ねぇと矢を返したらきっちり二番目の神に刺さって殺した。次に思兼神らの推薦した神が三人目にしてようやく地上を平定した
というふうな業績のある御方です。…なんとなくノリが似てる?

永琳「そう言えば月の使者として輝夜をお迎えに行く前日、二人の姫に月の使者の後任をお願いしていた」(小説一話)

そう言えば月の使者として輝夜をお迎えに行く前日、二人の姫に月の使者の後任をお願いしていた。
あれから、千年以上は優に過ぎている、姫達は何も言わずに置いてきた事を怒っているのだろうか
(小説一話)

「ここは見つかりません。てゐが月の使者を寄せ付けないようにしてくれているのですから。
 それに、月の使者に私の味方がいます」
鈴仙は驚いた顔をして「味方……ですか?」と言った。
「そうです。恐らく今は月の使者のリーダーをやっている筈です」
といったものの正直、味方になってくれるのか心配だった。(小説一話)

解説
 

レイセン「綿月様の所にですか? 無理ですよ 私みたいなただの兎が簡単には近づけません」
永琳「…あの娘はそんなに偉くなったの?」
レイセン「ずっと昔から地上と月を繋ぐ者たちのリーダーですよ 
     それに今は月の都が混乱しているから…その」
永琳「私だと思われている侵略者から
月の都を守る部隊のリーダーでもあると
大丈夫 むしろ好都合だわ」(漫画二話)

 

もうワケわかんねえ

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苦しい解釈をすれば、仕事は変わらず階級だけ昇進した、もしくは永琳時代と現在の月では月の使者の格に大きな違いがあるってことか。
ただ階級だの昇進だのはもちろん儚で出ていない
完全に取り込んだわけでもないレイセンにあんまり情報を渡したくなかったのかもしれない
知り合いの綿月さんに紹介状書いたげるわ、えーそんなに出世してたのー知らなかったわー(棒)
リーダーやってるという確証は無かったようだからレイセンの口から確認できてああ良かったーと心中胸を撫で下ろしてたのかも。咲夜見てめっちゃびびった時もそうだが平静装うの上手いですなー
ていうか(恐らく)花映塚以降玉兎通信してるのにうどんげに「知り合いの綿月さん今どうしてる?」とも「今の月の使者のリーダーって誰?」とも尋ねられなかったのか。慎重っすね
全部追わないと意味が分からない様なことはないらしいから小説と漫画を別に考える手もあるかとも思ったが、それでは連携が空言だわな

永琳「いつの間にか月面戦争に巻き込まれていることを考え、私を利用している犯人をこの手で捕まえてやると心に誓ったのだった。」(小説一話)

解説

誓っただけでした
永琳のページみたくなっちゃってますね

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まあ事件の解決に尽力してますし、自分で捕まえるかどうかは臨機応変ということで 

嫦娥計画(漫画一話)

──嫦娥計画。現在の月の都では人間が送り込んだ刺客アポロの脅威はほとんど失われていた。
新たに危険視しているのは嫦娥計画と呼ばれる中国の月面探査である。
アポロは太陽神である。太陽と月の都は相容れなかったため月の都は見つからず危機は免れた。
だが嫦娥は不死の薬を飲んで今でも月の都に幽閉された実在の人物である。
その名前を冠する計画は月の都にとって恐怖であるのに違いなかった。
ちなみに月の兎達の多くが幽閉されている嫦娥の罰の代わりに薬を搗き続けている。
(漫画二話 ナレーション)

解説

その昔、人間は月面に旗を立てて、月を自分たちの物だといった時代があった。
人間は自分の科学力を盲信していて、月ですら自分の物だと思ったのだろう。
しかし、蓋を開けてみると月の都の科学力とは雲泥の差であった。
月に月面をつくると豪語していた人間も、
基地どころか建造物を造るような段階まで至らずに逃げ帰ってきたのだ。
人間の惨敗だった。
外の世界では、月面着陸は大成功のように報道されているが、
惨敗だったときは報道されていない。最初の月面到達以来、人間は負け続き
だったのでそれ以降月面には行っていないことになっている。
本当は、何度も月に行っては月面基地開発に失敗している事を、
月と通じている私たちは知っていた。
人間は大して成長していない。むしろ退化している位である。
再び月を侵略開始しようと、月の都にとって大した恐怖ではないだろう。(小説一話)

 

「す、すごい」
「こんな連載を追っていたのか」
儚まぶしいアニメ並にわけがわからなくなってきましたね

というか物知り顔で永琳が語ってる小説一話の内容はどこまで信じていいのだろうか。
1300年前に月を出奔して、情報源は約40年前に来た鈴仙が受信する噂話のみなためデタラメな推測を連発しまくりだし・・・

豊姫「私はどんな噂であれ否定するより利用する方がいいと考えている」(小説三話)

豊姫「噂は真実でも虚偽でも構わない。おそらくは虚偽のものばかりだと思うけど…でも、噂が流れているという事だけは誰が見ても真実なの。私達はその上で行動を選べば良いだけの話。噂は利用できるのよ

解説

705 :名前が無い程度の能力:2010/03/22(月) 17:36:56 ID:3pY5EXU60
あと「噂を逆に利用できるかもしれない」って豊田さんが言ってた気がするけど
何にどう利用したっけ?

 

706 :名前が無い程度の能力:2010/03/22(月) 17:39:35 ID:cc4LamlY0
「かもしれない」って言っただけだろ
できなかったんだよ

 

707 :名前が無い程度の能力:2010/03/22(月) 17:43:51 ID:3pY5EXU60
なんだよそれ……
そんなのって……そんなのってありかよ!!!!

 

実際はかもしれない所じゃなかったわけですがね
さすが永琳の弟子と言ったところでしょうか

フォロー

 
一応、綿月姉妹は「八雲紫が害意をもって月の都に混乱をもたらした」という真実を隠蔽し、
代わりに、「すべては善意(事情を知らない)の地上の巫女の仕業」と若干事実と異なる情報を流布して
事態の穏当な収拾を図っているので、そのことが、豊姫の意図した「噂の利用」にあたるのかもしれない。
地上に行く口実を確保しておけば、この先、急に八意様に会いたくなっても安心だしね!
 

豊姫「流言蜚語が社会を揺るがす事は自明である。だから噂を無視する訳にはいかないのだが、 
   逆にそれを利用して社会を纏める事も出来る。」(小説三話)

紫「さあ行きなさい 私のかわいい式神たちよ」(漫画一話)

超大型企画!_0.jpg

※このイラストから、紫は月の海に立ち、地球(地上)を見上げていることが分かる

紫「さあ行きなさい 私のかわいい式神たちよ
神酒を手に 晴れを越え雨を越え嵐を越え 
そして賢者を捜しなさい」(漫画一話)

解説

そこは月の海だった。藍も私に続けて入ってきた。
実はここの所、毎月、ここにやってきていたので藍も特に驚くことはなかった。
ここから鴉に式神を憑けて地上の様子を見張っていたのだ。
言うまでもなく、月の民の真似事をしてみただけだ。
(小説五話)

せつ子、それ伏線回収やない。伏線破壊や

余談になるが現在の地上の人間の科学力の発展はめざましく…(小説三話)

余談になるが現在の地上の人間の科学力の発展はめざましく、数十年前からミクロの世界は
可能性で出来ていることに気付いているという。その事実は月夜見様を驚愕させた。
なぜなら月の民が一番恐れている事は、地上の人間が月に来ることだからである。
今のところ、表の月に原始的なロケットを飛ばす程度で済んでいるが、油断は出来ないだろう。
(小説三話 豊姫)

解説

つまり優曇華は、月の民が地上に戦乱をもたらすためにも利用されている植物である。
何故戦争をもたらす必要があったのかは、人間の歴史を見れば容易に判る。
人間の歴史と成長は、すべて戦争の歴史と成長なのだから。
争い事がなければ何も成長しない。
現状に満足した時点で人間は生きるのを諦めてしまうだろう。
月の民は地上の民のことを思って、日々暮らしているのだ。
地上の民の歴史は月の民が作っていた歴史に他ならない。(小説二話 輝夜)

 

要約すると月の民は地上人の技術力発展を促しておきながら
「なんて科学の発展速度だ、そのうちワープできるように土足で上がり込んでくるかもしれない」と驚愕している集団ということになってしまう。
いくらなんでも風流すぎるだろ

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現在要人をやっている豊姫と過去に姫をやっていた輝夜の間で見識のズレがあると考えれば
月人の発想が「地上の民を恐れる」へと一気にシフトしたということになり、
「矛盾点」から「回収されなかった謎設定」まで回復するが
自分で発展させておいてビビってる風流人という点は変わらない。

あるいは、どんなに発展しても、ワープ能力の入り口である量子論に到達することはあるまいと、
地上人を過小評価していたのかもしれない。

月の空は黒い

月の都の空は昼間でも暗い。永遠に夜が明けないのではないかと思う。
いや明かりを点けなくても見えるのだから、暗いというのは適切ではないかも知れない。
空が黒いと言うべきだろう。
そもそも、宇宙とは暗いものなのだ。
その宇宙空間に浮かんだ天体の空も、本来ならば暗くて当然である。
太陽の光を受けているすべての星で、昼間の空が青く明るいわけではない。
太陽の光は青くないし、勿論地上を覆う大気も青くはない。
では何故地上の空はあそこまで青いのだろうか?
それは大気が屈折しやすい波長の短い可視光線、つまり紫から青色の光を拡散させ、
空を青く見せるのである。大気が丁度、空を青く見せる程度の厚みを持っていたから
そう見えるだけなのだ。もう少し大気が厚ければ青色の光は拡散しきってしまい空は赤くなる。
地上でも空が赤くなる事もあるが、人間はそれが見られる時間帯から、夕焼け、朝焼けと呼んでいる。
さらに大気が分厚くなると赤い光も拡散し、遂には地上に光の届かない夜の星となるだろう。
反対に大気が薄ければ光は真っ直ぐ届き、光源以外の空は黒いままとなるのだ。
月の空は後者であった。
その黒い昼間の空が今日は色鮮やかな星空を見せていた。(小説六話 レイセン)

解説

青空がまぶしっ.jpg

 

青い
つってもまあ単行本じゃカラーじゃないし(それもひどいけど)この点は自然消滅というか
なかったことにしちゃえばいいかと思います。

 

秋★枝先生入魂のイラスト.jpg

と思ったら証拠を配布してました。
まったく隙がない

ちなみにこの図書カードの絵柄は、中巻の著者近影欄で神主が自ら再現してました。
神主体育座り.jpg
もう青空で良いんじゃないかな。

でも、儚月抄上巻のカラーページは空が黒い。わけわからん

更にツッコミ

ちなみに、最初に青空の月面が描かれた漫画12話が載ったREX7月号は2008年6月9日発売。
その後、魔理沙が青空の下でスターダストレヴァリエをばら撒くシーンが描かれた
漫画15話が載ったのはREX10月号(2008年9月9日発売)であった。
対して、「月の空は黒い」と言う情報が初めて載った小説6話を載せた
キャラ☆メルVol.6は2008年9月25日発売。
要するに「月の空は黒い」と言う設定は後から突然出て来た物である。

 

漫画12話から15話までの間には3ヶ月の期間があり、その間に
秋枝氏に月の空を黒く描く様に指示を出す事も出来た筈なのだが
神主はカラー原稿のチェックや作画の指示等はしていなかったのだろうか。
一迅社の編集者達は何をやっていたのだろうか。

スターダストレヴァリエ

人間が何かを叫んだと思った次の瞬間、大きな星形の物体が耳を掠めていった。
風がそよぐ。遠くで見ていた時は光か熱の塊かと思っていた星だが、想像と違い質量を感じた。
背筋に冷たい水が流れた。(小説六話)

解説

左のウサギはどういう表情だこれ.jpg
背筋に冷たい水が流れた
あと余談ですが、レイセンはスペースデブリ喰らっても平気です(一晩寝れば治る)

レイセン「し 失礼ねぇ 打ち所は良かったわよ 
     ちょっと三寸級のスペースデブリにぶつかっただけ」(漫画2話)

※スペースデブリは、秒速3~10kmの速度で地球の周りを回っており、
 もし宇宙船に直径 10cmのスペースデブリがぶつかってしまったら、完全に破壊されるという。
 三寸 = 9.09090909 センチメートル

そんなレイセンがビビると言うことは
星弾一つ一つがスペースデブリ以上の破壊力ということではないでしょうか
やったぜ魔理沙! 強さ議論スレに直行や!
(まあ月の羽衣に防御設定があれば大分なんとかなるんですけど、見あたらないんですよね…
 もし発見したら月人の設定集ページに追加して、ここを消してください)

ただし小説六話で、レイセンは地上に着地した直後に気絶してしまった理由がよくわからなかったので
霊夢に適当ぶっこいてたことが判明してるので、本当にデブリを食らったら普通に貫通して死ぬかもしれない。

依姫様は大きな神の鏡を掲げ、文字通り神々しく光を反射していた。(小説六話)

解説

ヤタノカガミ セピア.jpg

カブトボーグばりの謎スタンド
魔理沙「いっけー、ラブカードライスケーキファイナルスパーク!」

依姫様はカラフルな銀河を何の問題もなくかわしていた。

依姫様はカラフルな銀河を何の問題もなくかわしていた。
まるで雨の中を泳ぐ天女のように身軽に、
地上を駆ける兎のように機敏に身をこなしていた。(小説六話)

解説

天女だお…よっちゃんは天女だお!_0.jpg

まるで雨の中を泳ぐ天女のようだ
よっちゃん天女すぎるよ…

スペルカード戦①

魔理沙「ま、こんな感じで基本一騎打ちで戦うんだ
    その際自分の持っている大技をすべて見せて相手にかわされるか潰されたら負け 
    技と体力が残っている側はさらに続けても構わない 
    でも勝負がついたら大人しく引き下がる」(漫画14話)

解説

依姫「私には八百万(やおよろず)の技がある 一人頭二つしか使ってないんだから
   あと399万回連戦しても勝てる計算」(漫画15話)

 

まあこれは魔理沙が適当こきすぎなんでしょう。グリモア書いた人なのに…

体力が尽きるまであらゆる未使用の大技を出し続けるような前提ではなく、
技がかわされたり潰されたりした後で、相手に通用しそうなもっと有効な技がまだ残ってるかどうか
というニュアンスなのでしょう。

スペルカード戦②

玉兎「ねぇ、あの星って当たっても痛くなさそうだけど……」
玉兎「痛くなくても当たればミスみたい。だから華麗にかわすのよ」(小説第六話)

解説

甘… セピア.jpg
ちなみに小説第六話の扉絵。依姫VS魔理沙のワンシーン。
扉絵.jpg

星弾に当たって痛くなさそうなのは玉兎の見当違いだったように、
痛くなくても当たればミスという原作作品からしてそこは真と思える部分も、
玉兎の発言は疑ってかかれということなのか・・・・・・
(ボムで止めた敵弾に当たって弾消ししたり、敵弾がボムでアイテム化したりは、あるにはあるが・・・)

ぼくたちは何を信じたらいいんだ
(そもそもミスにペナルティがあるように書かれているのに、そのペナルティについて全く触れないのはどうなのよ)

スペルカード戦③

豊姫「美しくって誰が判定するの? というか人間が思う美しさって何? 
   美人コンテストでもやってるのかしら、面白そうだわ」
レイセン「い、いや、言い方が悪かったですかね。
     美しさというか穢い手を使わないで戦うというか」(小説六話)

解説

穢れテロ霊夢_0.jpg

霊夢「『大禍津日』あんたたちの弱点はわかっているわ 穢れなきこの浄土に
    穢れを持ち込まれるのを極端に嫌う事」
依姫「なんですって? じゃあ さっき投げた物は」
霊夢「大禍津日神がその身に溜め込んだ厄災よ 放っておけば月に寿命をもたらすわ
   弾を一つ一つ潰さないと月は地上と変わらなくなる
   これであんたは私の弾を避けるわけにはいかないでしょ?

 

892 :名前が無い程度の能力:2010/06/22(火) 20:35:36 ID:6YYCGQ1U0
  依姫が侵入者で
  「この神を放っておけば幻想郷の博麗大結界が破壊されるわ
  弾を一つ一つ潰さないと幻想郷は外の世界と変わらなくなる
  これであんたは私の弾を避けるわけにはいかないでしょ?」
  とかやってたらより大変なことに…

 

894 :名前が無い程度の能力:2010/06/22(火) 20:46:19 ID:5hullTEI0
  死ねよ依姫

 

あとは、この穢れテロを指摘すると「この外道さが霊夢なんだよ! にわかは分かってねーなw」
と悦に入る何倍も風流な方がいらっしゃいますが、霊夢がこれまでやったことは
①香霖堂に入り浸る
②朱鷺子の本をパクる
ルールに則って妖怪退治
程度のもんだったのに対し寿命を与える弾で居住区を人質ですので全然違うと言えるでしょう。
ついでに、この状況で弾幕ごっこしてる依姫ですが、月人にはこんな設定があります。

万が一月の民が穢れを負ってしまうと地上に落とされる。
月にとって地上は大きな監獄であった。(小説三話)

監獄に叩き落とされるリスクを負いながら侵略者が提案したごっこ遊びに興じるとは
さすが月の民は最強の風流集団ですね

 

そしてドヤ顔
ドヤ顔.jpg

 

結果
何より住んでいる人たちがみんな明るくてね.jpg

スペルカード戦④

魔理沙「美しいほうが勝ちなんだ つまり精神的な勝負ってことだ」(漫画15話)

解説

レイセン「そもそも、なぜ私がこんな殺伐とした戦いの前線にいるのだろう。」(小説第六話)

不評であった

スキマの順序

紫「この海は──賢者の海」
藍「賢者の──だとすると」
紫「そう ここが月の賢者の住処」
(小さいスキマを空けて中(たぶん綿月亭)をチェック)
紫「ちょうど留守みたい」
藍「はあ でしたら帰ってくるのを待ちましょうか? 千年前の雪辱なら留守では仕方がありません」
紫「何を言ってるの? 絶好のチャンスじゃないの」
藍「いったい何を…」
紫「月の賢者の家に忍び込んで めぼしいお宝を奪うのよ」
藍「空き巣ですか」
(さっき空けた小さいスキマに手袋を引っかける)
藍「それは──?」
紫「お宝を探しに行くのは貴方」
藍「え ああ はい わかりました。」
(6ページ経過&中略)
紫「賢者ではなく、言うなれば愚者の海」
(もう一つの大きなスキマをあける)
紫「さあ! 藍最後の命令よ 中に入って私を満足させる素敵な物を盗んできなさい!」(漫画17話)

解説

紫「藍が私の作った切れ目に入って豊姫の能力を引きつけている間に 
  こっそりもう一つ穴を空けておいたのよ」(漫画最終話)

 

スキマの順番が逆。17話の順番だと、ゆゆこに残すスキマが先に開いてるので
そっちが豊姫に察知されちゃうことに。ていうかこのせいで豊姫が一発目のスキマを
何故かスルーしたことになってしまいアホかわいさが倍増やーとよよよよよよよよ!

フォロー

フォローするなら、読者の見えない所で
第三のスキマが開かれていたという事だろう。(非常にアンフェアだが)
事実、第一のスキマ(底巻68P)と、幽々子&妖夢が通ろうとしているスキマ(底巻128P)には、
グローブの向き等に差異がある。
 
紫は、藍が第二のスキマに入るのを見届けた後、
こっそり右手のグローブをカラスに変化させ、何処かに遣わせている。
このカラスが、第三のスキマの生成の役割を担っていたと考えるのだ。
式神は式が憑く事で紫並みの力を発揮するとされているため、
スキマ能力の付与もある程度可能なのだ。

もちろんこんなことはどこにも書いてないし
枝作画は伏線扱いするには適当すぎる

豊姫「お前への罰は月に持ち帰って考えるとして…」

紫「破れた側がこんなことを言うのもおこがましいかも知れないが…
  全ては愚かな一妖怪の所行 地上に住むすべての生き物には罪はない
  どうかその扇子で無に帰すのは勘弁願えないだろうか」
豊姫「ここに住む生き物に罪がないはずがありません 地上に住む 生きる 死ぬ
 それだけで罪なのです。お前への罰は月に持ち帰って考えるとして…
 地上の生き物への罰は──…一生地に這い蹲って生き、死ぬこと」(漫画18話)

解説

永琳「あの娘たち(綿月姉妹)がうまくやってくれたようね
    犯人は捕まえて 竹林に放置したみたい…」(漫画19話)

 

何やってんだ

 

漫画18話から19話まで、この間、わずか1ヶ月。
恐らく東方Project史上最速の設定返しであろう。

 

ちなみにこの時永琳はレイセンが書いた手紙を読みながら発言している。
永琳はこの手紙から何を読み取ったのだろうか。
(レイセンがてゐに手紙を渡す時に伝えた可能性もあるが)

フォロー

また、スレで「『(懸案を)持ち帰って考える』てのは、
即決できないから一度帰って相談してくるよってこと」だと言う意見が出たが
仮にそう解釈したとしても、肝心の紫への罰がどうなったのかは
その後漫画でも小説でも以降の作品でも一切語られていないのだが…。
とりあえず漫画の最終回に基づけば、ずっと監視状態だったらしいので1ヶ月の観察処分のようなかんじか。

 

もっとも、姉妹の考えた一連の事件の解決策は、最初から「地上の巫女を捕獲して盆踊りをさせる」なので、元より紫を連行して罰を課すつもりは無かったフシがある。上記の台詞も、ただのブラフ・ポーズであった可能性は十分考えられるだろう。
本当はフェムトの説明なんか垂れ流してないで、そこら辺の豊姫の心理描写や、紫との取引・駆引き等に重点を置くべきだったのだろうが・・・。

レミリアにとっての夢のフロンティア、それが月の都だったのだ。

驚くことにレミリアは負けた事に対して特に悔しいとも思っていないようだ。
最初から勝てると思っていなかったのかも知れない。
何せ、紫が妖怪を総動員しても全く勝ち目がなかった事を知っていたのだから。
それなのに何故ロケットまで造って月に向かったのだろうか。
紫が月に行って戦ったのはレミリアが生まれるずっと前である。
レミリアはその事が羨ましかったのかも知れない。
勿論、永遠亭の面子に出会ったことも大きな要員だろう。
そこで現実に存在する月の都の話を聞く事となった。
レミリアにとっての夢のフロンティア、それが月の都だったのだ。(小説最終話 神主視点)

解説

ご存じの通り、レミリアは月の都に行けてません。
門前払いで強制送還です。例えるなら
ディズニーランドに行ったのに
駐車場で遊んで帰宅です。

 

レミリア「わーい憧れのディズニーランドだー! 
    あっ駐車場に水溜まりがあるよ!
    キャッキャギャーギャー! あー満足した

ホンマ儚月抄は地獄やで

フォロー

あるいはレミリアにとっての月の都とは「紫と総動員された妖怪をコテンパンにする物凄く強い連中」であってその途方も無い強さを体験出来たので満足であり、街そのものに対する探検・観光的な興味は端から無かったのかもしれない。考えてみりゃ冥界とか地底とか別世界に特に興味を持ってるふうでも無かったような気もするし、そもそも幻想郷には未知の世界に対する探検・観光的な興味で行動する奴はあまり居ないような気もする

「さっそくこのお酒で勝利の祝いをしましょう? 第二次月面戦争の無血の勝利を」

解説

藍しゃまがオフィスラブしてた相手.jpg

フォロー

きっと式神は道具なので、ロケット大破と同じく道具が壊れた扱いなのでしょう。
もちろん藍が壊れてもノーカウントで無血なのです。さすが紫様です!!!
あるいは…さしもの幽々子も式神の死までは知らなかったのかもしれない。紫がだんまり決め込んでたので。
もしくは紫に対する幽々子ブラックジョーク、てことは流石に無いだろう、多分。
外界と同様に人(型)とそれ以外が甚だ不平等というだけのことかもしれない。烏の死を悼むなど烏天狗ぐらいのものだったのだ…

小説ラスト、輝夜と霊夢の会話

隣では酔っ払った霊夢と輝夜が何やら話をしている。
月の都って、思ったより原始的ね。建物の構造とか着ている物とかさぁ
輝夜は笑った。
「そう思うでしょう? だから地上の民はいつまでも下賤なのよ
「どういうこと?」
「気温は一定で腐ることのない木に住み、自然に恵まれ、一定の仕事をして静かに将棋を指す……、
遠い未来、もし人間の技術が進歩したらそういう生活を望むんじゃなくて?」
霊夢はお酒を呑む。
「もっと豪華で派手な暮らしを望むと思う」
「その考えは人間が死ぬうちだけね。これから寿命は確実に延びるわ。その時はどう考えるのでしょう?」
「寿命を減らす技術が発達するんじゃない? 心が腐っても生き続けることの無いように」
その答えに輝夜は驚き、生死が日常の幻想郷は、穢れ無き月の都とは違うことを実感した。

解説

【輝夜】

昔は兎に限らず、永琳にとって地上の生き物は自分の手足でしかなかった。
月の都でも月の民にとっては、兎達はただの道具でしかないのだから当然と言えば当然である。
月の民は他の生き物とは別次元と言っても過言ではない程の、高貴な存在なのだ。
それがいつ頃からか永琳は、私達月の民も地上の兎達も対等の存在として扱い始めているように思える。
妖怪と人間が対等に暮らす幻想郷の影響だろうか。でもそれが嫌というわけではない。
むしろ私にとっては特別視されるよりは居心地がよかった。
何せ幻想郷には月の民は私と永琳の二人しかいないのだから、
地上の民より優れていると思っても孤立するだけだし、
地上の民がみんな道具であるのならば道具が多すぎるからだ。(小説二話)

そんな日々を経て、いつしか地上を月の都よりも魅力的な場所だと思うようになっていた。
その時は永遠の魔法をかけることはなく、僅かだが地上の穢れに浸食されていた影響だと思う。
ただ、その時はまだ私も自分が地上の民とは違う高貴な者だと認識していたし、
地上の民は道具としか思っていなかったのだが……ここ幻想郷はとても不思議な土地であった。
妖怪と人間が対等に暮らし、古い物も新しい物も入り混じった世界。
そこに月の民と月の都の最新技術が混じったところで、誰も驚かないのだろう。
自らを高貴な者だと言っても笑われるだけである。(小説二話)

 

輝夜の設定が…なんという通夜抄…
まるで成長していないどころか、幻想郷を持ち上げ月を落とすために都合良く退化している…

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対戦の前口上は煽り合いだが日常会話もやっぱり煽り合い、ということかもしれない。