【ガルダンディー】

Last-modified: 2023-11-27 (月) 14:24:07

竜騎衆
【ラーハルト】―【ガルダンディー】―【ボラホーン】

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。
【バラン】の側近【竜騎衆】の一人であり、空戦騎を任されている。年齢は人間に換算して20歳前後。
旧アニメでは終了の都合上デザインはあったが出番はなかった。2020年の新版では登場。CVは木村昴(DQ10の【メドナム】役)。
 
鳥人族でありながら竜使い(【ドラゴンライダー】)であり、バランに選ばれたエリートモンスターである。
【ボラホーン】はトドマン、【クロコダイン】はリザードマンのボツバージョンが元ネタだが、こいつらと違って明確な元ネタモンスターが存在しない。見た目的には【バードファイター】系統が近いが、当時こいつはいなかったので【ホークマン】系がベースと思われる。名前は【ガルーダ】からだろうか?
同じような種族ではロトの紋章に【バークート】がいる。
竜騎衆では唯一ドラゴンに乗って戦うシーンが明確に描かれているため、いわば「竜騎衆としてのステレオタイプ」を演じるという、読者に竜騎衆という存在をシンプルに理解させる重要な立ち位置でもあった。
 
武器はレイピア型の細身剣【スパイラル・ソード】を所持。
また頭部の羽は手裏剣のようにも使え、「ピッ」という音と共に引き抜き、相手に投げて刺すことで相手の力(「赤い羽」は体力、「白い羽」は魔法力)を奪うことができる。
明確な名称が無かったが、星ドラにてそれぞれ「レッドフェザー」「ホワイトフェザー」とそのまんまな名がつけられた。
後に【アバン】が使用した【ゴールドフェザー】【シルバーフェザー】と見た目や使い方が似ているが、どこかで会ったとも考えにくいので同じような発想をしたのだろうか?
 
白い羽は3本、赤い羽は6本抜かれ、白い羽は2本、赤い羽は3本ポップに突き刺さった。
刺さった羽は並大抵のことでは抜けず標的の魔力や体力を吹き出し奪い続ける(赤い羽の方は、原作では直接血液を吹き出すような描写であった。新アニメでは白い羽同様、赤い光の粒が吹き出る演出に変更された)が、【ヒュンケル】の剣で切り裂かれたことでようやく効力を失った。
ちなみに羽を投げるときは右手を使い、ポップに止めを刺すときも右手を使っているが、その場合は剣を左手に持ち替えて斬っているので両利きのようだ。
 
なおボラホーン同様、【ダイ】が彼の顔を見ることは一度もなかった。

性格

若さも手伝ってか、残忍で身勝手な問題児。人間のことは「ドブくせぇ存在」と完全に舐めきっている。
笑い声は「ククククク」「クハハハッ」「クワーックワックワッ」。
バランが到着するまでの間「ウォーミングアップ」と称して近隣にある【ベンガーナ】の町を襲撃して短時間で大勢の犠牲者を出しており、直接的な残虐さでは作中随一である。
 
この行為は待機命令を無視して独断で行ったもので、ボラホーンに制止されるも【ラーハルト】曰く「いつものこと」とのことで、バランも放任しているようで特に咎める様子もなく、「狼煙代わりにちょうどいい」と不問にしている。普段の彼がいかに奔放に振る舞っているかを伺わせる。
なお新アニメ版では尺の都合か町を襲うシーンはカットされたが、出陣時に竜騎衆のドラゴン3匹が並んで吠えるシーンをよく見ると背景に黒煙が立ち上っているので、ベンガーナを襲撃していたのかもしれない。
 
竜は単なる乗り物といった感じの態度の他のメンバーと違って、彼が乗っている【スカイドラゴン】のルードは心を通わせた友達にして兄弟同然の存在でもあり、互いに信頼し合っている。
そのため【ポップ】にルードを殺されたときは見境なく怒り狂い、その形相は仲間すら「イカれてる」と評するほどだった。
 
この怒りはルードの死因がガルダンディー自身の慢心というのもある。
戦場において敗れた者が命を失うのは仕方のないことだが、この時点のポップはバランやラーハルトはおろかガルダンディーやボラホーンと比べても遥かに格下で勝とうと思えば簡単に勝てた……というか、このときポップは槍の真上に放り投げられて万事休す。つまりほっといても数秒後には串刺しになって死んでいた。
足止め目的は明白であったしさっさと始末して上司に合流すべきだったのに、こいつは「久々の獲物だからじっくり痛め付けたい」と指令よりも嗜好を優先してわざわざ掬い上げている。
そもそも戦う必要すらない格下を遊び半分で延命し、さらに迂闊な行動をとった結果、相棒を死なせてしまった……
となればそれは100%こいつの自業自得だが、彼の激高ぶりは最愛の存在を失ったショックゆえ。そこは人間も魔族も変わらないのだろう。
 
ただその割にはヒュンケルが現れた際は、ポップを戦わせようとするヒュンケルに対し「てめえが戦えよォォ!」と発言しており、直前にポップに対して向けていたはずの怒りがズレてしまったかのような描写がなされている。
怒りに我を忘れ、腹立ち紛れでヒュンケルに八つ当たりしたとでもいったところだろうか。
全体的に感情に振り回されやすいところが戦士としての欠点といえる。

戦歴

バラン達の足止めに単身立ちはだかったポップを「自殺志願者か?」と嘲笑、【ベタン】の奇襲からルードと共に回避しポップを叩き落とす。
 
ボラホーンに仕留められる寸前だったポップを拾い上げて「オモチャ」呼ばわりしてルードに締めあげさせて弄んだが、瀕死のポップが打った泣き言の演技にのって頭を噛み砕こうとしたルードは【ベギラマ】を口内に受け、逆に頭を吹き飛ばされて倒されてしまう。このシーンは本作随一の残虐シーンとなっている(新アニメでは吹き飛んだ頭部は描かれず)。
 
ルードの死に泣き叫んでいた際には「てめえらだって何人も人間を殺してきただろうが!?」とポップに罵られ、自身が最も見下す存在と最愛の兄弟分を同列に語られたことに怒り狂った。そのときの形相はポップが恐怖したほど。
その後上記の羽根でポップを消耗させ剣で切り刻んで嬲り殺しにしようとしたものの、トドメの瞬間、駆けつけたヒュンケルの【ブラッディースクライド】によって肩を撃ち抜かれて大きな傷を負ってしまう。
二人まとめて相手にしようとするがヒュンケルの挑発に乗り再びポップとの一騎打ちをする。
満身創痍なポップなど秒殺できると見ており、【トベルーラ】を使うポップに対し空中戦を挑む無謀を指摘し翼を広げ対抗。
しかし、ブラッディースクライドで肩だけでなく翼も撃ち抜かれていたためか、途端に片翼が千切れ飛び体勢を崩す。
そこをポップが上を取り、残る全魔力を使った【イオ】を顔面に叩き込まれて墜落、そのまま死亡した。
慢心、油断により散々手痛い目にあったにもかかわらず、最期までもが自身の状態を見極めなかったが為に、自分の得意フィールドで魔力のほとんど残っていない魔法使いに敗れる結果となった。
 
死んだ後はバランによって手厚く埋葬され竜の血も与えられたが、生き返ることはなかった。
もっとも、仮に生き返っていたとして、この問題児がダイに付き従う姿はなかなかに想像しがたいものではあるが。

星ドラ

コラボイベント本編ではなく強襲!竜騎衆!の一番手として登場。
単体に猛毒を与える「レッドフェザー」とCTを下げる「ホワイトフェザー」、バギクロスや全体会心+転倒効果の「突撃攻撃」を使用する。
漫画でポップにイオで倒されたためかイオ属性に弱い。

ドラけし!

ダイ大イベント第三弾「激突!超竜軍団」で登場。
ドラ消しは限定ドラポンから排出され、星4の赤属性。スキルはバギクロス。

敵としては後半ステージのテラン王国へで登場。
ステージクリアすると原作とは違い、ポップを圧倒したのち駆けつけたヒュンケルに倒される。

クロスブレイド

第4弾で初カード化。【スーパーレア】【ドラゴンレア】の2種が存在する。
5弾では【レア】で登場。
属性はもちろん超竜。ステータスがラーハルトと非常に似通っており、攻撃・魔力・素早さに長けるが防御は低い。
必殺技はレッドフェザーストーム。
 
4弾ドラゴンレアのガルダンディーは、ルードをイメージしているのか味方にスカイドラゴンが存在すると攻撃を中アップできるスキルを持つ。
また同弾のスカイドラゴンもガルダンディーが味方にいることにより超竜属性の攻撃をアップできるスキルを持つためまさに2体は一心同体。
使用する際には是非とも2体を組んで使いたい。

インフィニティストラッシュ

5章で登場。ポップを操作して戦うこととなる。
バランの如く攻撃の出が速く、高速で突撃までしてくる。

チャレンジモードの竜騎衆への挑戦では先鋒を務める。

魂の絆

原作通り【ボス級モンスター】として登場。

空戦騎ガルダンディー

原作再現ストーリー【竜の軌跡】第8章でボスとして登場。言語切り替え時の英語表記は「Sky Rider Galdandy」。