【しんぴのよろい】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:55:10

概要

DQ5で初登場した鎧。毎ターン終了時にHPを回復する効果がある。
回復効果に加え守備力も高めなので、登場する作品では最強クラスの防具になっていることが多い。
デザインは作品ごとに何度も変更が加えられており、重厚な鎧だったり、妙に露出の高い軽装鎧だったりするが、胸部に大きな宝石をあしらった神秘的なデザインという点では一貫している。
 
ヒーローズでは、この鎧の特性を持った【しんぴのオーブ】が登場する。

自動回復について

このよろいの魅力と言えばやはり自動回復効果。
打撃も含めたすべての攻撃に擬似耐性を持っていると考えることができるため非常に強力な防具ではあるが、若干注意も必要になる。
 
耐性による軽減は、当たり前だが攻撃を受けるごとに軽減の効果を発揮する。
例えば、吹雪ブレス攻撃を20ポイント軽減する防具の場合、凍える吹雪を1回受けるごとに20軽減できる。
1ターンに凍える吹雪を2回受ければ、ダメージ軽減量は合計で40になる。
 
一方毎ターンHP回復の効果は、1ターンにおける回復量は常に一定。
そうくれば当然だが実質的なダメージ軽減量はそのターンに攻撃を食らった回数で変わるわけで、1ターンにおける被攻撃回数が2回だと半分に、3回だと1/3という具合で、相手の手数に反比例してしまうのだ。
例えば、凍える吹雪を1ターンに2回受け、最後にHPが30回復した場合、吹雪1回における実質的なダメージ軽減量は15ということになる。
複数出現する雑魚敵はもちろん、行動回数の多いボス戦でもこのケースは十分起こりうる。
 
また、HPが回復するのはターン終了時なので、単純にこの効果が発動しないことがある。
ダメージは受けたものの1ターンで戦闘が終了した、敵の攻撃が非常に激しく味方キャラが1ターンで瞬殺されてしまった、といったケースが該当する。
 
これらの例のように、必ずしも耐性持ち防具より優れているとは限らないため、状況に応じて装備の付け替えを行うのがベター。
回復効果は便利だが、状況を選ぶ防具と言えるだろう。
 
逆に、受けるダメージが少ない戦闘では受けたダメージ以上の回復ができることもある。
相手を行動不能にしたり、受けるダメージを抑える手段を用いれば、耐性防具よりも強力になりうる。
【きせきのつるぎ】などと組み合わせれば効果はさらに上がるだろう。
そういう意味でも、耐性つき防具との違いをしっかり考えよう。
 
弱い相手にわざと戦闘を長引かせて、HPを大きく回復させることもできる。
また、普通に装備しているだけでも強い防具だが、自動回復という点を活かして、【マドハンド】などを相手とした【オートレベルアップ】にもよく使われる。

DQ5

守備力75、回復量は30。
【主人公(DQ5)】【男の子】と、【スライムナイト】等の剣士系の【装備グループ】(リメイク版のEグループ)の仲間モンスターが装備可能。
【ちいさなメダル】21枚と交換で入手可能。
交換制なので、プレイスタイルにより入手タイミングが大きく異なるが、最速だとチゾット~グランバニアあたりになる。
【きせきのつるぎ】を優先すると、入手タイミングはかなり遅くなり、【はやぶさのけん】との両立はモンスターのアイテムドロップに頼らないと届かない(ただし、必ず落とす【ミミック】を漏らさず倒していけば十分に足りる)。
 
後の作品と比べると回復量は控えめだが、今作では他の防具の耐性も全体的に抑えめであり、
専用装備のないスライムナイト等の仲間モンスターにとってはこれを最強の鎧としても問題はないだろう。
きせきのつるぎと併用すれば、生半可なダメージはあっさりリカバーできる。

リメイク版

小さなメダル28枚と交換になった。
また、【謎のすごろく場】の宝物庫でも手に入るようになった。
 
【フローラ】or【デボラ】を結婚相手に選んだ場合は、青年期後半の【カボチ】村を夜に訪れると【ルドマン】からの贈り物として手に入る。
この鎧を持ってきた使者は主人公たちが【サラボナ】を旅立ってからその後を追ったが、道を迷いに迷って(最低8年間)ようやく追い付いた、というか主人公側に見つけてもらえたらしい。
 
DS版以降では属性攻撃ダメージに関する計算が変更されたため、自前の耐性持ちの仲間モンスターにとっては耐性防具の性能が下がってしまう(詳しくは【耐性(防具)】の項目を参照)。
しかしこの鎧の回復効果には仕様変更の影響がないため、Eグループの最終装備としてますます有用性が高まっている。

DQ6

守備力75、回復量は50。
重厚な鎧と言うより装飾品のような外見であるためか性別を問わず人間キャラ全員が装備可能で、仲間モンスターでは【ファーラット】(Bグループ)および【くさったしたい】(Dグループ)の【装備グループ】が装備できる。
DQ5同様ちいさなメダルの景品(60枚)であり、最速で【さいごのかぎ】入手後(つまり【マーメイドハープ】入手直後)に貰うことが可能。
累積枚数制に変わったため、メダルを集めていけば必ず1個は入手することになる。
その他では【お楽しみダンジョン】でも入手できる。
DQ5から回復量が20も上がっており、盾の耐性も加味すれば【マヒャド】クラスも相殺可能と非常に強力。
【勇者】が装備しているなら、職業特典と合わせてさらに回復が可能。
本作では【アストロン】と併用すると、鉄化しているターンにも回復できるという、強力すぎる仕様がある。
 
最終的には、男性陣には【メタルキングよろい】があるので、【ドラゴンローブ】を回せなかった方の女性キャラに装備させるのが良いだろう。メタルキング鎧をうまく調達できなかった場合には、チャモロに装備させることも選択肢に入る。
 
確実に無料で入手可能でかつ人間キャラが男女問わず全員装備できることもあって【ベストドレッサーコンテスト】用の装備としても非常に優秀。
素のかっこよさが55もある上にきせきのつるぎとの組み合わせで+40のボーナスを得られる。
きせきのつるぎを【おしゃれなかじや】で叩き直していれば装備2枠で合計146も稼ぐことが可能。
盾・兜・装飾品の枠を自由に使えるため、主人公やミレーユがうまく使いまわしていけばランク6まで、装備グループDのメンバーがいるならランク7も悠々と突破できる。

リメイク版

【スライムスカウト】のメンバーはどのキャラも装備できないため、人間専用になった。
回復量が30に下げられている。
また、アストロンとの併用は不可能になった。

DQ7

守備力75、回復量は50。
【コスタール】【カジノ】景品になっている。【ガボ】以外が装備可能。
 
やはり今作でも最強クラスの鎧。しかもカジノでコインが稼ぎやすいこともあり、かなりお手軽に人数分揃えられる。
カジノ景品とはいえ、そんな防具が終盤入ってすぐに入手できるのだからありがたい。
ドラゴンローブも早いことで有名だが、こちらはさらにその上をいく。
今作では特に【プラチナキング(職業)】との相性がいい。
DQ6と同様に、アストロンとの併用も有効。

リメイク版

やっぱりアストロンとの併用が不可能になった。
また、上位版の【真しんぴのよろい】が登場している。

DQ8

守備力84、回復量は30。
ちいさなメダル75枚の景品で入手できる一品物。
【竜骨の迷宮】【薬草園の洞窟】にある3枚で丁度75枚になるが、【海賊の洞窟】の入り口で拾える1枚で代用可能。
【主人公(DQ8)】【ククール】が装備できる。
本作にはアストロンはないが、【だいぼうぎょ】と併用することでほぼ同様の戦法が可能。
 
カジノの景品の【はぐれメタルよろい】とそれを錬金して作るメタルキングよろい、性能に癖の強い【ミラーアーマー】を除けば、クリア前の主人公にとって最も守備力の高い鎧となる。
 
売値は7750G。

3DS版

錬金で上位品の【しんぴのよろい・改】を作れるようになった。
他の必要材料は【まもりのルビー】【命の指輪】

DQ9

守備力46、回復量は25。
ちいさなメダルの景品及び、【ブラッドナイト】からのドロップで入手できる。
【いやしのうでわ】【まもりのルビー】と錬金することで【しんぴのよろい改】に強化される。
 
いやしのうでわと一緒に装備しても効果は重複しないので、この鎧を装備する時は他の装飾品に付け替えておこう。

DQ11

【主人公(DQ11)】【カミュ】【シルビア】【グレイグ】が装備可能な鎧。
うち直しに必要な【うちなおしの宝珠】は20個。

-+1+2+3
守備力100106113120
HP自動回復30

【ネルセンの迷宮】【試練の里への道】の宝箱に入っている。
守備力3桁と決して弱くないものの、各キャラの最強クラスの装備が揃っていく最終盤においては抜きん出た守備力ではない。
また、過去作では高いかっこよさを誇っていたのだが、本作では特に魅力も上がらない。
例によって無耐性であり、回復量も今後戦っていくボスの強さからすると物足りず、鍛冶で打ち直しても増えない。
今作の体防具は過去シリーズに比べると全体的に耐性が低めでもあり、クリア後直後の全属性耐性の鎧・ローブだと15~20%が限界で、被ダメに換算すると1ターンにつき150前後の属性付きダメージであれば、これらのダメージ軽減率とこちらの回復量はほぼ同じになる。
が、本作はダメージのインフレによって、終盤以降はこれを上回るダメージがバンバン飛び交うので、結局耐性が低くとも属性耐性の鎧やローブを着た方が良いことが多い。
 
入手時期が最終盤になったことでやや扱いが難しい装備となっているのはたしかであり、守備力98で全属性耐性18%持ち、入手手段も豊富なはぐれメタルよろいと比較すると正直キツイところはある。
ただ、もとより耐性付きの防具に恵まれないカミュなら話は別、最終的な装備が手に入るまでの繋ぎになる。
ここまでのカミュが装備できる耐性装備には【エンペラーコート】【メタスラよろい】、PS4版なら【はぐれメタルベスト】もタダで手に入るが、これら相手であれば無耐性による減点を考慮しても付け替える価値はある。
また今作では【いやしのうでわ】と一緒に装備すると効果が重複するので、併せて装備すれば心強いだろう。

バトルロード2

第二章から登場。
上昇するステータスは、かしこさ+5 みのまもり+48。
 
装備すると、打撃耐性が上がるが、全ての攻撃呪文の耐性が下がるので、【みかがみのたて】といった攻撃呪文を防ぐ盾があると便利。
【戦士】【バトルマスター】が装備するとターン終了時、HPを約50回復することがある。確率的には50%ぐらい。
他の職業では自然回復しないので注意。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.30
レアリティトレジャー
カテゴリーレジェンド
コレクション伝説の防具
標準価格19,000,000G

ライバルズ

僧侶の交換所で入手できるトークンカード。ライバルズでは防具システムがないため特技として扱われていた。

2コスト
この対戦の間味方リーダーは「自分のターン終了時味方リーダーのHPを2回復する」を得る

原作同様に、ターン終了時にHPを微量に回復してくれる。交換所はデッキに2枚入れられるため2つ装備すれば毎ターン4回復、タバサなどの効果で再利用すれば回復量は累積する。実際には、普通の対戦では1枚使用するのがやっとのことであった。