概要
「レベル上げのために特定のモンスターだけを倒すのがつまらない」という意見から生まれたシステム。Ver.1.1から実装された。
同一モンスターを100匹以上倒すと【娯楽島ラッカラン】のメダル・オーナーの館にいる【隊長ウェルナー】から【ちいさなメダル】をもらうことができる。
ちいさなメダルの入手難易度の緩和とレベルアップの作業感を拭うことに成功した、非常に画期的なコンテンツである。
通称として「100匹討伐」「100体討伐」「100討伐」などとも呼ばれる。
数字の部分は増加していくため、Ver.4.5時点であれば、「1000討伐」と呼ぶプレイヤーも見受けられる。
隊長はラッカランにいるが、本部は【港町レンドア】に置かれていて、そちらでは別の討伐依頼を請け負っている。
ちなみに本部は酒場の横に併設されていて、鎧を着た連中に酒場を占拠されているようにしか見えない。
報酬に金を使いすぎて事務所を建てられないのだろうか……。
かつてはこちらのレベル上げや金策に応じた強さのモンスターから倒し、メダルをもらっていくのが精神的に楽だったが、Ver.4.5現在ではちいさなメダルの価値が大きく下がっているため、これ目当てで100匹討伐をおこなうのはまったく割に合わない。
レベル上げや白宝箱や宝珠目当てでモンスターを倒した副産物程度に考えておこう。
大討伐イベントや季節イベントと併用するのもいいだろう。
シンボルが少ないあるいは存在しない、ソロで狩るには強すぎる、交通の便が悪いなどの理由で非常に数を稼ぎにくいモンスターも存在するが、バージョンが進むにつれてこちらの強さも上がり、生息地が拡張されたり、ルーラポイントが配置されたり、討伐をおこないやすくする特技やアイテムが追加されたりするため、それらについては後回しにするのもよい。
【当て逃げ】の仕様修正や青宝箱の絶対数の減少、【太古のぬし】や【サイクロプス】などの湧き時間修正、あるいは【占い師】の弱体化など、討伐難易度が上昇する修正が入ったことも過去にはあるが、長い目で見れば緩和傾向にあるので、あまり個々の修正にはとらわれないほうがよいだろう。
数を稼ぐうえで【くちぶえ】、【エモノ呼び】及び【エモノ呼びの咆哮】は非常に有効。
当然ながら該当職を育て切っていると経験値または特訓スタンプがその分無駄になるため、うまく職は配分しよう。
ちなみにボスモンスターは基本的に一度しか戦わないからか、いくら倒してもメダルはくれない。
これは強ボスやピラミッドのファラオのように何度も戦えるモンスターも含まれる。
また、討伐モンスターリストに載らないモンスターも対象外となる。
ただし、【アークデーモン】や【ギガデーモン】、【異形獣】のように後でフィールド上に現れるものは、後のバージョンで対象とされることがある。
前の隊長はモンスターとの戦いで死亡したらしく、命日にその仇を討ってほしいという依頼書が見られる。
のちに【レンダーシア】にも進出し、【グランゼドーラ王国】に隊員が常駐している(【週替わり討伐クエスト】)。
さすがに【ナドラガンド】や【キュルルと行く世界】、【魔界】などには進出していない。
100匹討伐対象モンスターは以下の通り。
メタル系モンスターや【ゴールドマン】などのボーナスモンスター、【あくまのきし】・【セキバーン】などの【魔法の迷宮】限定モンスター、【ダークネビュラス】・【キラークリムゾン】・【大魔獣イーギュア】・【輝晶獣】といった称号持ちの通常ザコモンスター、【ゲノミー】・【タッピツ仙人】などのお供限定モンスターも含まれている。
Ver.1.1
このコンテンツが実装されたことで【ひらめきのゆびわ】の【ユニクロ装備】化や、ときのすいしょうを初めとしたメダル景品のバザー売りなど、ゲーム内に大きな影響を及ぼした。
実装当初はメダルを目当てに初期村付近にベテランの冒険者が大量に押し寄せたこともある。
もうひらめきのために、とうぞくのカギを手に各地を徘徊して黒箱をあける作業も今ではやらなくてもよい。
間接的にサポート仲間の装備の強化やルーラストーンの入手緩和につながり、新規にとっては非常にありがたい状況となっただろう。
なんと言ったって経験値稼ぎとして街の周辺のモンスターを300匹倒すだけでルーラストーンがもらえるのだから。
ちいさなメダルのクエストをこなした後、2枚は会話だけでもらえるようにもなったので、実質的には100匹でもらえる。
当初は100匹討伐したモンスターが一定数を超えると報酬を与えると予定されていたため、ある種のエンドコンテンツとして機能しており、強敵や【ケセランパセラン】、【メーダロード】といった討伐が難しいモンスターを討伐するためのプレイヤーイベントもおこなわれていた。
ちなみに実装当初は具体的にどのモンスターが対象なのか明示されていなかったため、転生モンスターや【じごくのもんばん】、【アークデーモン】などの限定モンスターも対象なのかどうかで議論が巻き起こっていたが、前者は【アルケミストン】の100匹討伐のスクリーンショットがアップロードされることで解明した。
Ver.1.2
討伐モンスターリストの名称にくぼみが付き、どのモンスターが対象なのか分かるようになった。
また、じごくのもんばんや【ゴードンヘッド】がレイダメテス以外にも配置され、100匹討伐が現実的に。
もっとも、当時こいつらを100匹倒そうとすれば7時間は軽く超えてしまうし、【メタルキング】のような当時は実質100匹討伐不可能なモンスターも実装されたのだが……。
Ver.1.3
同一モンスター200匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
また、【地中ゴーグル】の実装により、当時最難関モンスターの一角であった【マグマロン】を筆頭に、地中モンスターの討伐難易度は大幅に緩和された。
Ver.1.5
同一モンスター300匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
この時期に【みちくさコイン】が実装されたため、これを使ってミミックの100匹討伐をおこなったプレイヤーもいたようだ。
なお、100匹討伐が一定数到達すると報酬があるとされていたが、この時期におこなわれたディレクターリアル夜話において、見送りになったと正式に周知された。
Ver.2.0
同一モンスター400匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
初の大型アップデートにより、新規モンスター自体が大幅に増加。
一方でエモノ呼びの実装、レンダーシアの追加による生息地の増加により、多数のモンスターの討伐難易度が大きく緩和されることに。
特に【だいまじん】や【まかいじゅう】といった五大陸で討伐すると20時間を超えてしまうモンスターが数時間で終わるようになったのは大きい。
また、これまでは多数のシンボルがあったり、同時出現数が多い生息地を回って乱獲するのが定番だったが、シンボルがひとつしかない一方で、次に湧くまで3分程度かかるようなシンボルも候補として挙がるようになり、狩場の候補が増えた。
エモノ呼びでヘタに増やしてしまうと返り討ちになったり、乱獲するほうが早かったり、呼んでいる隙に逃げてしまうモンスターなども存在し、すべてのモンスターについてエモノ呼びが最適解になったということはない。
【きせきの香水】実装によって転生モンスターの討伐難易度も大幅に緩和されたが、この時点でカジノコイン1500枚はなかなか貴重であったため分散狩りは盛んではなかった。
Ver.2.2
同一モンスター500匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
【王家の迷宮】や真のピラミッド実装により、メタルキングやゴールド系モンスター、一部の宝箱限定モンスターの討伐難易度も緩和。
他方でダークネビュラスが実装。100匹討伐の大きな壁として立ちはだかる。
Ver.2.3
【スレア海岸】に出現する【しびれくらげ】などの弱いモンスターは同時に6体以上出現するのでそれらに関しては5大陸で狩るよりも早く効率よく500匹討伐が可能に。
なお、【モンスターバトルロード】が実装されたが、このコンテンツに出るモンスターはカウントされないので注意。
Ver.3.0
同一モンスター600匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
他方、【すごろく】の実装によりきせきの香水の入手難易度が大きく下がり、転生モンスターの100匹討伐も現実的になった。
香水を使っておよそ3000回戦闘すれば100匹討伐が可能である。
Ver.3.1
討伐リスト100種類毎に50枚ものちいさなメダルがもらえるようになった。
【メダルローラー問題】からのちいさなメダル入手難易度緩和で、メダルの価値は大きく下がり、ある程度の冒険を進めたプレイヤーにとっては、メダル目当てにこのコンテンツをおこなう意味は消滅した。
コンプリート目的にごく一部のプレイヤーが積極的におこなっている程度である。
しかしコンプリートするにあたっては、このバージョンで実装されたキラークリムゾンは、50回分の応援メンバーと討伐メンバーと消費アイテムの調達・宝珠のハードルが非常に高い・狩場が込んでいるなどの理由により、最難関モンスターとして立ちはだかった。
討伐難易度は下がっているものの、Ver.4.5時点でもいまだ最難関モンスターである。
Ver.3.3
同一モンスター700匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
Ver.3.4後期
同一モンスター800匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
また、まもの使いにエモノ呼びの咆哮が実装され、呼べるモンスターであれば難易度がさらに緩和された。
初期村近辺の弱モンスターであれば、フレンドと組んで一斉にエモノ呼びの咆哮をおこない、残りがムチなどで通常攻撃をおこなうとあっという間に100匹討伐が可能となる。
Ver.4.0
同一モンスター1000匹以上討伐でもちいさなメダルがもらえるようになった。
Ver.4.3
新職業の遊び人とともに専用特技のくちぶえが実装。
技の性質はエモノ呼びとほぼ同等だが、おまけでメタルスライム、はぐれメタル、メタルキングの中から1匹がついてくることもある。
また必要スキルポイントも、あちらが100なのに対しこちらは48と大幅に軽く、初期レベルの関係で転職した瞬間に習得することも可能。