概要
敵を麻痺させ、長時間動きを止める攻撃が持っている【属性】。 →状態変化【麻痺】
DQ3にて、状態変化としての麻痺を引き起こす攻撃が登場(後述)。
ただし、これに対応する「属性としての麻痺系」はまだ設定されていなかった。
DQ5にて麻痺をもたらす攻撃に属性が付与されたが、敵や仲間モンスターの麻痺耐性は【ザキ系】と同じだった。
ただし、装備による耐性補強はザキと麻痺で別(麻痺の耐性補強は不可能)。
DQ6以降、ザキ系とは別に麻痺系の属性が設定されるようになった。
該当呪文
【シビー】、【シビリーニョ】
他のRPGでは麻痺魔法は昔からありふれた物であった中(ファイナルファンタジーシリーズの「スタン」、「ホールド」など)、意外にもドラクエシリーズでは長い間麻痺魔法は存在しなかった。
(一応、DQMSLでは「始原の雷撃」等、追加効果で麻痺させる攻撃呪文がいくつか存在する)
しかしDQM3でついにシビー系として実装された。
「シビー」「シビリーニョ」があり、前者は単体に、後者は全体に効果がある。
該当特技
【まひこうげき】、【やけつくいき】、【蒼天魔斬】、【しびれ打ち】、【しばり打ち】、【愛のムチ】、
【天使の眼差し】、【魔女のまなざし】、【みわくの眼差し】、【悪魔ばらい】、【怪光線】、【にらみ】
DQ3で麻痺攻撃と焼けつく息が初登場(DQ4までは無属性)。
しびれくらげや地獄の騎士をはじめ、その後の作品でも多くの敵が猛威をふるった。
DQ7までは、基本的に麻痺属性の特技はその2種類だけであったが、
リメイク版を除いて、DQ6以前の麻痺は自然回復せず全滅の危険もあったために、
多くのプレイヤーが恐怖したはずである。
DQ7以降、自然回復するようになったので危険度は下がったが、それでもなお数ターン動けないのは危険である。
DQ8では、味方が使える有用な特技が多く登場した。蒼天魔斬はAIが大好き。
魅惑の眼差しは、消費MPがわずか4と燃費が良く、
さらに攻撃範囲が敵全体であり、ダメージ自体には属性が無いことにより、
メタル系スライムを除きどんな敵にも確実にダメージが与えられるので、非常に便利。
あの凶悪な【黒鉄の巨竜】にも普通にダメージが通るのは有名である。
なお、焼けつく息は作品によっては敵が使用した時に貫通力が高くなる、珍しい特技である。
その特殊な仕様上、マジックバリアが効かない作品もあるので、注意が必要。
なお、DQ6に登場する【ムラサキのひとみ】は、効果は麻痺だが耐性の影響を受けないためここには該当しない。
該当道具
【どくがのナイフ】(追加効果、作品によっては耐性に関係なく麻痺)、
【まじゅうのキバ】(追加効果)、【じごくのおおかま】(追加効果)