概要
【魔法の迷宮】の【コインボス】。【ドラゴン系】。
2022年1月26日のアップデートVer.6.0.3で実装された。
BGMは【立ちはだかる難敵】。討伐称号は「紫邪竜バスター」。
魔法の迷宮の奥深くから
毒々しい息づかいが 響き渡った……。
初出はDQ4。【ギガデーモン】【ヘルバトラー】【エビルプリースト】と共に【デスキャッスル】の結界を守る四天王の一角として登場した。
2022年開催の【モンスターバトルロード 協力チャレンジバトル】にはアンドレアル、ギガデーモン、ヘルバトラーの3体が【結界の守護者たち】として登場している。
DQ4以外のナンバリング作品では通常敵として登場している場合もある。
今作では討伐称号、まめちしき、報酬アクセサリーといたるところで「紫」が強調されているが、初出のFC版DQ4では灰色の体色だった。
モンスターズシリーズでも比較的常連であり、強力なモンスター入手の出来る特殊配合で使われることが多い。
詳しくはDQ大辞典を参照。
使用特技
- HP100%~
- 通常攻撃:守備力800で350程度のダメージ
- 【こうねつのガス】:前方扇状に625~675の炎属性ブレスダメージ
- 【テールスイング】:前方扇状に通常攻撃の1.35倍程度のダメージ(ジャンプ回避不可)
- 【なかま呼び】:アンドレアルが2匹以下のときに使用。アンドレアル1匹を呼び出す
- 【痛恨の一撃】:なかま呼びで呼ばれた個体のみ使用。対象に1100程度のダメージ
- 【ぶきみにほほえんでいる】:なかま呼びで呼ばれた個体のみ使用。【無駄行動】
- 【はげしいおたけび】:ターンエンドでのみ使用。前方扇状に残りHPの50%程度のダメージ+【ふっとび】
- HP50%~
こうねつのガスや2匹以下になるとなかまを呼ぶなど、原典のDQ4でのアンドレアルをベースとした行動をとる。
しっぽ攻撃の後ろを向いて尾を垂直に叩きつけてくるモーションもDQ7(およびDQ7のゲームエンジンを流用したPS版DQ4)でのアンドレアルの攻撃モーションの再現となっている。
ナンバリングタイトルでは毒の攻撃をすることはなかったが、モンスターズでは(もう)どくのいきや毒の攻撃に特化したスキルを持っているのが呪毒のいきの元ネタだろうか。
コインを捧げた際も「毒々しい息づかいが 響き渡った」と毒を強調するようなメッセージが流れる。
攻略
最初から3匹で出現する。他のモンスターと違い名前の横にアルファベットの割り当てがなく、名前だけでは個体が識別できないようになっている。
HPは最初の3匹が各55000ほどで、仲間呼びで現れる個体は19000~20000ほど。
攻撃力は1100程度。
風・雷・土属性は等倍だが、炎・氷・闇属性に若干の耐性(0.9倍)があり、光属性(【イオ系】)は原典のDQ4と同じく完全無効。
耐性はブレスダメージ減、毒ガード、呪いガードの3つが重要。
各種ブレスの直撃ダメージは、【被ダメージ軽減】52ポイントが前提ならブレス耐性93%以上で追加効果もろとも無力化できる。
しかし、呪毒のいきで設置される毒沼はブレス扱いではなく、毒沼からのダメージや状態異常をブレス耐性で防ぐことはできないため、万全を期すならブレス耐性と状態異常耐性をバランス良く取る必要がある。
ブレスと呪いは部位が重複するため、盾が持てる職業で体上と盾でそれぞれの耐性を積むと良い。この際、ブレス耐性を53%以上(盾基礎効果+錬金3枠+宝珠で十分に届く*1)にしておくと【心頭滅却】込みで前述の直撃ダメージ無効化ラインに到達できる。
耐性さえしっかりと用意しておけば注意が必要な攻撃は呪毒のいきで設置される毒沼としっぽ攻撃くらい。
状態異常耐性はあまり高くなく、【幻惑】、【眠り】、【マヒ】、【転び】、【笑い】、【守備力低下】、耐性低下系の状態異常などが有効。
ただし【スパークショット】は光耐性に阻まれて失敗してしまうので注意。
2匹以下になるとなかま呼びで新たなアンドレアルを呼び出すため、なるべく均等に削ってほぼ同時に倒すことが求められる。
このため、これまでの複数体を相手にするボス戦では基本であった1体1体を集中的に攻撃して撃破する戦法や、【フォースブレイク】などのダメージブーストの上から一気にラッシュをかける速攻戦法が通用しない。
ただし新たに呼ばれた個体は最初の3匹よりHPが低いので、ある程度の火力があれば呼ばれても押し切ることは可能。
また、なかま呼びは発動まで若干のタメがあるので【スタンショット】や【スタン弾ショット】で阻止することができる。
確実性には欠けるが【しびれ弾ショット】などのマヒ効果のある技や武器・ウデ防具の錬金の追加効果マヒ、【ボケ】、【足ばらい】や【冥王のかま】も有効。
実際に挑んでみると急に範囲外に逃げたりアルファベットの割り当てが無い事で咄嗟に対象を選ぶのが難しかったりとなかま呼びをさせずに倒しきるのは結構難しいので、意識はしつつも呼ばせずに倒せたらラッキーぐらいの気概で挑むといいかもしれない。
ちなみに戦法の都合上ヘイトを一度に受けてタコ殴りにされる恐れがあるからかダメージで【怒り】状態になる事はない。
Ver.6.0野良で主流となっている構成は
攻撃役としてはブーメラン装備の【旅芸人】が特に優秀。
旅芸人は状態異常錬金付きの【デュアルカッター】【デュアルブレイカー】により、自他の状態異常をサポートしつつ範囲への攻撃と妨害が可能。加えてバフや蘇生で安定性の向上にも一役買い、回復役も兼任できる。
ただしデュアルカッターやデュアルブレイカーは邪炎波などと違って全員に均等にダメージを与える技では無く、更に二匹目以降は命中率が低下して攻撃が外れる場合もあるため、ターゲットが一匹に集中し過ぎると削った量にムラが出来る点に注意。
【レボルスライサー】もダメージ量に差が出る要因になるので撃つタイミングは見極める必要があるが、サポアタッカーがいる場合どうしても与ダメージが片寄るのでHPの減っていない個体へ当ててダメージ調整に使うと良い。
状態異常錬金はマヒが特に有効。マヒには連続耐性がなく、だが、幻惑や眠りも十分強力なため、何かしらの状態異常付きブーメランや腕防具を用意しておくとよい。
魔剣士は妨害手段に乏しいが、【邪炎波】や【ダークマター】により広範囲に安定したダメージを与えられる。
鎌装備なら高火力で一気に押し切ることができ、冥王のかまで足止めもこなせる。盾は装備できないので体上にブレス錬金、指に呪いガードの指輪を身に着ける必要があるが、【ハデスの宴】の【攻撃時HP回復】と邪炎波の組み合わせで耐久面はある程度カバーできる。なお、ダメージ調整や最後に残った個体への止め以外では【煉獄魔斬】や【黒炎帝の斬撃】といった単体技は使用しない方が良い。
【僧侶】は【スクルト】やフバーハを掛けておけば早々死者が出ることは無くなるため安定回復職として優秀。
【賢者】は【いやしの雨】【きせきの雨】がテールスイング対策になるがそれ以外に有効な補助がほぼ無く、更に範囲攻撃手段のイオ系呪文も無効化されてしまうことから適さない。
Ver.6.1野良で主流となっている構成は
占い師は独自仕様になったムチを装備することで、星と月の成功率の上昇と設置時間が延長されるようになったため、更に強力に。ただしこの場合は盾が装備できなくなるため、防御面が低下してしまい一長一短である。【星のタロット】【月のタロット】で行動を制限でき、【教皇のタロット】で補助、【塔のタロット】での闇属性耐性低下で魔剣士の援護や自身が使える【死神のタロット】の威力上昇にもつながる。【マッドスミス】系を入れて攻撃範囲を広げておくと良い。
サポート攻略
サポのみで攻略する場合は【カカロン】がフバーハ・スクルト2段階を(強化してあれば)一気に付与でき、自身も【めいどうふうま】などで均等に削りを入れられる【天地雷鳴士】でいくと安定して攻略ができる。
アタッカーには育てているのなら設定で範囲攻撃一本に絞れる仲間モンスターも有効。とくにさまようよろいは自身の硬さに加えて攻撃技を【いかずち】一本に絞れば均等に削ってくれるためおすすめ。
Ver.6.5後期で強化されたやみしばりは、アンドレアル特効と言ってもいい程の相性の良さを誇る。
通常のマヒよりも効果が長く耐性上昇も発生しない【呪縛】により、ほとんど行動させることなく一方的に攻撃が可能。【嘆きの霧】【怨念の霧】によるデバフもガンガン入る。
ダメージ上限が引き上げられた【冥府のひかり】も、状態異常の入りようにもよるが3000程度のダメージをばら撒けるため、火力役としても十分。
余談
FC版DQ4の再現なのか【即死】に完全耐性を持たず、【ザキ】や【どくばり】系の急所突きが効くことがある。
右手に【ブラッドピック】、左手に【聖王のナイフ】を装備した【踊り子】を中心に【ねむりのダンス】でタゲ以外を足止めしつつ通常攻撃連打することで倒すことも可能。
とはいえ、成功率は非常に低い上に各個撃破になるため実用性のある戦法とは言えない点には注意。敵が1体残った時や呼ばれてきた個体に試しにザキを撃ってみる程度に留めておくのが無難。またザキはヒット判定と即死するかどうかは別なのでミスが出たのにヒット判定により起こしてしまうことが多い。